| 2010年11月28日(日) |
180°South、シモン・ボッカネグラ、ジャンデック、バーレスク、アンチクライスト、エリックを探して、Pure+製作ニュース |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『180°SOUTH』“180°South” アウトドア用品の2大ブランドとも言われるpatagoniaとTHE NORTH FACE。それらの創始者であるイヴォン・シュイナード とダグ・トンプキンスが、その生涯を通して自然と関わる姿 を描いたドキュメンタリー。 1968年、個人で開発製造した登山具などのアウトドア用品の 販売が軌道に乗り始めていたイヴォンは、永年の友人だった ダグにチリの南部・パタゴニアの高峰コルコバド山を目指す 旅を提案される。 そこで2人は中古のバンにサーフボードや登山用具、そして 旅を記録する16mmカメラを積み込み、パン・アメリカン・ハ イウェイを南に向かって出発。その結果としてコルコバド山 の登頂を果たすが、その旅は2人のその後の人生を大きく変 えることになる。 それから40数年を経て、1人のアメリカ人青年が彼らの記録 映画に遭遇する。そして彼は2人の旅を追体験しようとし、 1人で南米パタゴニアを目指し進み始める。本作ではそんな 青年ジェフ・ジョンソンの旅が記録される。 作品はドキュメンタリーということになっているが、監督と してサーフィンのドキュメンタリーで有名なクリス・マロイ の名前が置かれており、もちろん個々の映像はドキュメンタ リーなのだろうが、作品の全体はかなり周到に準備された作 品のように思える。 しかし仮にそういう作品であったとしても、この映画に描か れた内容が真実であることは間違いないのだし、特にイヴォ ンとダグがその後に行ってきたことの偉大さは変わることの ないものだ。 それにしても、映画に描かれた南米の南端にまで自然破壊の 波が押し寄せている現実は衝撃的だし、それを必死に守って いる人々の姿には頭が下がるものだ。しかもそれをほとんど 個人の力で成し遂げているという事実にも驚かされた。 個人によるナショナル・トラストでは、2007年6月紹介した 『ミス・ポター』にも描かれたビアトリス・ポターのような 先人もいるが、本作ではアメリカ人が他国でそれを行ってい るという点にも興味を引かれた。もっともその自然を破壊し ているのもアメリカの流れを汲む企業のように思えたが。 映画は、旅の途中でジェフが訪れることになるイースター島 などのヴァラエティに富んだ出来事が彩りを添えるが、その 全体が一つの方向を向いているのは、やはり巧みに描かれて いると言えるところだろう。 なお本作の主人公のジェフ・ジョンソンは、元々サーファー でフォトグラファー、ライターでもあるそうだが、情報によ ると、最近“Alien Vengeance II: Rogue Element”という SF映画に俳優としても出演しているようだ。
『シモン・ボッカネグラ』“Simon Boccanegra” ソニー本社の主導で、HD撮影した舞台などのディジタル上 映を行うLiveSpire。その一角となる昨年11月紹介『チェネ レントラ』『白鳥の湖』など海外のオペラやバレエが中心の World Classics@CINEMAについて、2011年度のラインナップ の紹介と標記作品の試写が行われた。 まずそのラインナップでは、2011年は2009年以降に上演され た8作品(内2作品は2011年上演予定を含む)と1990年7月 7日にローマ・カラカラ浴場で行われた「3大テノール共演 コンサート」の模様がSDからHDにアップコンバートされ て上映されるとのことだ。 その他のラインナップとしては、ミラノ座の『カルメン』と 標記の作品、バーデンバーデン祝祭劇場の『ばらの騎士』、 グラインドボーン音楽祭の『ドン・ジョヴァンニ』。また、 ロイヤル・バレエの『ロミオとジュリエット』、ボリショイ ・バレエの『白鳥の湖』、パリ・オペラ座バレエの『コッペ リア』などとなっている。 なお説明によると、近年は世界中のオペラ座やバレエ団での HD撮影・上映への関心が高まっており、今後はますます増 えるだろうとのこと。また一部では3Dによる撮影と上映も 検討されているとのことだった。 従って今後も期待のLiveSpireということで、以下には試写 の行われた作品を紹介する。 上映されたのは、昨年紹介した『チェネレントラ』と同じく ジョゼッペ・ヴェルディ作曲によるオペラで、物語は14世紀 半ばのイタリアの湊町ジェノヴァを背景に、平民から選挙で 総督になった男を巡って展開される。 その時代のジェノヴァは貴族と平民の対立が深刻化し、事態 の打開のため平民の男を新総督とすることになる。そして海 賊との戦いで成果を挙げ、平民からの支持の高いシモン・ボ ッカネグラに出馬が要請される。 そのシモンは、貴族の娘マリーアを愛し子供も誕生していた が、貴族の父親からの許可を得られず苦悩していた。そこで 元来は政治には関心のないシモンだったが、総督になれば理 解もして貰えるかと考え出馬を決意する。ところが… 選挙の日、シモンの和解の申し出に貴族の父親は誕生した孫 娘を要求する。しかしその孫娘は預けられていた家から姿を 消しており、そのことを聞いた貴族の父親も姿を消してしま う。しかもその貴族の館には、病死したマリーアの遺体だけ が残されていた。 それから25年の歳月が流れ、総督としての権勢を揮うシモン は、再び激しくなってきた貴族と平民との対立に頭を痛めて いた。一方、とある伯爵家に美しい令嬢が暮らしていたが、 令嬢には他人には明かせぬ秘密があった。その秘密がいろい ろな波紋を呼んで行く。 なお作品は、昨年4月29日の上演を収録したもので、三大テ ノールの中で唯一現役を続けているプラシド・ドミンゴが、 2月の東京公演中に倒れ、ガン手術を受けた後の復帰公演と なったものだそうだ。 その他の配役などは手元に資料がなくて判らないが、本作で はバリトンで歌うドミンゴの歌声も素晴らしい作品になって いる。
『ジャンデック〜謎のミュージシャンの正体を追う〜』 “Jandek on Corwood” 1978年にthe Unitsのアーチスト名でデビューアルバムを発 表後、1981年以降はJandekの名前で、今年発表された3作品 (内1作は2枚組)を含め、63作ものアルバムを発表してい るアメリカのミュージシャンを追ったドキュメンタリー。 その音楽ジャンルは、ブルース若しくはフォークとされてい るようだが、映画のサントラにも使用されているJandekの音 楽は、僕ら素人が聞くと何処が良いのかさっぱり判らないも の。でも、何となく独特の雰囲気を持っているようには聞こ えた。 しかし映画に収録されているインタヴューの発言者たちは、 一様に礼賛の弁を述べているもので、聞き込めばそんな感想 も生じてくるアーティストのようだ。そして本作では、そん なJandekの音楽に魅せられた人々の、何というか想いの丈が 綴られている感じだ。 ただし彼らの発言も多少奥歯にものが挟まっている感じで、 それはJandekの歌にちょっと病的な雰囲気もあるからのよう だ。そんな訳で、彼の為人などがいろいろ想像されて行くの だが、彼自身はほとんど人前に出ることがなく、その正体は 謎のまま。 という謎のミュージシャンを追ったドキュメンタリーだが、 取材は敢えて本人を追求することもなく、評論家へのインタ ヴューなど周辺を埋めて行くだけ。それでもそこにJandekの 歌声が重なると、それで良いかなあと思えてくる辺りが本作 の面白さかも知れない。 しかも、当初は人との付き合いが出来ないのではと想像され たJandekの音楽が徐々に変化して、途中からは女性ヴォーカ ルが加わったり、ドラムスが参加したりしてくる。それでま すます謎の度合いが高まるのだが… という謎のミュージシャンJandekについての2003年までの状 況が綴られた作品になっている。ただしこの時までは本当に 謎だったらしいのだが、実はこの記事を書くに当ってウェブ で検索をしたら、このドキュメンタリーが発表された翌年か らLive活動を始めている。 実際Jandekのレコードのみを販売するCorwood Industriesの ディスコグラフィによると、2005年には2004年にグラスゴウ のフェスに参加したときの模様がDVDと共に発売されてお り、その後も年に1、2回の出演を果たしているようだ。 つまりここでJandekには何か心境の変化があったようなのだ が、それがこのドキュメンタリーの結果なのか、それともこ の作品自体が見事なプロモーションだったのか?それらも全 て謎のものだ。 なお本作も、前回紹介したTOKYO MXテレビで放送中の「未公 開映画を観るTV」からのもので、その中から9本が東京は 12月25日から順次劇場公開される内の1本となっている。 因にもう1本、『ビーイング・ボーン』という作品の試写も あったが、スケジュールの都合で観られないことになった。 ここに書かないからと言って、その作品を気に入らなかった ものではないのでご了承ください。
『バーレスク』“Burlesque” すでに10月末に45分のフッテージで紹介している作品の全編 が上映された。それで、映画初主演の歌姫クリスティーナ・ アギレラの圧倒的な歌唱については、すでに前回も確認済み だったが、今回はそこに至る事情やその他の物語の全貌が明 らかになったものだ。 その物語は、普通に言えばシンデレラストーリーだが、いろ いろ現代的な要素も踏まえられており、特に解決策は、以前 だったら全く考えも及ばないというか、有り得なかったであ ろう展開。でもこれが現代では通用するというのも面白い捻 りだった。 また、映画はほとんど全編が歌によって綴られており、その 構成は見事なもの。特に巻頭でアギレラ扮する主人公のアリ が故郷を旅立つまでの様子は、映画の導入としても完璧と言 って良いくらいのものになっている。 さらに途中には台詞のみのシーンもあるのだが、その間にも 音楽は流れていなくても常に音楽を聴いているようなリズム 感があり、その感覚が途切れない。今までミュージカル映画 も数多く観てきたが、その中でもここまでの感覚は少なかっ たように感じた。 脚本と監督は、俳優として1985年の『グーニーズ』や1988年 の『告発の行方』などにも出ていたというスティーヴン・ア ンティン。その後に製作や脚本に転じて、本格的な映画の監 督は初とのことだが、以前にライヴショウの脚本を手掛けた という経験も踏まえて見事な作品を作り上げている。因に製 作準備には数年が費やされているそうだ。 なお使用されている楽曲には、クリスティーナ・アギレラが 新たに書き下ろした作品なども含まれているが、マドンナな ど既存の曲も多数使用されており、それが物語の展開にも巧 みに利用されている。 また前回紹介した以外の出演者では、主人公に関わるジャッ ク役にTVで『The OC』などに出演のカム・ジガンデー。彼 は同じくソニー配給のSF作品『パンドラム』にも出演して いたが、この作品は何故か試写が行われなかったので紹介で きなかったものだ。 この他に最近のソニー作品では、ロベルト・ロドリゲス監督 の『マチェーテ』の試写も観られなかったが、この2作とも SF/ファンタシー映画ファンには気になる作品。どちらも 劇場で観て、紹介できなかったことを悔しく思ったものだ。
『アンチクライスト』“Antichrist” 2003年12月紹介『ドッグヴィル』、2006年1月紹介『マンダ レイ』などのラース・フォン=トリアー監督による2009年の 最新作。同年のカンヌ国際映画祭に出品されて主演のシャル ロット・ゲンズブールが最優秀女優賞を獲得している。 題名からは宗教的なものを想像せざるを得ないが、恐らくキ リスト教により詳しければ、より奥のものが観えてくる作品 なのだろう。しかしそれほど詳しくない僕でも、中で暗喩さ れた事象はいくつも感じられたものだ。 例えば章立てされた映画の第4章のタイトル「3人の乞食」 には「東方の三博士」が思い浮かんだが、ウェブで検索した ら大正〜昭和初期の宗教画家河野通勢の作品に同名のものが あり、その通りの解釈だったようだ。 従って、この他に描かれる石臼などにも何か意味があるのか も知れないが、そこまでは僕の理解は及ばなかった。でもま あそんなことも考えながら観ていると、上映時間はあっとい う間に過ぎてしまう作品だった。 実際1時間44分の上映時間は上記の2作品に比べるとかなり 短いものだが…。 物語は、幼い我が子を自らの快楽中に事故で失った夫婦を主 人公としたもので、悲嘆にくれて立ち直れなくなった妻と、 その精神の回復を試みるセラピストの夫との凄絶なドラマが 展開される。 そこに描かれるのは、極限に挑むかのような性描写であった り、また監督自身が日本映画の『リング』にインスパイアさ れたと語るホラー的な描写であったり…。実はここ数年は欝 病であったという監督が一気にその内面を曝け出しているよ うな作品でもあった。 共演は『スパイダーマン』などのウィレム・デフォー。事実 上の2人劇とも言える構成の作品の中で、鬼気迫るようなゲ ンズブールの演技を全て受け止めるデフォーの演技にも感心 した。 なおフォン=トリアー監督の次回作としては、キルスティン ・ダンスト、ゲンズブールらが共演の“Melancholia”とい う作品がすでにポストプロダクション中となっているが、こ の作品は、ウェブの2009年10月11日付で紹介したようにデザ スター映画とのことだ。
『エリックを探して』“Looking for Eric” この作品は、2009年10月20日付の「東京国際映画祭」の中で 1度紹介済なので、今回はその再録と新たな情報の追加をす るものとしたい。まずは再録から。 2005年4月に『やさしくキスをして』などを紹介しているイ ギリスのケン・ローチ監督による最新作。 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU) でキングと呼ばれたサッカー選手エリック・カントナが自ら 出演している作品で、カントナは本作の製作総指揮も務めて いたようだ。 主人公はサッカーフリークの郵便配達夫。離婚や交通事故な どが重なって仕事にも覇気がなくなっている。しかも入院中 に彼の自宅には、前妻の連れ子たちが有象無象の仲間を引き 入れていて、何やら怪しい雰囲気にもなっている。 そんな中で、彼の仲間たちが素人セラピーを実行し、そこで 自分のカリスマがエリック・カントナであることに気づいた 主人公の前に、何とカントナ本人が現れる。そしてそのアド ヴァイスで徐々に人生を変え始めるが… ウッディ・アレン監督『ボギー!俺も男だ』のケン・ローチ 版とでも言えるのかな。『やさしく…』でもサッカーファン だということは明確に判っていた監督だが、今回は選手本人 の出演も得て、華麗なゴールシーンの記録映像もふんだんに 取り込んだ作品になっている。 とは言えローチ監督作品らしく、深刻なイギリス社会の状況 は、本作でも如実に描かれているものだ。 元々サッカーチームのサポーターでもある自分としては、華 麗なカントナのプレーに酔い痴れることの出来る作品でもあ るし、カントナが折々に放つ含蓄のある言葉には、一々頷い てしまう作品でもあった。 でもまあ、それがサッカーが文化として根付いていない日本 では中々理解されないところもあるのだが、そこにはサッカ ーファンでなくても理解できる夫婦や家族の問題もしっかり と描かれているから、そういう面からでもアピールして欲し い作品だ。 そしてカントナの華麗なプレーの連続に、映画の観客がサッ カーも観たくなってくれると嬉しいものだが。 以上がちょっと修正した以前の紹介文だが、今回新たに判っ た情報によると、作品は元々カントナとフランスのプロデュ ーサーが企画したもので、その映画化にはイギリスが舞台の 方が良かろうと駄目もとでローチ監督にオファーしたのだそ うだ。 ところがこのときのローチ監督はお気に入りのチームが低迷 中で、やれるかどうか判らないという返事。しかしその後に ローチ監督の協力者のポール・ラヴァティの描いた脚本が素 晴らしく、一気に映画化が成ったとのこと。本当にサッカー 好きが集まって完成した作品のようだ。
『Pure』 2007年12月『そして春風にささやいて』、2009年2月『虹色 の硝子』と紹介しているごとうしのぶ原作「タクミくんシリ ーズ」の映画化第4作。第3作は試写状が来なかったが、今 回は観せて貰えたものだ。 映画はいつものように静岡県は伊豆高原の辺りにあるらしい 全寮制の男子高校を舞台に、その寮で暮らす男子たちのボー イズラヴの顛末を描く。ただし、今回の主人公は「タクミく ん」ではなくて、学園の生徒会長・三州と彼に憧れる後輩・ 真行寺の物語だ。 その一方でシリーズの中心であるタクミとギイ、また泉と道 男など3組の男子同士のカップルの恋物語が描かれ、さらに そこには卒業した先輩の存在なども絡まって、嫉妬や謙遜な どのストーリーが展開して行く。 出演は第2作から連続の浜尾京介、渡辺大輔、全作に出演の 滝口幸広、また第3作に登場の三州役・馬場良馬。それに加 えて、真行寺役には映画初出演の内藤大希、同じく映画初出 演の広瀬友祐。以上は全員ミュージカル「テニスの王子様」 出身者となっているものだ。 他にD−BOYSの三津谷亮、浜尾の事務所後輩という小林 豊らが共演。因に主演陣の中で渡辺は、その前に『ウルトラ マンメビウス』にも隊員役でレギュラー出演していた。 監督は第2作からの横井健司、脚本は全作通して担当の金杉 弘子。 第1作の時は、「タクミくん」の新入学ということで、ギイ の出会いなどいろいろドラマが存在していた。そして第2作 でも多少は仕掛けがあって、それなりにドラマティックでは あったものだ。 それがまあ本作では正にBLに特化されてしまっている感じ で、僕のような人間にはますます遠い世界の物語になってし まった。でも試写室にもかなりの若い女性が来ていたし、恒 例の有料試写はまた盛況になるのだろう。 それにシリーズ第3作では発売されたDVDがデイリーラン キングの1位にもなっているそうで、その第3作は観ていな いから何とも言えないが、その流れを継いでいるのなら本作 も需要はしっかりあるというもの。シリーズは今後も続きそ うだ。 * * 最後に製作ニュースは一言だけ。 2004年12月15日付の第77回などで報告した“The Man from U.N.C.L.E.”の映画化について、ワーナーで進められている この計画に、『オーシャンズ11』などのスティーヴン・ソダ ーバーグ監督が興味を示しているとの情報が伝わってきた。 しかもナポレオン・ソロ役にはジョージ・クルーニーという ことで、これは実現したら面白くなりそうだ。 それでもし実現するとしたらイリヤ・クリアキン役は…? まさかブラッド・ピットなのかな。まだ実現するかどうかも あやふやだが、今後も注意して情報を追い掛けて行きたいと 思うところだ。 なお本作のオリジナルはMGMだが、その権利はワーナー 所有のターナー・カタログに入っていたもので、本作のリメ イク権も現在は同社が所有しているものだ。
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