| 2011年02月06日(日) |
メアリー&マックス、ツーリスト、愛しきソナ、木漏れ日の家で、キッズ・オールライト、ジャッカス3D、ナナとカオル+ニュース |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『メアリー&マックス』“Mary and Max” 2009年のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門最優秀長 編映画賞を受賞し、一昨年の東京国際映画祭WORLD CINEMA部 門で上映された作品が一般公開されることになり、改めて試 写が行われた。 内容紹介は、まず東京国際映画祭の時のものを再録する。 実話に基づく物語とされるオーストラリア製の人形アニメー ション。 1976年という時代背景で、それぞれが心に病を抱えるオース トラリア・メルボルン在住の8歳(3カ月と9日)の少女と、 アメリカ・ニューヨーク在住の44歳の男性とがペンパルとな り、その後20年に及んだ文通による交流が描かれる。 少女は両親からアクシデントで生まれた子供と言われ、それ が心の傷となったまま孤独に生きている。一方の男性は、ア スペルガー症候群で他人とのコミュニケーションが苦手。そ んな2人が手紙や贈り物の遣り取りで交流を深めて行く。 そしてそれぞれは、少女から大人の女性へ、また壮年期から 老人へと人生の変化を遂げて行く。そこには意見の相違など いろいろな紆余曲折があり、長い時間の流れが互いの手紙の 朗読とそれに関る事象の映像で描かれる。 その主人公の声を、少女役は『シックス・センス』でオスカ ー候補になったオーストラリア人女優のトニ・コレット、男 性役は『カポーティ』で受賞のフィリップ・セーモア・ホフ マンが演じており、さらにエリック・バナらが声の共演をし ている。 映像はかなりデフォルメされた人形によるコマ撮りアニメー ションだが、そこそこの社会性と、ユーモアにも満ちたキュ ートな物語が展開されて行く。また、愛情に恵まれなかった 2人の、それでも愛を求める切ない物語が描かれたものだ。 なお、男性の書棚にASIMOVと書かれた本があったり、彼自身 がニューヨーク・SFファンクラブの会員であるなどといっ た説明もあり、その辺は実話ということなのかな。また物語 の中ではルイス・キャロルに模したカバン語を連発するシー ンも描かれていた。 物語の結末も見事で、心に染みる作品になっていた。 以上が以前の紹介文だが、今回配布されたプレス資料による と、少女の子供時代の声は、コレットではなくベサニー・ウ ィットモアという1999年生まれのオーストラリアの人気子役 が演じていたようだ。 ただ、今回見直していて字幕の翻訳がかなり疑問に感じられ た。それは例えばPneumoniaを単純に「肺炎」と表記してい て、それを少女が「アンモニア」と誤解していることに何ら の説明もない。これは映画祭では「仕方ないなあ」で済ませ るが、一般公開ではもう少し気を使って貰いたいところだ。 その他にも同様の部分があったように感じた。 このように物語は子供向けではないが、大人の観客には正に 珠玉と言える作品だ。
『ツーリスト』“The Tourist” アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップ。当代切って の人気スターの2人が初共演した作品。2005年にソフィー・ マルソーと『ミュンヘン』などのイヴァン・アタルの共演で 映画化されたフランス映画“Anthony Zimmer”からのハリウ ッド版リメイク。 パリ警察の監視下に置かれている女性。それはスコットラン ド・ヤード金融犯罪課の指示に従ったもので、その映像は逐 一ロンドンでもモニターされている。その女性には、多額の マフィア資金を洗浄して行方を眩ました男性容疑者との接触 が期待されていた。 その女性が動き始める。それは手紙による指示に従っている ようだが、その手紙は焼却されてしまう。それでも何とか彼 女の行き先を突き止めたロンドン警視庁の捜査官は、直ちに イタリア・ヴェニス警察に指示を出す。 一方、ヴェニス行きの国際特急に乗り込んだ女性は、手紙の 指示に従って車内で男を物色し、1人の男に声を掛ける。そ して食事を共にする2人だったが…。警察が追う男は精巧な 整形手術を施したとされており、その男の顔も声も全く不明 だった。 果して彼女が接触した男はその容疑者なのか…? 一方、容 疑者の男は、彼が資金を持ち逃げしたロシアマフィアのボス からも追われていた。こうして、水の都ヴェニスを舞台に旅 行者と警察とマフィア、三つ巴の闘争が始まる。 1999年の『17歳のカルテ』でオスカー助演賞に輝き、2008年 12月紹介『チェンジリング』で主演賞ノミネートなどシリア スな演技でも評価されるジョリーだが、その一方で2001年の 『トゥーム・レイダー』や2008年の『ウォンテッド』などの アクションも見逃せない。 そんなジョリーが今回選んだのは、ちょうどその中間という 感じかな。複雑だが判り易い物語に風光明媚な観光地、そし て優雅な衣裳などが程よくミックスされた作品だ。 因に映画の製作は、最初ジョリーにオファーがあり、ヨーロ ッパが舞台の作品なら現地人の監督をということで、彼女が 2007年『善き人のためのソナタ』でオスカー外国語映画賞受 賞のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督を 指名。 さらにプロデューサーにグレアム・キングを引き入れて、彼 の盟友のジョニー・デップを共演に招いたという経緯のよう だ。他にも、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、ス ティーヴン・バーコフ、ルーカス・シーウェルという顔触れ が脇を固めている。 なお脚色には、監督の他に1995年『ユージュアル・サスペク ツ』のクリストファー・マッカリーと2002年『ゴスフォード ・パーク』のジュリアン・フェロウズが参加。 さらに、撮影は1996年『イングリッシュ・ペイシェント』の ジョン・シール、衣裳は2002年『シカゴ』のコリーン・アト ウッド…と、2006年『ディパーテッド』のキングを含めオス カー受賞者のスタッフが揃えられている。 なおエンディングのクレジットで、監督や主演俳優らにそれ ぞれBoat Driverが付けられていたのには、さすがヴェニス ロケと感心した。
『愛しきソナ』“굿바이 평양” 2006年7月に『ディア・ピョンヤン』という作品を紹介して いる在日コリア人の女性監督ヤン・ヨンヒによるドキュメン タリー作品。 両親は韓国済州島の出身だが、第2次大戦前の大阪に渡って 成功を納め、特に父親は戦後の朝鮮半島の南北分裂では北を 支持して朝鮮総聯の幹部となった人物。そんな父親は3人の 息子を1970年代に北朝鮮に送り出していた。 しかし当時幼かった監督は両親と共に日本に残り、東京の朝 鮮大学校を卒業。その後は教師、劇団女優などを経てNHK などで放送されたドキュメンタリーの制作を開始。さらに、 1997年に渡米して約6年間の滞在後、日本に帰国して2005年 に前作を発表した。 その前作では、父親の立場を配慮しているためか、かなり微 妙な表現になっている部分が在り、その点については監督自 身にも不満が在りそうだということを前作の紹介のときにも 書いていた。その不満が、ある意味解消されているとも言え そうな作品だ。 因に、韓国サイトにると前作の英語題名は“Dear Pyongyang 2006”、本作は“Goodbye,Pyongyang 2006”とされており、 2作が表裏の関係に在ることを明示しているようだ。そして 本作では、監督の姪に当たるソナという幼い女子を中心に作 品が構成される。 その幼子が、1995年から2005年まで約10年間の取材期間の中 で、最初は全く屈託ないが、最後は金日成を称える詩を暗唱 するまでになって行く。そこには20年間全く変わらないとい う海外使節団を迎える子供たちの演劇が重ね合わされる。 さらに本作では、ソナを囲む家族の姿も紹介されるが、その 生活ぶりは大阪に住む母親からの仕送りによってかなり裕福 な感じもする。しかし電気・ガス・水道は時間制源での供給 と紹介され、その時間の中での遣り繰りが主婦の役目とも紹 介されていた。 また、叔母である監督が来訪したときのみ訪れることの出来 る外貨ショップでは、ソフトクリームに大喜びする一方で、 それでも高価な小池屋のポテトチップスなどは最初から眺め るだけという子供たちの様子なども紹介される。 そして繰り返し挿入されるのが、大競技場を使ったマスゲー ムなどの大規模な国家行事の映像。前作の時には、北で撮影 された映像は全て北朝鮮政府の検閲を受けたと紹介されてい たが、このアンバランスな映像に検閲官は疑問を感じなかっ たようだ。 なお作品では、最近届いたソナからの手紙や、前作でピアニ ストを目指していた甥の最近の姿なども紹介されていたが、 その甥の父親である監督の兄と監督の父親は、その後は再び 会うこともなく他界したそうだ。 近くて遠い国・北朝鮮。本作はその実態を垣間見せるだけだ が、それでも充分に衝撃的な作品になっている。
『木漏れ日の家で』“Pora umierać” 2008年のサンフランシスコ国際映画祭など各地の映画祭で、 作品賞や主演女優賞、観客賞などを受賞しているポーランド 映画。 主人公は、ワルシャワ郊外の古びた一軒家にフィラデルフィ アという名の犬と暮す高齢の女性。彼女の住む家はその住人 と同様かなり老朽化しており、その家には以前は国の命令で ロシア人を住まわせたこともあったが、今の1人暮らしには ちょっと大きいようだ。 そんな家の片側の隣には毎週末になると壮年の男性が訪ねて くる愛人宅らしい家があり、反対側の隣の家では若いカップ ルが子供たちを集めて音楽教室を開いている。その2軒の家 を双眼鏡で覗くのが主人公の日々の楽しみでもあった。 その主人公にはその家で育てた1人息子がいて、現在は町中 に家庭を持つ息子は時折孫娘を連れて会いに来てくれてはい たが、その孫娘は祖母の家が好きではないようだ。さらに息 子の嫁は一緒に訪れることもなかった。 そんなある日、1人の不審な男が家に入ってくる。その男は 犬の働きで退却するが、去り際に隣の愛人を持つ男が主人公 の家を欲しがっていると告げる。それは彼女が愛着を持つそ の家を取り壊すことを意味していた。 一方、反対側の家からはドストエフスキーというニックネー ムを持つ少年が侵入してきたりもする。彼は庭のブランコに 乗りたがっていた。そして主人公は、最近物忘れがひどくな るなど、日々の生活に支障が出ていることを自覚し始めてい た。 主人公の老女を演じるのは、1915年2月20日生まれ、現在も 現役舞台女優というダヌタ・シャフラルスカ。 2007年9月紹介『僕がいない場所』などの監督ドロタ・ケン ジェジャフスカが、1991年の長編デビュー作『ディアブリィ ・悪魔』に出演していた女優に主演をオファーし、以来20年 掛かって実現した作品だそうだ。 その20年間は女優に合った物語を探すのに苦労していたが、 その中で見い出した共産時代の実話に基づく脚本は、2週間 で完成されたとのこと。主人公のモノローグと犬への語り掛 けによって綴られる作品は、美しいモノクロームの画面の中 で静かに進んで行く。 また、カンヌ国際映画祭に出品されていたらパルムドッグ賞 の受賞間違いなしと思えるフィラデルフィアの演技も素晴ら しかった。
『キッズ・オールライト』“The Kids Are All Right” 今年のゴールデン・グローブ賞でコメディ/ミュージカル部 門の作品賞と主演女優賞に輝いた作品。 仲良く暮してきた腹違いの姉と弟。その姉が大学進学で生家 を出ることになり、2人はその前に自分たちの父親がどんな 人物か知ろうとする。そして父親の現住所を調べ出した2人 は、父親の許を訪ねるが… このシチュエーションを聞いたときに最初に頭に浮かんだの は、幼い子供を抱えた父親が再婚して次の子が出来たが、そ の子供も小さい頃に父親は出奔してしまった…というような ものだった。 ところが映画が描いていたのは、レズビアンのカップルが子 供が欲しくなり、同じ精子ドナーの精子で人工授精し子供を 産んでいたというもの。こんなシチュエーションが特別な感 じではなく描かれていたことに多少は戸惑ったが、これが現 代のようだ。 そこでその子供たちが父親捜しをするのだが、これがまた精 子バンクに電話を架けると、ドナー側の意向を聞いただけで 教えてくれてしまう。そんな簡単な手続きで父親が判ってし まうというシステムにも驚いた。 大体が、母親の手元には父親が書いたレポートも保管されて いるというのだから、こんなシステムがアメリカでは普通に 存在しているということか。これを観ていると、少し前に代 理母問題で馬鹿騒ぎを繰り広げた日本の体制の古臭さがいま さらながら思い出された。 というシチュエーションだが、映画はさらにその先の状況を 描いており、こうして発見された父親が、レズビアンの夫婦 の家庭に入り込んできたことから騒動が始まる…ジャンルで 言えばファミリーコメディといった感じのものだ。 でもこれが、本当にアメリカの最先端の家庭事情なのかな。 取り敢えずゴールデングローブの受賞は、その辺が外国人記 者団に認められてのこととは思われるが…。とまあそんな展 開の作品だが、内容的には良質のコメディになっていた。 出演は、2人の母親役に主演賞受賞のアネット・ベニングと 昨年7月紹介『シングルマン』などのジュリアン・モーア。 その子供たちに、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア ・ヴァシュイコヴスカと、『センター・オブ・ジ・アース』 などのジョッシュ・ハッチャースン。そして彼らの生物学上 の父親役に、本作でオスカー助演賞にノミネートのマーク・ ラファロ。因に、モーアとラファロは2008年8月紹介『ブラ インドネス』でも共演している。 脚本と監督は、2002年『しあわせの法則』などのリサ・チョ ロデンコが手掛けた。
『ジャッカス3D』“Jackass 3D” 題名は「お馬鹿」という意味になるアメリカCSで放送され ている人気番組の劇場版第3弾。僕自身は、番組内容などを 噂では聞いていたが実際には観たことはなく、今回が初体験 だった…が、その強烈さにはかなり驚かされた。 この手の番組では日本の地上波でも時々特番などで放送され ているものもあるが、確かにその馬鹿さ加減に笑えるものも ある一方で、特に一般人をターゲットにした度の過ぎた悪戯 には嫌悪感を催すこともある。 元々この種の番組は、1948年に番組制作者アレン・ファント が始めた“Candid Camera”を基にすると考えられるが、そ の制作姿勢はファント自身が、「視聴者に嫌悪感を与えない こと」と言っていた記憶がある。 ところが最近の特番で放送されるものの多くは単に悪ふざけ で、特に一般人を対象にした苛めとしか取れない映像には、 苛めが社会問題化しているご時世にそれを助長していること にも気付かない制作者の姿勢も問いたくなるものだ。 その点で言うと本作は、映画の巻頭で宣言されているように 特に過激な悪戯のターゲットは番組の関係者に限定されてお り、それは過激なスタントのショウとして鑑賞できる作品に なっている。 しかも身体を張ったとしか言いようのない過激な挑戦の数々 は、その苦痛なども相当であるはずのもので、全ては視聴者 を喜ばせるためと称して、敢えてそれをする勇気にも感心し てしまった。 とは言うものの、内容の一部は汚物(具体的な名称は伏せま す)が噴き出したり、飛び散ったりの悪趣味さで、実際僕が 観た試写会が何回目か知らないが、すでに途中退席した人も いたとのことだった。 その点では「(日本の)視聴者に嫌悪感を与え」たことには なる。しかも本作では、それが3Dで上映されるのだから… いやはや何とも言えないものになっていた。でもまあこの辺 は、アメリカとの文化の違いでもありそうだ。 その一方で本作の中には、一般人をターゲットにして、その 社会心理学的な事象を見事に描写したものもあり、それらの 映像には見終って考えさせられるものもあった。その点に関 しては面白くも観ることが出来たものだ。
『ナナとカオル』 白泉社の雑誌「ヤングアニマル」に連載の甘詰留太原作によ る同名コミックスの映画化。 アパートの隣り同士に住む、優等生で生徒会副会長も務める ナナと、同じ高校に進学はしたが落ちこぼれのカオル。共に 母子家庭で育った幼馴染みだが、最近は学園生活の居場所も 違う2人が密かな楽しみを共有し始める。 その発端は、どちらも母親が家を空けたある夜のこと。カオ ルの家のチャイムがなりドアを開けると、そこにはボンデー ジを身に纏ったナナがうずくまっていた。そしてカオルの部 屋に入った2人は… 元々Sの知識を持っていたカオルは徐々にナナを調教して行 き、ナナも自らのM気質に気付き始める。こうして息抜きの 方法を見つけたナナは学業の成績が向上し、一方のカオルも ナナのためにSの知識を積み重ねて行く。 出演は、カオル役に2005年『仮面ライダー響』や昨年の大河 ドラマ『竜馬伝』で沖田総司役などの栩原楽人、ナナ役には 「ヤングサンデー」のグラビアなどで注目される永瀬麻帆。 脚本と監督は、1997年『ねらわれた学園』などの清水厚が担 当した。 SMのシーンなどはボンデージを含めそれなりに実演しなけ ればならない訳で、その点では女優も頑張っているし、また 一部のシーンには専門家の指導も入っているようだ。それは 以前に何本か紹介しているその種の映画に比べると幼いし、 ソフトなものではあるが、それなりに好きな人には喜ばれそ うだ。 ただしお話は、実に主人公の都合通りに進んで行くもので、 そこには何の障害も発生しないから、ドラマとしてはこれで 良いのか疑問も感じてしまうところだ。でもまあこの作品を 観ようとする観客にはそんなことはどうでも良いことかもし れない。 それに本作では、コメディとしての演出が結構丁寧に行われ ており、マスコミ試写会でもかなり笑い声が上がっていた。 その点では評価もしておきたい作品だ。 なお本作は、映像コンテンツ製作会社Vapによる「東京思春 期」と称するシリーズの第3弾になっているようだ。 * * 最後にニュースは、先日発表されたVES賞の結果のみ、 作品別に報告しておきます。 受賞は、実写部門では『インセプション』がVFX主導映 画のVFX賞、背景賞、モデル/ミニチュア賞、合成賞。 アニメーション部門では『ヒックとドラゴン』が長編アニ メーション賞、アニメーションキャラクター賞、エフェクト アニメーション賞と、それぞれ事実上の各賞を独占。 その他は、VFX主導でない映画のVFX賞を『ヒアアフ ター』、短編アニメーション賞を“Day & Night”、実写映 画におけるアニメーションキャラクター賞を『ハリー・ポッ ター』のドビーが受賞した。 なお今回は、クリストファー・ノーランがヴィジョナリー 賞と、レイ・ハリーハウゼンが生涯賞という特別賞の受賞も していたようだ。
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