| 2010年02月14日(日) |
月と嘘と殺人、飛べペンギン、今このままがいい、オーケストラ、9+製作ニュース |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『月と嘘と殺人』 共に『テニスの王子様』出身で、どちらも2007年12月に紹介 した『トリコン!!!』に主演の八神蓮と、『そして春風にさ さやいて』に出演の滝口幸広の主演による作品。この作品に は他に真山明大、森陽太、池田竜治、浜尾京介、佐藤永典、 高橋優太らの若手男優も出演している。 主人公の2人は警察学校の同期生で、その1人は殉職した父 の跡を継ぐため地域課に配属を希望し、いわゆる交番の巡査 になっている。そしてもう1人は同じ署内の銃器薬物対策係 で麻薬捜査の刑事をしているようだ。 そんな巡査の務める交番の担当区域で連続絞殺事件が起き、 その手口は巡査の父親が殺されたときのものと似ているよう に見えた。しかも、父親殺しの犯人と思しきやくざの男は証 拠不十分で不起訴となり、別件の軽罪の刑期を終えて町に舞 い戻っていた。 その一方で、バイクに乗った若者による引っ手操り事件が起 き、その現場も絞殺事件お現場に近かった。こうして起きた 2つの事件が思いも拠らぬ繋がりを見せ、事件の全容が明ら かになって行くが… この手の若手男優が揃った作品をここでも何本か紹介してい るが、今回の試写会は一般入場者も入って若手男優たちの握 手会とトークショウも付くというもの。これに似た試写会も 2008年8月紹介『キズモモ』で経験済みだが、そんな試写会 を久し振りに体験した。 それでまあ、そのような作品だろうと高を括って観に行った のだが…。何というか、内容が意外と重い作品で驚いてしま った。しかも、題名にある通りのシーンが何度か登場する。 R−12という指定も受けていて、ちょっと今までとは違う感 じだった。 確かに、主演の2人は共に1985年生まれとのことで、そろそ ろ『テニ王』でもないのかも知れないが、それにしてもこの 物語が会場を埋めた若い女性たちにどのように写ったか、ち ょっと心配にもなったところだ。そのくらいに重い作品にも 感じられた。 脚本監督は、2002年に鳥羽潤が主演した『RED HARP BLUES』 などの高橋正弥。以前の事件が起きたときに主人公の2人が どういう立場だったのか、その辺の時系列の辻褄がちょっと 合わないようにも感じたが…。これでいいのだろうか。 共演は、2008年12月期のBS-i系テレビシリーズ『東京少女』 に、当時16歳ながら自作脚本で主演したという福永マリカ。 他に、田中要次、でんでん、鳥羽潤、田中隆三らが脇を固め ている。
『飛べ、ペンギン』“날아라 펭귄” 前回も紹介した「真!韓国映画祭2009」で上映される作品の 3本目。 現代韓国の庶民の生活を描いたアンサンブル劇と言えるのか な。どこかの町の市役所の福祉課を課員を中心に繰り広げら れる4つの物語からなる。 その1つ目のは教育熱心な母親ととそれに振り回される息子 と夫の物語。学習塾にお絵描き教室、1学年上の勉強を進め る自宅学習など、休む暇もない息子の姿に父親は…韓国が教 育熱心な国というのは聞いているが、その一端が描かれる。 2つ目は、その母親が勤める福祉課に男女2人の新人が配属 されて、歓迎会や夜の飲み会などが続けられる。しかし、乗 りの良い女子に対して男子の乗りが今一で、1人の先輩が彼 に辛く当るが…日本の職場にもありそうな物語が繰り広げら れる。 3つ目は、課長の一家の物語。教育のために妻と2人の子供 はアメリカに移住。その家族が休みで帰国するが…。映画の 中では、子供の教育を親鳥に準えて、「ペンギンは1年に一 回しか子供に会えない」という台詞があり、題名もそこから 取っているようだ。 4つ目はその課長の両親の話で、老境迎えた夫婦が如何に付 き合うかが描かれる。韓国は今でも男尊女卑の風潮が強いの かな。夫の姿はかなり横暴に見えるが、妻もそれに負けては いない。これも日本でも同じような状況はありそうだ。 出演は、2004年1月紹介『Oasis』でも共演のムン・ソ リとソン・ビョンホが、それぞれ1話目の母親役と3話目の 課長役に扮している。その他、4話目を演じた老夫婦は韓国 テレビ界では大ベテランの人で、2話目の女性新人役は人気 の新進女優だそうだ。 脚本監督のイム・スルレは1996年に監督デビュー、過去には 300万人動員の記録を持っており、今回上映される4作品の 監督の中では一番実績のある人のようだ。そんな手堅さも感 じられた。 物語はそれぞれ独立していてアンサンブル劇というほどには 絡み合っていない。ただ、それぞれの物語の結論は明確には 述べられないが、それなりに丸くは納まっているようで、そ んな感じの心地良い作品だった。
『今、このままがいい』“지금, 이대로가 좋아요” 「真!韓国映画祭2009」で上映される作品の4本目。 2008年10月紹介『最強☆彼女』などのシン・ミナと、同8月 紹介『M』などのコン・ヒョジンの共演で、父親の違う姉妹 が、母親の死を切っ掛けに生き別れとなっている妹の父親を 探す物語。 シンが演じる妹はソウルでビジネスウーマンとして活躍して いるようだ。そんな彼女に故郷の済州島で暮らしていた母親 の死が告げられる。そして島に戻った彼女は、島で暮らすシ ングルマザーの姉と、母親と同居していた叔母と共に葬儀を 済ませる。 しかし、姉の父親の死後に母親と生活していた自分の父親で もある男性の存在が気に掛かる妹は、偶然見つけた母親宛の 手紙を手に父親の行方を探すことを決意し、その旅に父親の 顔を覚えている姉に同行してもらうことにするが… 性格のかなり違う姉妹が、互いに反発したり、和解したりし ながら、行方の判らない父親を探す。ドラマとしてはいろい ろなことが起こりそうな展開だが…。ここに描かれた展開だ けは全く予想もできなかった。しかもそれが見事な結末を作 り出す。これには参った。 脚本と監督は、ホン・サンス監督の『オー・スジョン』や、 イ・ジェヨン監督の『スキャンダル』の現場にも参加したこ とがあるというプ・ジヨン。作品はぴあフィルムフェスティ バルでも上映されたことがあるという女性の短編作家が満を 持して長編デビューを飾っている。 上映時間は90分と短めの作品だが、姉妹の旅に併せて過去の 映像や、叔母の手に託した娘の行動など、いろいろな要素が 手際よくちりばめられ、それらが互いを邪魔することなくそ れぞれの物語を作り上げている。その構成力にも感心させら れた。 なお、主演の2人は韓国では若い女性のファッション・リー ダーとしても認められているとのことで、特にコン・ヒョン ジンが映画の中で披露するカラフルな衣裳は、若い女性の関 心を呼びそうだ。 また、そんな2人が低予算のインディーズ作品で共演したと いうことでも話題になった作品のようだ。でもこの脚本を読 まされたら誰でも出演したくなるだろうな。それくらいに見 事な作品だった。
『オーケストラ!』“Le concert” ソビエト連邦当時に世界的に著名だったボリショイ交響楽団 の本拠地・ボリショイ劇場で清掃員として働く中年の男が、 ふとした偶然からパリのシャトレ劇場に寄せ集めの楽団員を 率いて出演してしまうという人情味溢れる音楽コメディ。 主人公のアンドレイは初老に近い男性、ボリショイ劇場で清 掃員をしているが、実は30年前には天才と呼ばれた交響楽団 のマエストロ(指揮者)だった。そんなアンドレイが1人で 支配人の部屋を掃除中に1通のFAXが届く。それはパリの劇 場からの招請状だった。 そのFAX紙を観たアンドレイの頭にとある発想が閃き、思わ ずFAX紙をポケットに押し込んだアンドレイは、自ら交響楽 団を率いてパリに乗り込むことを決意する。それに協力する のは30年前に共に楽団を追われた不遇な楽団員たち、しかも マネージャーを勤めるのは… 果たしてパリ公演は無事行われるのか。そしてそこにはアン ドレイの特別な思いも隠されていた。 ブレジネフ政権末期のソ連では、ユダヤ人に対する迫害が顕 著化し、ボリショイ交響楽団からも多くのユダヤ人が追われ たらしい。そんな30年前に政府の方針に楯突いたのが当時新 進気鋭の指揮者だったアンドレイ。以来彼とその中間達は不 遇の時を過ごしてきた。 そんな彼らが一念発起のパリ公演を目指す。しかも利用でき るものはとことん利用して。 物語の前半はかなりの無理もあるどたばたコメディだが、後 半になるに随って政治的な背景や、それに翻弄された人々の 苦しみなどが浮き彫りにされてくる。その構成の巧みさに感 動した。 音楽映画で泣かせるのは、映像と音楽の相乗効果もあるから 比較的容易なのかも知れないが、この作品の巧みさにはさら にしてやられた感じがした。本当に上手いと感じさせてくれ る作品だった。 出演は、主演にポーランド出身のアレクセイ・グシュコヴを 配し、相手役には2005年7月紹介『真夜中のピアニスト』に 出演のメラニー・ロラン。『トランスポーター』シリーズの フランソワ・ベルレアン。『恋愛睡眠のすすめ』などのミュ ウ=ミュウ。 さらにロシア人の役には、実際にロシアの俳優たちが配され て見事なアンサンブルが描き出されている。 なお映画の成立では、最初にシノプシスがあり、そのアイデ アから監督でもあるデュ・ミヘイレアニュが自ら脚本を書き 上げたとある。そこでクレジットには、collaboration byと して1987年『ニューヨーク東8番街の奇跡』などのマシュー ・ロビンスの名前があったが、彼が最初のシノプシスを書い たのかな。そんな味わいも感じられた。
『9』“9” 2005年の学生アカデミー賞に応募されて金賞を受賞、そのま まその年のアカデミー賞短編アニメーション部門の候補にも 挙げられたシェーン・アッカー監督による11分の同名作品の 長編版。 その経緯についてはサイトの2005年8月1日付第92回でも紹 介したが、長編化に当ってはティム・バートンが製作者とし て参加し、『コープス・ブライド』などの脚本を手掛けたパ メラ・ペトラーが協力して物語が完成されたとのことだ。 その物語は、未来かパラレルワールドかは不明だが、人類が マシーンとの戦いに破れて絶滅した後の世界が舞台。その廃 虚の中の一室で、背中に「9」と書かれ麻袋を縫い合わせた 様な1体の人形が目を覚ます。 その人形は部屋を出て廃虚の町をさまようが、やがて良く似 た感じの「2」と書かれた別の人形に出会う。しかしその直 後にマシーンビーストに襲われ、「2」の人形は主人公を庇 ってビーストに連れ去られてしまう。 そしてさらに別の人形たちにも出会った主人公は、連れ去ら れた人形を助けようと提案するが、「1」と書かれたリーダ ー格の老人の人形に拒否されてしまう。ところが彼の意見に 賛同する人形も現れ、彼らは仲間の連れ去られた廃虚へと向 かって行くが… こうして人形たちの冒険が繰り広げられるが、それは人類滅 亡の原因と、その滅亡後の世界で人形たちに託された使命を 解き明かす旅にもなって行く。 因に一見すると人形アニメーションのようなこの作品は、実 はCGIで作られているというのが第92回の当時の情報だっ た。それは長編化に当っても変えられていないはずだが、そ のアニメーションが見事な作品だ。 そして長編化に当っては短編では無言だった人形たちに新た に台詞が与えられ、その声優をイライジャ・ウッド、ジェニ ファー・コネリー、ジョン・C・ライリー、マーティン・ラ ンドー、クリストファー・プラマーらが担当している。 物語的には、多少説明不足が否めない部分もあるが、何しろ 世界観と造形の素晴らしさが目を引く作品。若い監督には今 後の作品も期待したいものだ。 * * 今回の製作ニュースは、シリーズの続編の話題が纏まって 届いている。 まずは気になる“Terminator”の権利に関するオークショ ンの続報で、実は前回ライオンズゲイトとソニーの一騎討ち になると紹介した争奪戦に、最終コーナーで新たにパシフィ カーという入札者が登場。先行2社を蹴散らして権利を獲得 するという事態になってしまった。 この新規参入社は2950万ドルの金額を提示して権利を一気 に奪取したというのだが、実はこの会社には倒産したハルシ オン社の前にシリーズの権利を持っていたマリオ・カサール が資金を提供しているとのことで、結局、カサールが3000万 ドルで売った権利を−50万ドルで買い戻したことにもなるよ うだ。 しかしこのパシフィカー社自体には当然のことながら大型 予算の映画製作をした実績はなく、カサールがバックアップ したとしても簡単に映画を作れるものではない。そこで同社 では、さらに次のステップとしてソニーまたはライオンズゲ イト社にその権利を転売する交渉をしていると言うのだが、 その金額は買い戻しの金額より高いのか低いのか、製作すれ ば1億ドル以上の儲けが期待できるシリーズには、いろいろ な思惑が絡んでいるようだ。 * * 後は何せ本数が多いので、一気に箇条書きで紹介してしま おう。現在、世界ではこんな続編が計画されている。 以下はアルファベット順で: “Asterix Chez les Bretons”は、2003年10月紹介『ミッシ ョン・クレオパトラ』などの“Asterix le Gaulois”シリー ズの最新作。1999年に第1作が公開され、2005年6月15日付 第89回で報告した第3作“Asterix aux jeux olympiques” も本国では2008年に公開されている。その第4作となる本作 では、脚本・監督に昨年“Le Petit Nicolas”という作品が 公開されたローラン・ティアールを起用、多少停滞気味の興 行成績に渇を入れたい意向のようだ。主演の2人には2008年 作のコンビが再登場する。 “Black Hole”は、今年はディズニーから1982年作品『トロ ン』の続編“Tron Legacy”が公開されるジョセフ・コジン スキー監督の次回作で、1979年の同名作品(オリジナルは前 にTheが付いていた)のreimaginingが行われるとのことだ。 因にコジンスキー監督は、“Tron Legacy”でも当初は続編 やリメイクでないreimaginingを行うと述べていたもので、 今回もシグナス号のその後が描かれる可能性は高そうだ。 “Enchanted 2”は、2007年『魔法にかけられて』の続編と なるものだが、この作品には新しい血が注入されることにな りそうだ。そこでまず脚本には2001年『アイ・アム・サム』 などのジェシー・ネルスン、監督には昨年8月紹介『あなた は私の婿になる』などのアン・フレッチャーの起用が発表さ れた。ただしこの作品には、エイミー・アダムス以下の前作 の出演者が再度揃うかという問題が重要な訳で、そのために も俳優たちの心に訴えるハイレヴェルな脚本と監督が求めら れているようだ。 “Fast Five”は、2001年から続く『ワイルド・スピード』 シリーズの第5作。2006年の『TOKYO DRIFT』以降の脚本を 担当するクリス・モーガンと、ジャスティン・リン監督が再 登板する。物語は前作での活動で官憲から追われることにな ったドミニクとブライアンのその後を描くもので、ヴィン・ ディーゼルとポール・ウォーカーの出演も決まっているよう だ。今年の年末から撮影、2011年の公開が期待されている。 なおディーゼルには、それに続いて“Riddick 3”の計画も あるようだ。 “Foundation”は、アイザック・アジモフ原作の映画化で、 新たな3部作を作る計画。この計画に付いては昨年2月1日 付第176回でも報告したように、コロムビアとローランド・ エメリッヒのセントロポリスが権利を獲得していた。そして 今回はエメリッヒ自身が、映画化はアジモフの最初の3部作 をそれぞれ1本ずつの映画とし、撮影は3Dで行う方針を明 らかにしている。ただし、撮影の時期などはまだ明確ではな いものだが、すでに1998年の『プライベート・ライアン』で オスカー脚色賞の候補になったロバート・ロダットが脚色を 進めているという情報もあるとのことだ。 “Ghostbusters 3”についても、昨年11月8日付で紹介した ようにリー・アイゼンバーグ、ジーン・スタピニツキー脚本 による準備が進められているものだが、今回の計画では前の 2作(1984年と1989年)で活躍したビル・マーレイ、ダン・ エイクロイド、ハロルド・ライミスらのチームは引退して、 新たにもっと若くてセクシーなチームがゴーストと戦ってい るようだ。しかもマーレイの情報では、彼自身はゴーストに なっていることを出演の条件にしたとのことで、これは手強 いゴーストになりそうだ。 “The Lost Symbol”は、昨年の『天使と悪魔』に続くトム ・ハンクス主演ロバート・ラングドン教授シリーズの第3弾 になるものだが。実は前作の全世界での興行成績が、2006年 に社会現象とまで言われた『ダ・ヴィンチ・コード』の7億 5800万ドルからほぼ半減の4億8600万ドルに終って、映画化 が危ぶまれていたようだ。そこで今回の映画化に当っては、 2002年の“Dirty Pretty Thing”でオスカー脚本賞の候補に なったスティーヴン・ナイトを招請して、新たな脚色を進め ることになっている。因にハンクスの出演は契約済みとのこ とで、計画では2012年の公開が目指されているようだ。 “Mission: Impossible 4”では、昨年の今頃に別の映画の プロモーションで来日したトム・クルーズが撮影中と発言し たと伝えられ、僕自身は「そんな話聞いてないぞ」と思って いたものだが、その計画に正式にGoサインが報告された。そ れによると、脚本は、テレビシリーズ“Alias”などを手掛 けたジョッシュ・アップルトンとアンドレア・ネメクがクル ーズのアイデアに基づいて執筆中、前作を手掛けたJ・J・ エイブラムスとクルーズの製作の許、準備が進んでいるよう だ。そしてエイブラムス監督の復帰はないものの、クルーズ の出演は契約されたとのことで、2011年5月27日(決定)の 全米公開に向けて製作が行われることになっている。 “Mr.& Mrs.Jones”は、2005年にアンジェリーナ・ジョリー とブラッド・ピットが共演した『Mr.& Mrs.スミス』の関連 作品。元々はテレビシリーズだったものだが、さすがに映画 版の結末からは続編は作れないと判断されたようで、新たに 別の登場人物で別のシチュエーションによる作品が検討され ているそうだ。従って主人公夫婦のの苗字も変わっている。 ブラピとアンジーは実生活でも一緒になったが、今度は一体 どんなカップルが主演するのだろうか。 この他に“New Year's Eve”は公開中の『バレンタインデ ー』の続編で、公開作の登場人物たちの関係がさらに絡み合 うことになるようだ。また“Spider-Man”の計画では、1月 17日付で紹介したマーク・ウェッブの監督が決定し、2012年 7月3日の全米公開を目指して3Dによる製作が計画されて いる。さらに“Superman”は、ワーナーが『リターンズ』の 続きではないシリーズ再開作をクリストファー・ノーラン監 督に依頼したとの情報もあるが、監督には先に“Batman”の 第3作が期待されているものだ。 ハリウッドのシリーズ路線はまだまだ続きそうだ。
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