| 2012年03月11日(日) |
キラー・エリート、サイタマノラッパー3、決闘の大地で、キリング・フィールズ、ジョン・カーター、三重スパイ+製作ニュース |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『キラー・エリート』“Killer Elite” 1980年代の国際情勢を背景に、暗躍する暗殺者の姿を描いた 実話に基づくとされる作品。 物語の発端は1980年メキシコ。主人公のダニーは、師匠のハ ンターと共に権力者の暗殺を敢行するが、権力者の車に同乗 していた目撃者となり得る少女に向かって引き金を引くこと ができなかった。 このことから引退を決意したダニーは、オーストラリアの荒 野に身を潜め、彼の素性を問わない恋人の女性と共に静かに 暮らしていた。しかし1年後、彼の元に1通の手紙が届く。 そこには捕えられたハンターの写真が同封されていた。 その写真を脅迫と判断したダニーは、手紙に指示されたアラ ビア半島オマーンの砂漠へと向かう。そして彼がハンターの 命と引き換えに依頼されたのは、英国特殊部隊SASの元メ ムバーの暗殺だった。最強と言われるSASの、しかも組織 に守られた標的への挑戦が始まる。 出演は、『トランスポーター』シリーズなどのジェイスン・ ステイサム、2009年3月紹介『ザ・バンク』などのクライヴ ・オーウェン、そしてオスカー俳優ロバート・デ・ニーロ。 さらに、2000年『M:I-2』などのドミニク・パーセル、今年 第5シーズン目を迎えた人気シリーズ“Chuck”でヒロイン を務めているイヴォンヌ・ストラホフスキー、2011年11月紹 介『アニマル・キングダム』などのベン・メンデルソーンら が脇を固めている。 物語は、サーの称号を持つ作家のラヌルフ・ファインズが、 1993年に発表したノンフィクション“The Feather Men”に インスパイアされたもの。原作にはSASの元メムバーたち による秘密組織の存在が暴露されているが、イギリス政府は それを全面否定しているものだそうだ。 因に、SASのオマーン内戦への関与は公式に知られている ものだが、映画はその後の情勢を描いている。しかもそこに は秘密組織Feather Menの暗躍が描かれ、イギリス社会の今 まで知られていなかった新たな闇が登場するものだ。 SASと言えば、アメリカ陸軍デルタ・フォースの手本とも なった精鋭部隊で、従来はその活躍が英雄的に描かれること も多かったが、その裏ではこんなことも行っていたという… 正に現実にありそうな物語だ。 しかもその映画化に、英米を代表する3人のスター俳優が顔 を揃えているのだから、そのリアルさも抜群と言える作品だ った。
『サイタマノラッパー(SR3)/ロードサイドの逃亡者』 2010年5月紹介『サイタマノラッパー2』の続き。 第2作だった前作は、第1作のキャラクターが狂言回し的に 登場はするものの、主人公は別に設定されて単独でも観るこ とができるものだった。それに対して本作は、第1作に登場 して第2作には出てこなかったキャラクターのその後を描く もので、第1作との関りはかなり強い。 しかし物語は、そのキャラクターが落ちて行く人生の中で、 もがき苦しむ姿を描いて行くもので、それ自体にはさほど前 との関りはないから、本作の巻頭で描かれた説明を観れば大 体了承できるものだった。従って本作も単独で鑑賞できるも のだ。 ただし展開は、音楽シーンでの成功を夢見て東京に出てきた 若者がやくざ紛いのグループに取り込まれ、甘言に振り回さ れる姿を描くもので、正直なところはあまり心地良いもので はない。 そして若者は故郷にも帰れず栃木に辿り着くが、そこでも凋 落は止まらず、ついには重大犯罪にも手を染めてしまう…。 それはそれなりに社会的なテーマも含んでいるが、結局のと ころ真の悪は野放しのままで、それはどうかなあとも思って しまった。 でもまあ主人公の若者の過ちはそれなりの決着に至るから、 それはそれで了解するしかないのだろう。しかし真の悪にも それなりの制裁が加えられれば、もっとすっきりとした話に なったような気もするが。 それと肝心のラップがクライマックスなのは良いのだが、こ れはできればその前のコンサート会場でやって欲しかった。 つまり窓越しではなく、舞台の上と下とでの掛け合いになれ ばもっと盛り上がったのではないかとも思えたものだ。 そして最後、去り行く友に向かって「しっかり勉強して帰っ て来いよ」という括りになれば、もっと恰好よく納まった気 もするが… 出演は第1作に出ていたという奥野瑛太、それに全3作に登 場の駒根木隆介と水澤伸吾。 さらに舞台出身で映画デビューの斉藤めぐみ。他に、2010年 8月紹介『桜田門外ノ変』などの永澤俊矢、2011年6月紹介 『ムカデ人間』などの北村昭博、たけし軍団のガンビーノ小 林、そして美保純らが脇を固めている。
『決闘の大地で』“워리어스 웨이” 今年1月紹介『マイウェイ』などのチャン・ドンゴンの主演 によるアメリカ西部が舞台のちょっとファンタスティックな 要素もあるアクション作品。 なお、本作はアメリカのデータベースではニュージーランド 作品となっており、オリジナルタイトルは“The Warrior's Way”とされているが、主演と監督以下の主要なスタッフは 韓国人で占められており、僕のサイトでは韓国映画として扱 うことにする。 物語の始まりは韓国。互いの殲滅を目指してきた2つの陣営 の一方が勝利し、主人公は最強の戦士となる。しかしそれま での最強の戦士を倒したとき、彼はその傍らにいた幼い敵陣 営の姫を殺すことができなかった。 そのため味方からも追われることになった主人公は、赤ん坊 の姫を連れてアメリカの西部へと逃れるが、そこにはまた別 の戦いが待ち受けていた。そして彼の背後には、韓国からの 刺客の軍団も迫ってくる。 まあお話は単純明快。主人公には「子連れ狼」の雰囲気もあ ってコミックスの原作でもあるのかと思ったが、脚本はオリ ジナルのようだ。そんな主人公をドンゴンが気持ち良く演じ ている。 そしてそのドンゴンの周囲を、2006年7月紹介『スーパーマ ン・リターンズ』などのケイト・ボスワース、『POTC』 シリーズのジョフリー・ラッシュ、2007年4月紹介『鉄板英 雄伝説』などのトニー・コックスらが固めている。 さらに2009年6月紹介『30デイズ・ナイト』などのダニー ・ヒューストン、2008年11月紹介『三国志』などのティ・ロ ンらが出演。 脚本と監督は、ニューヨーク大学映画科を卒業後、韓国国際 大学芸術学部の創設に関り教鞭も取ったというイ・スンム。 すでに数多くの作品で脚本を手掛け、映画賞も受賞している 脚本家の満を持しての監督デビュー作となっている。 また、撮影には2007年10月紹介『ユゴ|大統領有故』などの キム・ウヒョンが当る一方、VFXは2007年9月紹介『イン べージョン』などのジェイスン・ピチォ−ニが担当し、アク ション監督を2011年6月紹介『AVN』の下村勇二が担当す るなど、国際的な陣容も集められている。 なおアクションには日本刀による剣戟シーンが多く登場し、 ドンゴンはなかなかの剣捌きを見せていた。
『キリング・フィールズ/失踪地帯』 “Texas Killing Fields” 『アバター』のサム・ワーシントン、2011年6月紹介『シャ ンハイ』などのジェフリー・ディーン・モーガン、それに、 『ヒューゴの不思議な発明』のクロエ・グレース・モレッツ が共演するクライムサスペンス作品。 物語の舞台は、テキサス州のガルベストン湾に臨むテキサス ・シティ。その郊外にはキリング・フィールズと呼ばれる湿 地帯があり、そこは遺棄された死体の発見が困難な犯罪の温 床にもなっていた。 そんな町の警察に務める2人の刑事、地元出身熱血型のマイ クと、ニューヨークから来た冷静なブライアンは、連続する 少女失踪事件を追っていたが、遺体は湿地帯に遺棄されたの であろうその事件の手掛かりはなかなか掴めなかった。 その一方でブライアンは、湿地帯の近くに住む心に傷を持つ 少女リトル・アンを気に掛けていたが、男癖の悪い母親にも 疎まれるアンはいつも1人で町を彷徨っていた。そしてその アンが失踪する。 刑事の勘でアンが事件に巻き込まれたと判断したブライアン は、ただちに犯人が携帯電話を使った湿地帯に向かうが… 共演は1月紹介『ヘルプ・心がつなぐストーリー』の演技で アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャ スティン。他に、2011年7月紹介『デビルクエスト』などの スティーヴン・グレアム、2011年8月紹介『ウィンターズ・ ボーン』や1990年『ツイン・ピークス』のシェリル・リーら が脇を固めている。 脚本は、2006年12月紹介『デジャ・ヴ』などのアソシエート プロデューサーを務めたドナルド・F・フェラローンが、製 作者のマイクル・マンと共に長年温めてきたもので、実在の 地域での60年に渡る犯罪記録の実話に基づいているとのこと だ。 そして監督は、製作者マンの実の娘のアミ・カナーン・マン が担当。父親譲りの女性とは思えない骨太な演出ぶりだが、 時折見せるなるほどと思わせる優しさが素晴らしい効果を上 げていた。
『ジョン・カーター』“John Carter” SFファンには懐かしいエドガー・ライス・バローズ原作の 冒険ファンタシーが、ウォルト・ディズニーの生誕110周年 記念作品として超大作で映画化された。 物語の発端は1881年。1人の若者が、大金持ちだが人嫌いの 叔父ジョン・カーターから緊急の呼び出しを受ける。しかし 彼が叔父の邸宅に駆けつけたとき、すでに叔父の遺体は外か らは開けられない霊廟に納められた後だった。 そして叔父の日記を託された若者は、そこに綴られた驚異の 物語を知ることになる。それは遡ること13年前の1868年。元 南軍の英雄だったカーターは、新たに創設された騎兵隊から の誘いも断わり、アリゾナの荒野を彷徨っていた。 そんなカーターは、ある事情から騎兵隊とアパッチ族の双方 に追われ、逃げ込んだ洞窟の奥で何者かに襲われる。そして 昏倒したカーターが目覚めたのは、赤茶けた大地の広がる見 知らぬ土地。しかもそこでカーターは驚異的なジャンプ力を 身に付けていた。 ということでジョン・カーターの火星での大冒険が始まるの だが…。何というか、昔読んだバローズの印象と何処となく 違う。それは昨年12月に紹介したときにも薄々感じてはいた のだが、映画化に当って補充された心理描写が印象を変えて しまっている感じだ。 ただまあ、日本でもアメリカでもいまさらバローズなんて… という観客は多いのだろうし、新たなファンタスティック・ アドヴェンチャーとして観て貰えればそれで良いのだろう。 こんなことに引っ掛かるのは年寄りだけとしたい。 出演は、2006年9月紹介『スネーク・フライト』などのテイ ラー・キッチュ、2008年5月紹介『BUG』などのリン・コ リンズ。他に、ウィレム・デフォー、サマンサ・モートン、 マーク・ストロング、トーマス・ヘイデン・チャーチらが脇 を固めている。 また『スパイ・キッズ』シリーズで弟ジュニ・コルテス役の ダリル・サバラが、原作者エドガー・ライス・バローズの役 で登場している。 映画製作の経緯などは、サイトの2002年5月1日付第14回や 2007年2月1日付第128回などでも紹介しているので参照し て欲しいものだが、兎にも角にも映画化の第1作は、原作発 表100周年の年に完成された訳で、続く第2作にも期待した いものだ。
『三重スパイ』“Triple agent” 今年2月紹介『ある秘密』と同じく、「フランス映画未公開 傑作選」と題されて初公開される3作品の内の1本。2010年 に他界したエリック・ロメール監督(1986年『緑の光線』で ヴェネツィア映画祭金獅子賞受賞)による2003年の作品。 物語の舞台は1930年代のパリ。1922年のソ連成立により生じ た多くの亡命者を受け入れたフランスの首都では、国政選挙 での共産政党の躍進と隣国ドイツでのナチスの台頭、さらに スペイン内戦などが世間の話題となっている。 そんなパリに住む主人公は、元はロシア白軍の将校で現在は 在仏ロシア軍人協会に事務員として務めている。その彼には ギリシャ人で画家の妻がいて、彼自身は共産主義にもファシ ズムにも距離を置く温厚そうな紳士だった。 ところが夫妻の住むアパートの階上の部屋に急進的な共産主 義者の一家が入居し、妻を通じて交流が始まったことから物 語は動き始める。その一家を夫は自分を監視に来たスパイと 疑い、その頃から夫の出張が頻繁になり、妻は夫の行動にも 疑問を抱き始める。 そしてついに夫は、自分は諜報活動に従事していると告白す るのだが…。 映画の巻頭には、「実話に基づく話だが、描写には想像を含 む」とのテロップが掲載され、物語は実際の事件にインスパ イアされたもののようだ。しかも事件は未解決のもので、そ の動機なども解明されていないという謎に包まれたもの。 それで、そのスコブリン事件というのがフランスでどれほど 著名なものかは知らないが、かなり非情なスパイの姿が見事 に描かれた作品と言えるものだ。また1930年代のパリを克明 に再現した背景や、要所に挿入されるニュース映像なども巧 みに構成されていた。 それにしても、第2次大戦前の混乱ぶりが見事に描かれた作 品で、歴史に興味のある人にはかなりそそられる作品といえ そうだ。 出演者は、日本ではあまり知られている人は少ないが、主人 公の妻を演じたカテリーナ・ディダスカロウは、1984年夏期 ロサンゼルスオリンピックの際に、アテネで行われた聖火の 採火式で巫女を務めた女性だそうだ。 なお、「フランス映画未公開傑作選」ではもう1本。2010年 に他界したクロード・シャブロル監督の『刑事ベラミー』も 上映される。この作品は、昨年の東京国際映画祭でも特別上 映されたが、その時も今回もスケジュールの都合で観ること が叶わなかったものだ。 * * 今回も製作ニュースを少しまとめて紹介しよう。 まずは、『ヒューゴの不思議な発明』なども手掛けるGK フィルムスから、リック・ヤンシー原作のヤング・アダルト SF3部作“The 5th Wave”の映画化権を獲得したことが発 表された。 物語は、異星人の侵略を生き延びた10代の少女を主人公に したもので、彼女が異星人に拉致された兄弟を捜す旅が中心 とされる。しかもこの侵略者の体型が地球人に似ているらし く、少女は偽装して異星人の社会に潜入するようだ。そして その旅にはやはり異星人に偽装した少年も加わり、そこには 三角関係のロマンスも描かれるらしい。 という物語の3部作が映画化されることになるものだが、 本作の製作にはトビー・マクガイアが主宰するマテリアル・ ピクチャーズも参加しており、さらにソニー・ピクチャーズ が共同出資と配給権の交渉を行っている。つまり映画が完成 したらソニーを通じて日本でも公開されるようだ。 因に原作者のヤンシーは、2005年に発表したこれも3部作 の第1作となった“The Monstrumologist”という作品が、 児童文学の最高賞の1つとされるカーネギー・メダルの最終 候補に残ったとのことで、この作品もハリウッドでの映画化 が期待されているものだ。 そして今回の映画化に関しては、原作の出版前に交渉が行 われたもののようで、Amazonで調べても原作本は見ることが できなかった。 一方、今回の映画製作に参加するマクガイアは、近年GK フィルムスとの関係を深めているようで、すでに2003年11月 紹介『シービスケット』などのゲイリー・ロス脚本・監督に よる“Outback”と言うSF作品の計画が進められている。 この作品にはキャリー・マリガンの主演も予定されているよ うだ。 * * 続いてはワーナーから、アルカイア・エンターテインメン トというコミックスの出版社から発行されている全4巻のミ ニシリーズ“Lucid”の映画化権を獲得し、2009年5月紹介 『天使と悪魔』などの脚本家・製作者アキヴァ・ゴールズマ ンの許で進めることが発表されている。 このコミックスは、放送中のTVシリーズ“True Blood” などに出演する俳優のマイクル・マクミランが物語を執筆し たもので、その内容は2009年Comic-conでの紹介によると、 「もしもハリー・ポッターが成長してCIAに入ったら」と いうもの。 因に第1巻は昨年6月に出版されているが、魔法が実在す る世界を舞台に超自然現象を操る敵と戦う秘密捜査官の活躍 が描かれているようだ。そしてその作品の映画化権を、昨年 最終話の公開を終えた『ハリー・ポッター』シリーズの配給 元のワーナーが獲得したものだ。と言ってもまさか続編とし て映画化することはないと思うが、同系統の作品ということ では宣伝戦略なども面白く展開されそうだ。 * * お次はディズニーの計画で、2010年1月25日付と4月4日 付でも紹介した“Maleficent”のオーロラ姫を、2011年6月 紹介『スーパー8』などのエリ・ファニングが演じることが 発表された。 この作品は、1959年にディズニー・アニメーションで製作 された『眠れる森の美女』の物語を、姫を眠らせた魔女の側 から描くもので、脚本には2010年3月紹介『アリス・イン・ ワンダーランド』のリンダ・ウルヴァートンが起用され、主 人公の魔女役をアンジェリーナ・ジョリーが演じることも発 表されていた。そして今回は眠らされるオーロラ姫をファニ ングが演じることになったものだ。 因にダコタ・ファニングの妹でもあるエリは、2007年1月 紹介『バベル』の頃から注目していたが、昨年の作品では正 に女優としての風格も備わってきた感じで、このタイミング でのオーロラ姫は絶好の配役と言えそうだ。特にジョリーと の共演は期待ができる。 なお、監督には当初名前の挙がっていたティム・バートン に代って、『アリス』でアカデミー賞を受賞したプロダクシ ョンデザイナーのロバート・ストームバーグの起用が発表さ れており、本作で監督デビューとなるようだ。 * * 最後にもう1人俳優の情報で、クリント・イーストウッド 監督がワーナーで進めている“A Star is Bone”のリメイク にトム・クルーズの出演が検討されている。 オリジナルは1937年にジャネット・ゲイナー、フレデリッ ク・マーチの共演で映画化され、その後、1954年にジュディ ・ガーランド、ジェームス・メイスン、1976年にもバーブラ ・ストレイサンド、クリス・クリストファースンで製作され た物語が、今回は人気歌手のビヨンセの主演で計画され、そ の相手役にクルーズの名前が挙がっているものだ。 因にこの相手役には今までに、クリスチャン・ベール、ヒ ュー・ジャックマン、レオナルド・ディカプリオも検討され たそうだが、最終的にワーナーはクルーズに絞り込んだとの こと。 ただしクルーズは、現在はユニヴァーサルでジョセフ・コ シンスキー監督の題未定のSF映画に出演しており、その後 にはダグ・リーマン監督で“All You Need Is Kill”という 作品が予定されている。しかしこの内のリーマン監督作品は ワーナーで製作されるもので、この辺で調整が行われる可能 性があるようだ。
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