| 2010年06月13日(日) |
ヤギと男と男と壁と、終着駅、老人と海、スープ・オペラ、オカンの嫁入り+製作ニュース |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『ヤギと男と男と壁と』“The Men Who Stare at Goats” ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリ ッジス、ケヴィン・スペイシーの共演で、日本では文春文庫 に収録されているノンフィクション『実録・アメリカ超能力 部隊』からインスパイアされて作られた真実に基づくドラマ 作品。 1980年代のアメリカ陸軍に密かに存在したとされる第一地球 大隊(映画の中では新地球軍)を題材に、当時のアメリカが やろうとしていた超能力兵士の育成の顛末が、それを取材す るジャーナリストの行動と共に描かれる。 主人公は地方新聞の記者。ある日、彼は超能力者を自称する 男を取材し、そこで陸軍に創設された超能力者を集めた部隊 の情報を得る。しかしその時はあまり真剣でもなく聞いてい たのだったが… やがて彼は個人的な事情からイラク取材を敢行。そこで出会 った男の名前は、彼が以前の超能力者の取材で記憶した名前 だった。そしてその男と行動を共にすることを決めた主人公 は、男の奇妙な言動と共に徐々に超能力部隊に実体に迫って 行く。 元々はアメリカのタブロイド紙に、「アメリカ海軍が潜水艦 との交信用にテレパシーの研究を行っている」との記事が掲 載され、それを真に受けた当時のソ連軍が超能力の研究を開 始。それに対抗してアメリカ軍も研究を進めたのだそうだ。 それは、「ジェダイ計画」の別名も持ち、愛を武器に地球に 平和をもたらすために創設されたというのだが…。部隊は隊 員間の確執などで内部から崩壊。そして主人公が出会ったの は、部隊の中でもNo.1と言われた超能力の持ち主だった。 何とも有り得そうな、でも如何にもインチキ臭いお話だが、 それを最初に書いたような錚々たる顔触れで描いてしまう。 しかもこの顔触れというのが、実はバットマンにオビワン・ ケノービ、スターマンにレックス・ルーサーを演じた人たち なのだから恐れ入る。 ジョン・カーペンター監督の『スターマン』なんて、プレス 資料に書いてあっても知る人も少ないだろうし(ブリッジス はこれでオスカー候補になった)、他の人たちではオビワン 以外はあまり触れられてもいないようだったが、ファンなら 押さえておきたい作品だ。 脚本は、イギリス生まれのコメディ脚本家のピーター・スト ローハンが担当。監督には、元俳優でクルーニーの盟友でも あり、クルーニー監督の『グッドナイト&グッドラック』で は共同脚本も手掛けたグラント・ヘスロヴが本作でデビュー を飾っている。 本作は、直接的な笑いを狙ったコメディではないが、全体が 実にユーモラスに物語が描かれる。しかもSF映画ファンに は『スター・ウォーズ』との絡みなども面白く感じられる。 その上に共演者の顔触れも堪能できる作品だ。
『終着駅』“The Last Station” 『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などのロシアの文豪 トルストイの晩年を描いたドイツ・ロシア合作作品。 ロシアの伯爵家の出身で上記の作品でも世界的な人気を得た トルストイは、晩年は多くの人々にその名声を謳われたが、 その一方でトルストイ主義と呼ばれる禁欲的な自然主義を唱 え、その信奉者によるコロニーなども運営されていた。 そのトルストイ主義者のリーダーからの信任を受けた1人の 男性が、秘書として作家の許に向かうところから物語は開幕 する。その男性には、特に伯爵婦人と呼ばれる作家の妻の言 動を逐一記録するように、との密命も与えられていた。 その男性は、作家の邸宅の近くに創設されたコロニーに宿舎 を与えられ、そこから作家の家に通い始めるが、そこで彼が 観たものは、お互いに信頼し愛し合いながらも激しく言い争 いを繰り広げる作家夫妻の姿だった。 やがてその夫妻の関係に決定的な出来事が訪れ、作家は82歳 にして家出を実行する。そしてそれは作家にとって生涯最後 の旅となる。 トルストイの妻は、その作家の死去の際の経緯などから悪妻 との評判が高いようだ。しかしこの物語では作家夫妻の真実 の姿が描かれている。それは家族を愛し夫を愛する妻の姿で あり、そこには悪妻と呼ばれるような事実はない。 なお本作の物語は、ジェイ・パリーニという作家の小説に基 づいているが、残されている当時の文献などから類推して、 真実はこのようなことと解釈できるようだ。そんな夫婦の愛 憎劇が描かれる。 出演は、本作でオスカーとゴールデングローブ両賞の主演女 優賞候補になったヘレン・ミレンと同じく助演男優賞候補に なったクリストファー・プラマーが作家夫妻を演じ、他に、 ジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティらが脇を固 めている。 なお台詞は全て英語になっているが、この演技陣を観ればそ れで充分だろう。作中で複数の言語が使われる訳でもなく、 敢えて言語に拘わる必要のない作品だ。 脚本と監督は、2004年2月紹介『卒業の朝』などのマイクル ・ホフマン。比較的寡作な監督だと思うが、本作でもじっく りと構えて見事な演出を見せてくれる。因に撮影は、ヤース ナヤ・ポリャーナのトルストイの邸宅などでも行われている ようだ。
『老人と海』 沖縄県与那国島在住の老漁師が、サバニと呼ばれる小型船を 使った漁で、100kgを超えるカジキを追う姿を追ったドキュ メンタリー。1988年に撮影を開始、1990年に完成公開された 作品の再公開。 題名はアーネスト・ヘミングウェーの名作と同じだが、この 映画の製作者は、名作の舞台のハバナ港の緯度が与那国島と ほぼ同じで海流なども似ていることに着目、その島での老漁 師の姿を追ったドキュメンタリーを企画したのだそうだ。 そして監督には、名作の作者と同じアメリカ人で、先に広島 が題材のドキュメンタリー作品『劫火』でアカデミー賞候補 になっていたジャン・ユンカーマンを招請、当時すでに唯一 のサバニ漁の継承者だった糸数繁氏を追ってアジア版『老人 と海』が撮影された。 しかし、撮影の開始された1988年は14年ぶりとも言われる不 漁でカジキは不発。漁の撮影は2年間に及び、さらに島での 祭りの様子や編集から生じた追加撮影などで、結局完成まで に製作者が企画を立ててから5年が掛かったとのことだ。 作品の中では、最後に171キロの大物を仕留めるまでの正に 伝統の漁法を守る老漁師の姿だけでなく、ハーリー祭や金比 羅祭などの島の文化も紹介され、また老漁師の妻との生活の 様子なども納められている。 因に漁の撮影は、サバニ船にカメラマンが同乗しての撮影と 同時に、大型船を並走させてその船上からの撮影。さらに海 上で船を繋いでカメラマンを移乗させてからの全景撮影など で行われており、見事なドキュメンタリーが完成された。 音楽は、フォークグループ六文銭の小室等が担当。またその 演奏にはジャズミュージシャンの坂田明、佐藤充彦らが参加 しているのも聞きものだ。 なお、完成された映画の上映会は最初に与那国島で行われ、 次いで沖縄本島でも行われて老漁師は一躍ヒーローになった そうだ。しかし、東京での上映が行われる1カ月前の1990年 8月、老漁師は漁に出たまま帰らぬ人となった。 恐らくは大魚によって海に引き摺り込まれたのだろうと言わ れているが、彼の死によってサバニ漁を継承する人もいなく なったということで、この作品は正にその伝統を記録した貴 重な作品とも言えるのだ。 本作は、7月31日(土)より銀座シネパトス、テアトル新宿、 キネカ大森ほか全国順次公開される。
『スープ・オペラ』 阿川佐和子の原作小説によるちょっとファンタスティックな ところもある映画化作品。 主人公は、大学の図書館に勤めるちょっと婚期に遅れたかな と思わせる女性。彼女は両親を幼くして亡くし、その後は古 びた洋館で洋裁店を営む母方の叔母に育てられてきたが、あ る日、その叔母が結婚して家を出ていってしまう。 こうして孤独を味わいながらの1人暮らしとなった主人公の 許に、庭に入った猫を追ってきたと称する初老の男性と、親 友の女性編集者から紹介された若い男性(編集部のアルバイ ト)が居候することになるが… こんな主人公の物語に、勤務先の図書館の館長や占い好きの 大学教授、お隣の老婦人や商店街の肉屋の店主、さらに親友 の女性編集者と彼女が担当する奇癖を持つ男性作家。そして 主人公の通勤路の脇にある廃園した遊園地などが彩りを添え て行く。 特に、この草に埋もれたメリーゴーランドや観覧車の点在す る遊園地の風景が素敵で、主人公はその前を通り掛かる度に 「回れ」と掛け声を掛け続けているのだが… 主人公の職場での姿などは現代を感じさせる一方で、職場を 離れてからの生活にはどこか現実離れしたメルヘンな雰囲気 が漂う。それが遊園地の風景に添えられた楽団の演奏などに よって倍加される。 そんな敢えて現実味を取り除いた映像が、映画の全体を心地 よいものにしてくれている。 出演は坂井真紀、西島隆弘、藤竜也。他に加賀まりこ、萩原 聖人、鈴木砂羽、田山涼成、余喜美子、平泉成、嶋田久作、 塩見三省、入江若葉らが脇を固めている。 また、映画の主役の1つとも言える主人公たちが住む家は、 東京都新宿区中井で築90年に近いという実際の家で撮影。も う1つの廃園した遊園地は、1979年に開園し、2000年に閉園 した宮城県大崎市の「化女沼レジャーランド」という場所で 撮影されているそうだ。 さらに、そこで演奏される楽団には、日本バンドネオン界の 第1人者といわれる京谷弘司氏を中心にクラシック系のメム バーが揃えられているとのこと。 また題名にもなっているスープなどの劇中の料理には六本木 に店を持つオーナーシェフが参加。食器やテーブルウェアな どにも、映画のために製作された特別のものが使われている とのことで、そんな端々にも気の使われた作品のようだ。 監督は、2005年4月紹介『樹の海』などの瀧本智行。以前の 作品と同様、登場人物の心情が丁寧に描かれた心の温まる作 品だった。
『オカンの嫁入り』 2008年第3回日本ラブストーリー大賞でニフティ/ココログ 賞を受賞した咲乃月音による原作から、2006年11月紹介『酒 井家のしあわせ』の呉美保が脚色監督した作品。前作以降は TVドキュメンタリーを撮っていた呉監督の劇映画第2作と なる。 物語は題名の通り、母1人娘1人の母子家庭の母親が、深夜 3時の帰宅で息子ほどの歳のしかも頭髪は金髪リーゼントと いう若者を連れてきて結婚を宣言。それに戸惑った娘は家を 飛び出さざるを得なくなって…というお話。 実は上の作品と同じ日に試写を観ておやおやという感じにな った。もちろん具体的な内容は異なるが、物語の発端はかな り似ている。ただし2人の年齢が上の作品に比べてかなり若 く、その点で上の作品がメルヘンなのに対して本作では多少 生々しい感じのするものだ。 でもまあ、その生々しさが本作の眼目でもあろうし、その点 で呉監督は、このちょっと変わったシチュエーションの物語 を、監督第1作の時と同様に上手く描き込んでいる。特に若 い女性の置かれた状況などは共感を呼ぶところも多そうだ。 ただし男性の自分としては、ここまで生々しいと多少戸惑っ てしまうところも生じるもので、僕自身の好みで言えば上の メルヘン作品の方が好きだが、女性の評価は違うかも知れな いと思える作品だった。 出演は宮崎あおい、大竹しのぶ。他に桐谷健太、絵沢萠子、 國村隼、林泰文、斎藤洋介、春やすこ、たくませいこ、友近 らが脇を固めている。 関西のウナギの寝床のような貸家の様子やそこに集まる人々 の生活などには、東京に住んでいると忘れてしまったような 日本の風景が展開されている。そんなところも描きたかった のだろうと思わせた。 ただし、主人公の負った深いトラウマが、あれだけのことで 解消されるものか否か、その部分が物語の本筋と違う話から 始まるだけに、このエピソード自体が必要か否か、ちょっと 気にもなった。 その他にも、母親と結婚相手の状況も説明が進めば了解でき るものにはなって行くのだが、当初はどうしても気になって しまう。それは恐らく原作からそうなのだろうが、映画では もう少し何かの工夫が欲しかった感じはした。 ただまあ、全体が女性の目線なのだろうとは感じる作品で、 その辺で僕は消化し切れない部分があったかもしれない。 * * 製作ニュースは今回も続編の情報を4つ程。 まずは前回に引き続いてシリーズの再開の話題で、この情 報は、2008年12月15日付第173回でも一度紹介しているが、 『飛翔伝説』シリーズ“The Crow”の第5作を『ブレイド』 のスティーヴン・ノリントン監督が手掛ける計画にようやく ゴーサインが出そうになってきた。 この情報は、シリーズ製作者のエドワード・プレスマンが 語っているもので、それによると撮影は今年の後半に開始さ れる計画とのことだ。また撮影は2カ所のロケーションで行 われ、その一方は以前のシリーズと同じデトロイトのような 都市の中心。そしてもう一方は南西部の荒野が舞台になると のこと。 従って、ノリントンのコンセプトは以前のシリーズからは かなり異なったものになりそうだが、特にヴィジュアルに関 しては『アバター』のプロダクションデザインを手掛けたロ ブ・ストロムバーグが参加して、相当に新規なものが加えら れているようだ。ただし、本シリーズの元々のコンセプトは ゴシック調のアクションホラーとされるものだが、ノリント ン監督の『ブレイド』もオリジナルではゴシック調の雰囲気 が強かったもので、その点での心配は要らないだろう。 因にプレスマンの発言では、「コンセプトを多少いじって も、Godzillaのようにはしない」と語っていたようだ。また 以前の情報で、製作には『ハムナプトラ』などのリレイティ ヴィティ・メディアが参加しており、相応の大作が期待でき そうだ。 * * 次も第5作で、日本ではいろいろな邦題で公開されて前作 の『ファイナル・デッドサーキット』を2009年9月に紹介し ている“Final Destination”シリーズの続編が計画され、 その監督にジェームズ・キャメロンの盟友で、『アバター』 などの第2班監督を務めたスティーヴン・クエイルの起用が 発表されている。 なおクエイル監督はUSCの映画スクールで学んでいたと ころをキャメロン監督にスカウトされ、1986年『アビス』の 製作に参加したとのことで、その後は1991年『T2』の特殊 効果を手掛けたり、1997年『タイタニック』の第2班監督も 担当しているようだ。また、2005年に発表された海洋ドキュ メンタリー“Aliens of the Deep”では、キャメロンと共同 監督も務めている。 その監督が、今回は単独で劇映画を撮るものだが、前作で 3D化されたこのシリーズは、当然本作でも3Dで挑まれる もので、前作の時はちょっと3D効果に物足りないと感じた 観客としては、『アバター』の実績がどのように発揮される かにも大いに興味が湧くところだ。 脚本には、5月に紹介したリメイク版『エルム街の悪夢』 を手掛けたエリック・ハイセラーが起用されており、『エル ム』でもオリジナルの設定をよく活かしたシナリオ作りがさ れていたと感じたが、その手腕を今回も期待したい。 『ゴースト・ライダー』に出ていたドーナル・ローグとい う俳優に出演の噂がある他は配役等も未発表だが、撮影は、 今年9月13日に開始され、全米公開日は来年8月26日に決定 されている。因に前作の原題では通し番号が取れたり、先頭 にTheが付いたりしていたが、今のところ本作の紹介では、 “Final Destination 5”と呼ばれていたようだ。 * * 続いては第4作の情報で、2002年、2004年、2007年と発表 された“Jason Bourne”シリーズの続編が計画され、“The Bourne Legacy”と題されたその作品の脚本執筆を、前3作 を担当したトニー・ギルロイと契約したことが報告された。 このシリーズに関しては、原作者のロバート・ラドラムは 2001年に他界しており、そのラドラムが残したボーン・シリ ーズは3作までしかなかった。ところが、シリーズの映画化 が開始された後に、エリック・ヴァン・ラストベーダーとい う作家が、原作者の遺族の許可を受けて続編の執筆を開始。 その作品が、2004年に発表された“The Bourne Legacy”。 またラストベーダーは2007年にも“The Bourne Betrayal” と“The Bourne Sanction”という2作品も発表している。 その小説の続編と同じ題名の映画が計画されているものだ が、ギルロイの契約ではその小説の脚色を求められているの ではなく、前3作のキャラクターに基づいた別の物語が描か れるとのこと。これは、『ターザン』の時代から続いている ハリウッド映画の慣習に基づくもので、映画会社は同じキャ ラクターの作品を3本作れば、その後はそのキャラクターを 使って自由に続編を作れるとのことだ。そんな権利を駆使し ての今回の第4作の計画となっている。 ただし今回の計画では、実は前3作で主人公を演じたマッ ト・デイモンの再演が決定されていない。この点に関して、 この再演にはデイモン側が前2作を手掛けたポール・グリー ングラス監督の起用が条件としているのだが、監督には再度 挑戦する気がない、ということのようだ。 とは言え、ギルロイの脚本が抜群に良ければ、監督もデイ モンも気が変わる可能性がない訳ではないが、計画を進める ユニヴァーサルでは2012年の全米公開を期待しているとのこ とで、彼らの変心を待つには多少時間が短いようだ。それに 同じJBの頭文字で長期に渡って最も成功していると言われ るシリーズでも、主演俳優は次々と交替している訳で、その 辺はそれほど気にすることでもないとも言えるところだ。 * * そして最後は、正に続編の計画で、今春公開された『タイ タンの戦い』に“Clash 2”の計画が発表されている。 この計画では、元々『タイタン』は1981年作品のリメイク で、そのオリジナルの物語はほぼ描かれてしまっているもの だが、今回は2009年9月に紹介したホラー映画『エスター』 のデイヴィッド・レスリー・ジョンスンと、2008年6月16日 付第161回で紹介した“Jonny Quest”の脚本も担当している ダン・マゼウの2人が脚本を契約して、新たな物語が作られ ることになっている。 製作時期などは未定だが、物語ではデミゴッドのペルセウ スが挑戦する新たな冒険を描くもので、そのため前作に主演 したサム・ウォーシントンの再演は大いに期待されていると のこと。ただし、監督のルイス・テリエは続編を担当しない 決意だそうで、監督には新たな人材が起用されることになり そうだ。 因に今春公開された作品の興行収入は全世界で5億ドルを 突破しているとのことで、ワーナーとしては手堅く稼げる作 品という評価のようだ。また映画の製作は、前作で使われた 2D→3Dのコンヴァージョンではなく、最初から3Dで撮 影する方針とのことだ。
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