| 2010年09月12日(日) |
パートナーズ、Ricky、大奥、君へのメロディー、アイルトン・セナ、アメリア、ガフールの伝説、人生万歳 |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『パートナーズ』 1頭の盲導犬を巡っての人々の繋がりを描いたドラマ。 父親の別居&兄の引き篭もりで崩壊しかかっている一家と、 ライヴ中の事故で視力を失ったミュージシャン。そしてワー キングプアから特別の目標もなく盲導犬の訓練士になった男 性。そんな人々が1頭の犬から繋がりを生み出して行く。 映画の前半では、1頭の盲導犬の誕生までの過程が、子犬の 出産からパピーウォーカー、訓練の模様、さらに盲導犬とし ての活動の始まりまで、それに関わる人間の営みなども含め て、かなりのテンポでそつなく描かれて行く。 そして後半では、盲導犬及び視覚障害者自身を取り囲む状況 や盲導犬の引退。またペットとして飼われている犬の現状な ども含めて、現実の犬と人間との関わりの直面している問題 が、かなり厳しい視線でも描かれている。 盲導犬を巡る作品では、過去に『クイール』や『ベルナのし っぽ』など、ある意味お涙頂戴的な感動作が作られてきたが 本作はもっと現実的に盲導犬の現状を描いたもので、この種 のテーマもようやくここまで描けるようになってきたと思わ せる作品だった。 しかも盲導犬誕生までの手順が、ある種のマニュアル的にも 描かれており、それは判りやすく学ぶことのできる作品にも なっていた。そこには幾度も繰り返される飼い主との別れな どもあって、特に小学生ぐらいの子供たちにも観てもらいた い作品だ。 出演は、テレビ『キッズ・ウォー』などの浅利陽介、2004年 『ゴジラFINAL WARS』などの大塚ちひろ、1999年生まれで映 画初出演の近藤里沙。なお2007年に歌手デビューもしている 大塚は、ロックから弾き語りのバラードまで歌唱も披露して いる。 その他、夏八木勲、熊谷真実、川上麻衣子、村田雄浩、根岸 季衣らが共演。 脚本は、2003年11月「東京国際映画祭」で紹介した『ヴァイ ブレータ』などの荒井晴彦と、2005年『男たちの大和』など の井上淳一。監督は、テレビで「火曜サスペンス」などを数 多く手掛けてきた下村優が映画初監督を飾っている。 なお本作は、日本盲導犬協会の全面協力の下、現役の盲導犬 や訓練犬、PR犬など合計30頭の犬たちの出演と、実際の施設 を使っての撮影が行われているそうだ。
『Ricky』“Ricky” 2004年2月紹介『スイミング・プール』や、2007年10月紹介 『エンジェル』などのフランソワ・オゾン監督による2009年 ベルリン映画祭コンペティション出品作品。 実は本作に関しては、2008年3月1日付第154回で製作情報 を紹介しているが、その作品がようやく日本公開されること になった。その物語は、紹介文でも書いたように、普通の夫 婦の家庭に、ちょっと普通でない子供が誕生する…というも のだ。 ということで、さてその誕生した子供の普通でなさというの は…、それは映画を観て戴くこととしたいが、まあこに似た お話は欧米の映画では過去にもいろいろ名作もあるし、特に 目新しいという感じではない。 ただオゾン監督は、その成長過程も丁寧に描いていて、オゾ ン監督自身のデザインによるというその育って行く様は、多 少のグロテスクさも加味しながら納得できるように表現され ていた。特にその色合いは監督の指示だそうだ。 特殊な能力を持った幼児を育てることの大変さは、スティー ヴン・キング原作の『炎の少女チャーリー』などでも描かれ ているが、本作ではそれがユーモラスにも展開されている。 しかもそれが現代を背景にしている点では、いろいろと面白 く描かれていた。 なお、主演のアレクサンドラ・レミーは先の紹介時には経歴 が判らなかったが、フランスのテレビでは人気のコメディエ ンヌとのことだ。それに共演は『パンズ・ラビリンス』など のセルジ・ロペス。 また、タイトルロールを演じるのは生後数ヶ月というアルチ ュール・ペイレ、さらにその幼い姉役を演じるメリュジーヌ ・マヤンスは撮影当時は8歳だったそうだが、この尋常では ないシチュエーションを見事な演技で支えている。 元々はイギリス人の作家ローズ・トレメインの短編小説を原 作としているそうだが、オゾンはそこから、2005年7月紹介 『ふたりの5つの分かれ道』でも協力を得たエマニュエル・ ベルンヘイムと共に、その根底にある物語から掘り返した脚 本に仕上げている。 なお本作の製作には、『アメリ』などを手掛けたクローディ ・オサールが新たなタッグを組んでおり、オゾンとの顔合せ がこの方向で進むなら、今後も期待が持てそうだ。
『大奥』 2004年に連載が開始され、2009年手塚治虫文化賞マンガ大賞 の受賞に続いて、2010年には海外の文学賞ジェームズ・ティ プトリーJr.賞を日本人で初めて、またコミックスとしても 初めて受賞したよしながふみ原作からの映画化。 疫病によって男性の人口が著しく減少したという設定の江戸 時代を背景に、徳川幕府も女性中心、さらには将軍も女性と いう状況で、本来なら女性が集められる後宮であった大奥に 容姿端麗な男子が集められて…という物語が展開される。 正直に言って、原作を読まずにこのストーリーを聞いたとき は、世継ぎを生ませるための大奥にいくら男性を集めても、 肝心の世継ぎを生めるのは女性の将軍だけだから、話が成立 しないのでは…?と考えていた。 しかし映画を観ていると、なるほどこの展開ならそれも有り 得ると思えてきた。それは原作がちゃんとその辺まで考えて 作られているということのようで、原作者の構想では、徳川 300年、15代の将軍が最初を除いてほぼ全員女性という歴史 が描かれるとのことだ。 そして今回映画化されたのは、第8代将軍徳川吉宗の時代。 暴れん坊将軍としても知られる吉宗が女性であっても、直系 ではない紀州徳川家からの将軍就任という経緯は同じで、同 様の改革を断行する姿が描かれて行く。 ただし、本作の舞台は大奥、描かれるのはそこでの男同士の 友情や嫉妬、妬み、さらには謀略など…。その一方で剣道に よる対決シーンや市井の話なども織り込んで、巧みな物語が 展開されて行くものだ。 それにしても、巻頭のシーンで女性だけが活動している市中 の風景などは、思いも掛けない迫力で描かれており、その後 に続く男性だけの大奥風景と見事な対比を見せていたり、映 画作品としても見応えのある作品になっていた。 出演は『硫黄島からの手紙』などの二宮和成、『日本沈没』 などの柴咲コウ。共演に堀北真希、大倉忠義、中村蒼。他に 玉木宏、倍賞美津子、竹脇無我、和久井映見、阿部サダヲ、 佐々木蔵之介らが脇を固めている。 脚本は、よしなが原作『西洋骨董洋菓子店』のアニメ版も手 掛けている高橋ナツコ、監督は2003年『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』などの金子文紀が担当した。 二宮、大倉というジャニーズ系の共演で、単なるアイドル映 画に観られる心配もあるが、本作はIFの世界を描いたSF としてもしっかり作られており、SFファンが楽しめる作品 になっていた。
『君へのメロディー』 日本出版販売製作/配給、『テニスの王子様』俳優の主演、 サイエンスホールでの有料試写も予定されている作品という ことで、これはいつものBL物かなと思って観に行った試写 会だったが、今回はちょっと毛色が変っていた。 物語は、主人公が訪れた病院で記憶喪失の少女と出逢うこと から始まる。その入院以来病院から出たことがないという少 女を主人公は外出に誘うが、その途中で聞こえてきた音楽に 少女は異常な反応を示す。そして次に病院を訪れたとき、少 女は姿を消していた。 やがて主人公はとあるペンションで働いている少女を捜し出 し、そのペンションを訪ねて自分もそこで働くようになる。 そこには交通事故で心や身体に傷害を負った人たちが一緒に 暮らしていた。 こうして傷害を負った人々と一緒に過ごすようになった主人 公だったが、そこにはいろいろな問題が影を潜めていた。 という物語の展開に、フラッシュバックなどがいろいろ挿入 されて、多少はトリッキーな作品に仕上げられている。ただ まあ時間軸を入れ替える手法は最近の映画の流行りでもある し、見馴れていればこの結末は多少の捻りはあっても予想の 範囲だろう。 つまり僕としては最初に書いたようにBL物でなかったほう が驚きだったかも知れない感じだが、でも久々の純愛ものと いうことでは、出演者もそれぞれ頑張っていたし、共演陣も そこそこで悪い作品ではなかった。 出演は、『テニ王』出身で本作が映画初主演の佐藤永典、同 じく『テニ王』出身で本作が映画デビューの佐々木喜英、モ デル出身で今年7月紹介『おにいちゃんのハナビ』に出演し ていたという岡本玲。特に佐藤は、ピアノの演奏や岡本との 連弾なども披露している。 他に、渋江譲二、落合恭子、貴山侑哉、江口のりこ、霧島レ イカ、小木茂光らが共演。 脚本は、2007年9月紹介『コンナオトナノオンナノコ』など の佐藤有記、監督は昨年2月紹介『虹色の硝子』などの横井 健司が担当している。 作品のテーマは純愛なので、この後の記述は末節になるが、 このような傷害を持つ人たちを集めていての、ペンションの オーナーの準備の無さには多少の疑問も感じた。でもまあ、 現実はこんな程度なのかな…とも思えたが。
『アイルトン・セナ−音速の彼方へ−』“Senna” 1994年5月1日、34歳の若さでこの世を去ったブラジル出身 F1レーサー=アイルトン・セナの生涯を、彼の死後に設立 されてブラジルの貧困家庭に対する教育援助を行っている慈 善団体アイルトン・セナ財団の全面協力の許に描いたドキュ メンタリー。 1960年3月21日、サンパウロの資産家の家庭に生まれたセナ は、4歳でレーシングカートを始めてヨーロッパでのカート 選手権などにも出場。やがて20歳で再度ヨーロッパに渡り、 F1レーサーを目指した活動を開始する。 そして1984年、弱小のトルーマン・チームからデビューした セナは、6戦目のモナコGPで並み居る強敵の中、予選は13位 でスタートするものの、次々に先行車を追い抜き、瞬く間に 2位に上り詰める。 ところが32周目、トップのアラン・プロストに追い付いたと ころでレースは豪雨を理由に突然の中止、セナはプロストを 抜くチャンスを与えられぬまま1位の座を逃す。それは以後 のセナが死ぬまで続くプロストとの因縁の始まりとなった。 こうして1994年5月1日までのセナの足跡が、当時登場した ばかりのオンボードカメラを含むレースの映像や家族が撮影 したプライヴェートの映像と、当時のセナ本人の発言や関係 者の証言などと共に綴られて行く。 なお映像はアーカイブのみで、それに対する証言などの音声 は全てナレーションの形式で挿入され、正に当時の模様が再 現される仕組みとなっている。つまり映像では当時の様子の みが写し出されているものだ。 そしてそこに写し出されるのは、政治や国籍に振り回され、 思い描いた通りの夢の世界には居られなかったセナの悲劇と も言える。さらにそこには、ライヴァルだったプロスト及び FISA会長ジャン=マリー・バレストルに対するかなり辛 辣な表現もされていた。 それはもちろん、本作がセナ寄りに描かれた作品であること にもよるが、政治という表現でプロストとバレストルの徒な らぬ仲にも言及する辺りは、今後に問題を残しそうな雰囲気 も漂うものだ。 因に本作は、今年完成されたばかりの映画で、日本では10月 8日から世界最速での先行公開が予定されている。また、こ の映画の興行収益の一部はアイルトン・セナ財団に寄付され るとのことだ。
『アメリア−永遠の翼』“Amelia” 1937年、成功すれば史上初となる航空機による世界一周、そ の最後の関門であったパプア=ニューギニアから太平洋上の 給油地ハウランド島に向かう途中で消息を絶った女性飛行家 アメリア・イアハートの半生を描いた作品。 アメリアは1897年カンザス州の生まれ、子供の頃から大空に 憧れ、1921年24歳でパイロットのライセンスを取得、1926年 航空機で大西洋を渡った初めての女性となる。ただしこのと き彼女は操縦はさせてもらえなかった。 しかしそれでも彼女の偉業は大評判となり、ニューヨークで の歓迎パレードや大統領との面会、さらにジョージ・パット ナムの企画で出版した書籍もベストセラー。そしてパットナ ムの企画する講演会などを次々にこなし、たちまちセレブの 地位を獲得する。 さらにファースト・ウィミンズ・エア・ダービーへの参加や 女性パイロット団体の設立、数々のスピード記録の達成など の偉業の末、1931年にパットナムと結婚。その翌年にはリン ドバーグ以来5年ぶり、女性では初の大西洋横断単独飛行に も成功する。 その後も彼女は大空への挑戦を止めず、数々のスピード記録 や高度記録、長距離飛行の記録などを達成して行く。そして 1937年、彼女は史上初の航空機による世界一周への挑戦を始 めるが… 正直に言って、結末の判っている物語を観ていることには多 少の心構えも必要かも知れない。しかし1930年代の大恐慌の 最中のアメリカで、人々の希望の星となった女性の活躍を観 ることは、今の時代にもそれなりの光明を点してくれるよう にも思えるものだ。 出演は、アメリア役に本作の製作総指揮も兼ねるヒラリー・ スワンク、パットナム役にリチャード・ギア。他に、ユアン ・マクレガー、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ ワシコウスカらが共演している。 監督は、2002年6月紹介『モンスーン・ウェディング』など のミーラー・ナーイル。当時の記録映像やそのフェイク映像 なども巧みに挿入して、アメリア本人と彼女の生きた時代を 見事に再現している。 実話の映画化なのでその背景などもいろいろ調べられるが、 日本軍との関係などネガティヴな部分は排され、また最近の 発見などにも言及はされておらず、極力アメリア本人の素晴 らしさを歌い上げている。それが今の時代には必要な作品と も言えるものだ。
『ガフールの伝説』 “Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole” ミリオンセラーを記録しているというキャスリン・ラスキー 原作の児童向け冒険ファンタシーの映画化。高貴なフクロウ の王国が邪悪な組織に脅かされたとき、おとぎ話の存在と思 われていたガフールの勇者たちが立ち上がる。 この物語を、『300』などのザック・スナイダー監督がア ニメーションには初挑戦で映画化。そのアニメーション制作 は、2006年11月紹介『ハッピー・フィート』でアカデミー賞 長編アニメーション作品賞に輝いたアニマル・ロジック社が 手掛けているものだ。 主人公は、父親の語る勇者たちの物語にいつも目を輝かして いるフクロウの少年。彼には現実的な兄と幼い妹がいた。そ んなある日、主人公と兄は誤って地上に転落し、地上からは 飛び立つ力のない2羽がおたおたしているところを、謎の一 味に拉致される。 2羽を拉致したのは「純血団」と名告る組織で、彼らはフク ロウの行動力を奪う邪悪な手段を使ってフクロウの王国の支 配を狙っていた。それは主人公が聞かされていたガフールの 勇者たちの王国のことだった。 その「純血団」をからくも抜け出した主人公は、その危険を 知らせるべく伝説のガフールの勇者たちのいるという未知の フクロウの王国を目指して飛び立つが… お話自体は正に児童向けという感じで、映画も最初の内はそ の違和感のようなものに捕えられる。しかしそこから展開さ れる冒険が、これが見事なアクションとアドヴェンチャーの 連続で、気が付くとその世界に違和感なく入り込めていたも のだ。 多分それはスナイダー監督の演出力にも拠るのだろうが、こ れは本当にしてやられたという感じの作品だった。児童向け の原作でしかもアニメーション。それをここまでに仕上げる 監督の手腕には感服した。 なお日本公開は吹き替えが中心になると思われるが、オリジ ナルの声優にはヘレン・ミレン、サム・ニール、ジェフリー ・ラッシュ、ヒューゴ・ウィーヴィングら錚々たる顔ぶれが 並ぶ。 また、主人公役の声優には、2008年5月紹介『アクロス・ザ ・ユニバース』などのジム・スタージェス、他に、今年4月 紹介『ブライト・スター』のアビー・コーニッシュらが声の 共演をしている。 「純血団」には明らかにナチスの陰が観えるし、作品自体は 戦い(戦争)を描いているものではあるが、そこに人間の姿 がないことで、何か純粋に描かれているようにも観える作品 だった。
『人生万歳!』“Whatever Works” 2005年『マッチ・ポイント』以来、ヨーロッパで映画作りを 続けていたウッディ・アレンが、久しぶりにニューヨークに 戻って発表した作品。しかもアレンの監督作品では40本目の 記念の作品となるようだ。 物語の主人公は、かつてはノーベル賞候補になりながらも、 今ではニューヨークの下町で1人暮し初老の物理学者。その 経歴のせいかかなりの皮肉屋で、いつもブツブツ何かを話し 続けている。その言葉は、実は映画の観客に向けられたもの だ。 そんな彼の生活に、ある日突然1人の若い女性が迷い込んで くる。南部出身で子供の頃からミスコンへの出場を続けてき たという彼女は、しばらく居させてくれと彼に頼み込み、や むなく共同生活が始まる。ところがあろうことか彼女が彼を 理想の男性と思い込み…。 こうして年齢も知能指数もかけ離れた2人の恋愛物語が始ま るが、そこに田舎から両親まで現れて話はますます大混乱と なる。いやその混乱ぶりは、これは映画を観てのお楽しみと 言えるくらいのものだ。 皮肉屋の老人と若い女性との関係には、バーナード・ショウ だったか、アインシュタインだったかと、マリリン・モンロ ーの話を思い出すところだが、多分アレンはそんなことも踏 まえて見事な物語を描いている。 しかも本作は、実は1970年代に書き上げていながらお蔵入り になっていた「幻の脚本」に基づいているのだそうで、正に アレンに油の乗り切った頃の作品を思い出させてくれる物に もなっている。 とは言え、アレンの分身でもある主人公の冗舌さは、スタン ダップ・コメディアン出身のアレンの面目躍如という感じで もあるが、これをきっちりと演じられる役者というのも大し たもので、その役は、現代のアメリカコメディ界を代表する 1人とも言われるラリー・デイヴィッドに任されている。 共演は、2003年8月紹介『SIMONE』や2008年5月紹介『アク ロス・ザ・ユニバース』などのエヴァン・レイチェル・ウッ ド。他にパトリシア・クラークソン、ヘンリー・カヴィル、 エド・ペグリーJr.らが脇を固めている。 なおアレンの次作は、再びロンドン舞台の“You Will Meet a Tall Dark Stranger”、続けて“Midnight in Paris”と いう作品も撮影完了しているようだ。 * * 今回は紹介した映画が多かったので、製作ニュースはお休 みします。
|