井口健二のOn the Production
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2010年03月14日(日) 第9地区、孤高のメス、フェーズ6、エンター・ザ・ボイド、ソウル・パワー、きな子、ヒーローショー

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。    ※
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『第9地区』“District 9”
先日発表されたアメリカのアカデミー賞では、受賞は逃した
ものの作品、脚色、編集、視覚効果の4部門で候補に挙げら
れていた、地球を訪れたエイリアンと人類との関係を描いた
SF映画。
物語の発端は1982年。一隻の巨大な円盤が南アフリカの首都
ヨハネスブルグ上空に現れ、空中に停止したままとなる。こ
の事態に軍隊が船体上に進出し、外壁を破って侵入すると、
そこには栄養失調で死にそうな100万体を越すエイリアンが
ひしめいていた。
その状況に国連は直ちに彼らを難民と認定し、停止した宇宙
船の真下に収容施設を建設して彼らを住まわせた。それから
28年、その場所は「第9地区」と呼ばれ、そこにはエイリア
ンだけでなく、彼らを食い物にするギャングも入り込んでス
ラムと化している。
一方、エイリアンが所有する強力な武器が発見される。それ
は生物学的にエイリアンにしか操作できない仕組みになって
いた。そこで地区の管理を任されていた民間の兵器会社は、
彼らの移住を名目にその武器を取り上げることを画策。その
責任者に主人公が任命される。
こうして主人公は、傭兵部隊を引き連れて「第9地区」に赴
き、エイリアンとの移住交渉を始めることになるのだが…。
これに主人公がエイリアンの武器を操作できるようになって
しまう経緯や、何やら秘密の研究を行っているエイリアンの
親子などが絡んで、物語が進められる。

脚本と監督は、南アフリカの出身でナイキのCMなどを監督
していたニール・ブロムカンプ。実は、当初の計画で彼は、
ピーター・ジャクスン製作でPCゲーム「HALO」の映画
化に起用されていたのだが、その計画が頓挫、その替りとし
て浮上したのが本作となる。
そして、監督自身が2005年に製作した6分の短編“Alive in
Jo'burg”(YouTubeにアップされている)を基に、そこに描
かれたエイリアンやその武器などを発展させた物語が創作さ
れ、ジャクスン製作の許で本作の映画化が行われた。
都市の上空に停止したUFOというと、小説では『幼年期の
終り』(確かヨハネスブルグもあったはずだ)があるし、映
像でもテレビシリーズの『V』や映画は『インディペンデン
ス・デイ』などいろいろ作られてきた。
しかしそこからの展開では、確かにこの作品の物語はユニー
クだし秀逸なものだ。そこにはアパルトヘイトを始めとする
南アフリカの社会情勢への暗喩などがあるとも言われるが、
単純にSFとして観るだけでも充分に面白い作品だった。
アカデミー賞での無冠は残念だったが、『2001年宇宙の
旅』は視覚効果賞は受賞しても作品賞の候補にはなれなかっ
た訳だし、作品賞候補が10作品に拡大された恩恵とはいえ、
この規模の作品で候補に挙げられたことは、SF映画にとっ
ても快挙で立派なことだ。

『孤高のメス』
脳死の法制化がされる1997年より前の1989年を時代背景に、
近隣の大学病院に依存してまともに外科手術も出来ない地方
自治体運営による市民病院に赴任してきた孤高の医師の活動
を描く、大鐘稔彦原作の映画化。
物語は、看護婦だった母親の葬儀のために帰郷した新米医師
の姿から始まる。彼は母親の遺品を整理する内、ふと表紙に
1989年と書かれたノートに目を留める。そこには「手術がい
やで堪らない」という書き出しの脆弱な市民病院に勤める母
親の愚痴のような日記が綴られていた。そして彼は、その日
記を読み進める…
その孤高の医師が、市民病院にやってきたのは、難しい手術
は救急車で1時間半も掛かる大学病院に依存したままという
市民病院を守る院長の決断だった。その市民病院には大学か
ら医師が派遣されている外科があったが、ろくな手術もでき
ず、失敗すれば無理矢理大学病院に搬送という状態だったの
だ。そして誤診も相次いでいたようだ。
そんな病院に赴任した孤高の医師は、いきなりそこでは無理
と言われた難手術を見事に成功させる。それは手術道具もま
ともに揃っていない中での執刀だったが…。その手術室で医
師のサポートを担当した母親は、「初めてナース帽を被った
とき以来の感動を覚えた」と日記に書き記していた。
やがて孤高の医師は次々に難手術を成功させるが、そんな活
躍は大学から派遣されている無能な医師たちには面白いはず
がない。そんなとき、市民病院を支えてきた市長が議場で倒
れたとの報が入る。そして搬送されてきた市長の診断結果は
肝硬変。もはや移植手術以外に助ける術のない状態だった。
1989年。日本の移植医療は端緒に着いたばかりで、脳死判定
の基準も定まらず、認められるのは生体肝移植のみ。しかし
家族の肝臓は手術に適合するものではなかった。そしてその
同じ病院で1人の若者が脳死状態となり、その家族は、命を
繋ぐことの重要さを認識し、臓器の提供を申し出る。
その手術を行うことは、結果に拘らず医師は施術後に殺人罪
の訴追を受ける恐れがあり、市民病院もその矢面に立たされ
る。それでも孤高の医師は、目の前の患者を救うことが医師
の務めと言い切るが…

ちょっと長めに物語を書いてしまったが、何となくこんな風
に書き残したいと思うくらいの感動を覚える作品だった。主
演は堤真一、共演は夏川結衣。堤はこの手の演技には定評が
あるところだが、今回は夏川に注目した。
夏川は、僕にはちょっと整い過ぎた顔立ちが馴染めない感じ
の女優だったが、今回は多少エキセントリック気味の演技が
サマンサ・モートンのような雰囲気もあって好印象だった。
それに少し現実離れした雰囲気が正にこの物語の語り手には
ピッタリで、僕が女性の登場人物に感情移入して泣けたのは
今回が初めてかと思うほどのものだ。
他には、吉沢悠、中越典子、松重豊、成宮寛貴、矢島健一、
平田満、余貴美子、生瀬勝久、柄本明、隆大介らが出演。監
督は、2008年8月紹介『ラブファイト』などの成島出。地域
医療の問題点なども指摘しながら、2時間6分をたっぷりと
観せてくれる。

『フェーズ6』“Carriers”
終末世界を背景に、過酷な条件の中を生き抜こうとする若者
たちを描いたサヴァイヴァルドラマ。
荒野を貫く街道を男女4人の若者を乗せたベンツが走って行
く。やがてその先に、道を塞ぐように停められたワゴン車が
現れる。乗っているのは父親と幼い娘。父親はガソリンを分
けて欲しいと頼むが、若者たちにもその余裕はない。さらに
娘の異状が見出される。
ところがその場を強行突破した若者たちは、その際に車体が
損傷し、止むなくガソリンを移して親子と一緒に父親の言う
「ワクチンが用意された」とする場所に向かうことになる。
ただし、その条件は…
若者たちは時には無軌道でもあるけれども、最低限のモラル
は持ち合わせているようで、それなりに懸命に生き抜こうと
する姿が描かれている。しかし暴力に訴えるときには決断も
早く、その辺で違和感を感じることの少ない作品だった。

脚本監督のアレックス&デイヴィッド・パストー兄弟は共に
スペインバルセロナ出身で、今までは別々に短編映画などを
撮っていたが、今回はアメリカ資本のそれなりに俳優も揃っ
た作品ということで共同作業が行われたようだ。
その出演者は、昨年の『スター・トレック』でカーク船長役
に抜擢されたクリス・パイン、2005年『サム・サッカー』に
主演のルー・テイラー・プッチ、2007年『プレステージ』な
どのパイパー・ペラーボ、そして2005年『ザ・リング2』に
出演のエミリー・ヴァンキャンプ。
他に、2008年『最後の初恋』などに出演のクリストファー・
メロニーと、テレビシリーズ“Mad Man”にレギュラー出演
していた子役のキーナン・シプカなどが共演している。
ロードムーヴィ・スタイルでハリウッド規模で言えば低予算
の作品ではあるし、1978年生まれと1981年生まれという比較
的若い兄弟による脚本監督の作品ではあるが、物語に破綻も
少なく、しっかりと作られていたように思える。
主人公たちの無軌道ぶりなどには多少気になるところもあっ
たが、確かに最近の若者がこういう状況に置かれたら、多分
こんなことをするのだろうなあ、と思わせる程度には現実的
だった。最近のスペイン映画の好調が感じられる作品だ。

『エンター・ザ・ボイド』“Enter the Void”
2002年に『アレックス』という作品で物議を醸したというフ
ランスのギャスパー・ノエ監督による7年ぶりの新作。東京
の新宿は歌舞伎町の歓楽街を舞台に、海外から集まってきて
ドラッグに溺れる若者たちの生態が、サイケデリックな映像
と共に描かれる。
映画の巻頭には、一昔前のLSD映画を髣髴とさせ、さらに
それをCGIによって進化させたと言えそうな、正にサイケ
なアニメーション映像が展開される。それは昔はいろいろな
映像技術を駆使して作られたものが、今ではかなりお手軽に
なっているようだ。
そんな巻頭の映像に続いては、歌舞伎町のワンルームマンシ
ョンに暮らすアメリカ人らしい若者の視点映像となり、そこ
ではいろいろトリッキーな映像と、さらにドラッグでハイに
なっている感覚が映像でも描かれて行く。
そしてその若者にドラッグの配達の依頼が来て、若者は歓楽
街にあるクラブにそれを届けるのだが、その依頼は官憲が仕
掛けた罠だった。そして若者はトイレに逃げ込むが…そこか
ら若者の幻想ともつかない世界が繰り広げられて行く。
物語自体は、最近の歌舞伎町辺りに巣くう不良外人の話とし
ては有り勝ちと言えそうなものだし、そんな若者の生態を描
いた物語が2時間23分(先に海外映画祭に出品されたときは
2時間41分あったようだ)に亙って延々と描かれて行く。
そこには時間の脈絡もあまり無くて、現在が等時間で描かれ
たり、過去(遠い過去や近い過去)がフラッシュバックされ
たり、それもまたサイケと言えそうな展開となっている。こ
れは確かにドラッグによって描かれた作品なのだろう。

ということで、レーティングもR−18だし、ほとんどポルノ
まがいのシーンも登場して、正直にはなかなか評価し辛い作
品ではあった。ただ、シッチェスの映画祭でも受賞した撮影
技術は見事なもので、歓楽街上空を自由自在に動き回る映像
には正に刮目した。
撮影監督のブノア・デビーは、実は上記の『フェーズ6』の
撮影も担当しているが、特に本作に於ける変幻自在の映像は
それだけで観るに値する作品と言えそうだ。
出演は、主に新人の俳優たちのようだが、中に2009年8月紹
介『リミッツ・オブ・コントロール』に出演していたという
パス・デ・ラ・ウエルタが主人公の妹役で登場している。
因にフランス映画の本作は、本国では“Soudain le vide”
という題名でも知られているようだが、国際的には上記の英
語題名が公式のようだ。

『ソウル・パワー』“Soul Power”
1974年、ザイール(現コンゴ共和国)の首都キンシャサで行
われたヘヴィ級タイトルマッチ「モハメド・アリ対ジョー・
フレージャー」の一戦を前に現地で開催されたコンサート=
Zaire 74の模様を記録したドキュメンタリー。
このコンサートでは、奴隷としてアメリカに連れ去られたア
フリカ人たちの末裔がルーツに帰ることを旗印に、アメリカ
で活躍する黒人アーチストたちがザイールに集まり、地元ア
フリカのアーチストたちと交流する。
映画は最初に状況を説明するテロップが入るだけで、後は当
時撮影されてそのまま眠っていた映像とそれに伴う現状の音
声で綴られている。そこでは、アリも出席して行われたプロ
モーターによる実施の発表や、ニューヨークに集まって来た
アーチストたちの様子。
また、現地での会場設営の模様やザイールに向かうチャータ
ー機内でのアーチストたち大騒ぎの様子。さらに現地で3日
間行われたコンサートの合間にアーチストたちが地元の人々
と交流する姿など。コンサートを取り巻くものも網羅的に描
かれている。
そしてコンサートでは、B・B・キングやジェームズ・ブラ
ウン、さらにミリアム・マケバやザ・クルセイダースなど、
僕でも知っている往年のアーチストたちが次々に登場し、ま
た知っている曲も次々に演奏されていた。
個人的には、1960年代に『パタ・パタ』の大ヒットで知られ
るマケバの登場が嬉しかったが、1974年当時の彼女は過激派
黒人活動家との結婚でアメリカでは活動が出来なかった時代
のようだ。それでも特有のクリック音を響かせる歌声には感
激した。
その一方でアーチストたちが街に出て、地元の音楽家たちと
一緒に演奏するシーンや、集まってきた子供たちにリズムを
教えるシーンなども感動的だし、また舞台裏で若い女性のア
ーチストがアメリカで流行っている最新のダンスのステップ
を地元のダンサーに教えるシーンなどにも、本当に彼らが交
流を楽しんでいる雰囲気が伝わってきた。
3日間も行われたコンサートのシーンが正にハイライトとい
う感じで、その点では物足りない人もいるかも知れないが、
このコンサートのコンセプトがアフリカ系アーチストの帰還
ということでは本作はそのテーマに沿ったものだし、これで
良い作品だ。
後は、その膨大なコンサートシーンはDVDボックスにでも
して、世間に出して貰いたいと思うものだ。

『きな子』
地元のテレビ局の取材中に見事なズッコケ振りを見せてしま
ったことから、全国的に名前を知られることになった香川県
丸亀警察署の見習い警察犬を主人公にした作品。
映画の物語自体はフィクションで、かなりドラマティックに
作られているが、警察犬の仕事ぶりや訓練・コンテストの様
子などはそれなりに判りやすく描かれており、特に動物もの
としてはOKの作品と言えそうだ。
それに、現実の「きな子」がその後に置かれた状況には、映
画の中にも描かれている各種のキャンペーンに担ぎ出される
「きな子」の映像と併せて、いろいろ考えさせられる部分も
ある作品だった。

出演は夏帆、戸田菜穂、寺脇康文、山本裕典、平田満、広田
亮平、遠藤憲一、大野百花、浅田美代子。夏帆は、犬に食わ
れないだけの可愛らしさを今回も発揮しているし、広田、大
野の子役もしっかりとした演技を見せてくれている。
それから「きなこ」は幼犬時代を除いて本物が登場している
ようだが、肝心のズッコケのシーンがCGIなのはちょっと
残念。当時に取材されたテレビ映像があるはずだが、それは
使用できなかったのかな。               
また、現実の「きな子」のいる訓練所が丸亀市飯野町で、主
人公の実家が土器川の近くということでは、そこに向かう際
に鳥坂は越えないはずだが…。実は映画の訓練所のセットは
三豊市に作られたそうで、それならと納得したところだ。 
因に、鳥坂は丸亀市と三豊市の間にあって、そこで売られて
いるまんじゅうが地元では有名な場所。ついでにその近辺を
Googleマップで調べたが、鳥坂山というのはこの付近にはな
かったようだ。これもフィクションということになる。
監督は、2007年11月紹介『SS』の小林義則。本作が3作目
だがそれなりにそつ無くまとめている。脚本は、共に本作が
映画デビュー作の浜田秀哉と俵喜都。この内の浜田は香川県
の出身とのことで脚本には地元らしさもあるが、上記の点は
止む終えなかったのかな。
なお、警察犬の訓練・コンテストにはその他の課目もあるよ
うだし、訓練士の資格にもいろいろ階級などもあるようで、
その辺のことももう少し描いて欲しかった気もするが、基本
「きな子」ファンのお子様に見せる映画としてはこの程度で
充分の作品だろう。

『ヒーローショー』
2005年『パッチギ!』などの井筒和幸監督による2007年同作
の続編以来となる長編作品。その間には2008年11月に紹介し
た短編集『はじめは、みんな子供だった』の一編を監督して
いるが、長編は上記以来となるようだ。
完成披露試写会を観てきたが、その上映前の舞台挨拶で監督
は、最近、若者の暴力行為を描いた映画が多いことに触れ、
「そういう流れを作ってしまったのは自分のようにも感じる
が、今回はそれに一石を投じる作品を作った」といったよう
なことを語っていた。
物語は、客寄せの「ヒーローショー」に出演するヒーロー役
の若者が、悪役の男の恋人を寝取ったことに始まる。そこで
悪役の男は知人のやくざに頼んで復讐をするのだが、その際
にやくざが金を要求したことから、若者側もちょっと危ない
系の先輩に話を持って行く。
そして危ない系の先輩は元自衛官の同級生を誘い、その元自
衛官は個人的な苛々もあって加担を決める。こうして若者の
地元にやくざたちを呼び出した元自衛官たちは、人数を掛け
てやくざたちを袋叩きにし、その内の1人を埋めてしまうの
だが…
監督の言う最近流行りの映画というのが具体的にどの作品を
指すのかは判らないが、僕自身、試写は観てもサイトにアッ
プしなかった作品の中には、この手の復讐が成功して万々歳
という単純な作品が多いようにも感じていたところだ。
であるから本作が、ここから後の展開でかなり厳しい話を描
いていたのには、ある種の我が意を得たりという感じもした
し、大人が描く映画ならこうあるべきだという思いもした。
少なくとも思い上がりの餓鬼が作った、暴力さえかっこ良く
撮れば良いというような作品ではないものだ。

出演はお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介。
この配役は、監督に言わせると「吉本映画だから仕方ないだ
ろう」だが、監督自身が多数の候補の中から選んだもので、
他の候補にはもっと周りが押す有名なタレントもいたが…、
「その名前は絶対言えない」としていた。
他には『パッチギ!』にも出演していた女優のちすん、本業
はダンサー兼振り付け師の桜木涼介、『デトロイト・メタル
・シティ』などの米原幸佑、『ワルボロ』などの安部亮平、
『わたし出すわ』などの林剛史、『うた魂♪』などの永井彬
らが共演している。
若者向けのちゃらちゃらした作品の多い中、それなりに社会
性もあり重い部分もある作品。上映時間は2時間14分だが、
上映中はスクリーンから目が離せなかった。
        *         *
 先日発表されたアカデミー賞結果についての僕なりの講評
及びその他のニュースは明日付で更新します。


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井口健二