井口健二のOn the Production
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2010年02月07日(日) 後ろから前から、闇の列車光の旅、ダレン・シャン、アーサーと魔王マルタザールの逆襲、ビバ!ラブ、空を歩く少年+製作ニュース

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。    ※
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『後ろから前から』
「ロマンポルノRETURNS」と題された企画シリーズの
第2弾。
前々回紹介の第1弾同様、往年の「にっかつロマンポルノ」
の作品と同じ題名を冠された作品で、今回は1980年末に公開
されて話題になった畑中葉子の主演作が、新たなスタッフ・
キャストで再製作された。
ただしこの作品も、物語はオリジナルとは異なっているが、
オリジナルより題名には合っていそうな感じのものだ。
主人公は女性タクシー運転手。しかし営業成績が上がらず、
営業所長からは文句を言われ続けている。そんな彼女に同僚
の女性運転手が、「女性の武器を使ったら…」とアドヴァイ
ス、それを実行してたちまち成績は伸び始めるが…
その所業がばれて会社は馘首。さらに売春容疑で警察にも追
われる羽目に。ところが最後の客と思って乗せた男性客に熱
海までの遠出を頼まれ、そこに向かう道中の道すがら、お互
い胸に秘められた過去が解き明かされて行く。
オリジナルは暴走族の話だったから全くお話は違うが、本作
では乗用車の玉突き事故で、正しく後ろから前から衝突され
るシーンがあるなど、ちゃんと題名が物語の中にもはまり込
んでいるものだ。

それに本作では、脚本監督を、昨年11月紹介した『板尾創路
の脱獄王』で共同脚本に参加していた吉本興業の増本庄一郎
が担当して、ロマンポルノの中でもコメディ路線を復活させ
たものにもなっている。
とは言うものの、映画の前半では物語を追おうとするあまり
かギャグが空回り気味で、後半にアヴァンギャルドなシーン
や、名作のパロディなどで持ち直しはするが、できれば前半
からこれくらいのパワーで飛ばして欲しかった。
主演は、3代目『ミニスカポリス』で人気を得た宮内知美。
オリジナルの当時話題になった主題歌(オリジナルは歌が先
で、そこからのインスパイアで映画が作られた)もリメイク
されており、宮内の人気での観客動員は期待できそうだ。
なお、本作も日活と衛星放送スカパーの共同製作によるもの
で、2月27日から劇場公開と同日でPPVによる放送も開始
されることになっている。

『闇の列車、光の旅』“Sin nombre”
ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナが製作総指揮
を担当し、2009年のアメリカ・サンダンス映画祭で監督賞と
撮影監督賞を受賞したメキシコ映画。
ホンジェラスを出発、グアテマラとメキシコを経由して、徒
歩と貨物列車の屋根への無賃乗車でアメリカ国境を目指す少
女。その違法移民者を狙って金銭を巻き上げようとするメキ
シコのギャング団。そのギャング団の若者と少女との出会い
がドラマを作り出す。
主人公自身は違法移民であるから、正しいものではないが、
その苦難の旅程が丁寧に描かれている。そしてそこで育まれ
る愛情や信頼が美しくも厳しく描かれた作品。その物語は各
地の映画祭での受賞や映画賞でのノミネートもうなずける。

脚本監督はキャリー・ジョージ・フクナガ。名前の通り日系
3世の新人監督だが、ニューヨーク大学で映画を学び、撮影
監督として北極圏から西アフリカまで旅した経験があるとの
こと。
その監督が、違法移民がトラックに閉じ込められたままアメ
リカ国内を移送中に窒息死した事件を描いたショートフィル
ムを企画し、その背景を調べるためにメキシコなどでの調査
を行った際に、その調査の中で浮かび上がってきたのがこの
物語だそうだ。
そしてそのショートフィルムがサンダンス映画祭で上映され
た際に、監督はその物語を描いた長編映画の脚本をサンダン
ス・ラボに提出することを勧められ、その結果、この映画が
完成されたとのことだ。
主演は、ルイス・マンドーキ監督の『イノセント・ボイス』
などに出演のパウリーナ・ダイタン。ホンジュラスで行われ
たオーディションで選ばれたエドガー・フロレス。それに、
2007年『スピーシーズ4』に出演していたというクリスティ
アン・フェレール。
他に、昨年2月に紹介したベルナル初監督作品『太陽のかけ
ら』に出演のテノック・ウエルタ・メヒアがギャングのリー
ダー役で登場。いずれもラテン系の若者たちの共演が、見事
な雰囲気を醸し出している。
中米からアメリカへ向かう違法移民たちの苦難や悲しみが、
ロードムーヴィの体裁を取りながら見事に描かれた作品だ。

『ダレン・シャン』
     “Cirque du Freak: The Vampire's Assistant”
主人公と同じ名前のダレン・シャンという作家による若年向
けホラーシリーズからの映画化第1弾。
ちょっと内気な主人公の少年と、大人の目から見れば不良だ
が主人公にとっては大親友の少年。そんな2人の少年が親の
目を盗んでフリークスのサーカスを訪れたことから、2人は
思いも拠らない運命に翻弄される。
自分の失敗で親友が死の淵に立ったとき、あなたは親友のた
めに死ねますか?いやそれは死よりも恐ろしい運命にあなた
は立ち向かうことができますか?そんな究極の選択に主人公
は直面させられる。
元々原作物であるからネタバレにはならないと思うが、主人
公はここでヴァンパイアになることを要求され、家族や友人
とも離別してヴァンパイアとして生きる道を選択しなければ
ならなくなる。しかも、命を助けた親友とも新たな関係に直
面する。

この主人公に新人のクリス・マッソグリアが扮し、親友役は
2008年『センター・オブ・ジ・アース』などのジョッシュ・
ハッチャースンが演じている。
その他、ヴァンパイア役で『シカゴ』でオスカー候補になっ
たジョン・C・ライリー、サーカス団長役に『ラスト・サム
ライ』で候補の渡辺謙。さらに『プラトーン』で候補のウィ
レム・デフォー、『フリーダ』で候補のサルマ・ハエックら
が共演している。
監督は2002年『アバウト・ア・ボーイ』などのポール・ウェ
イツ、脚本は1997年『L.A.コンフィデンシャル』でオスカ
ー受賞のブライアン・ヘルゲランド。
映画化は、原作シリーズの3巻目までに相当する物語とのこ
とで、実は未だ主人公はヴァンパイアになるかどうか悩んで
おり、徐々にその道が開かれて行く過程が描かれる。従って
物語は始まったばかりで、ぜひとも続編も見たいものだが…
未だその計画は発表されていない。
と言うのも、アメリカでは昨年10月25日の公開第1週の興行
成績が629万ドルの第3位でスタートしたものの、その後も
成績は伸び悩んで結局3週間で1370万ドルの成績しか上げら
れなかった作品。従ってその程度の成績では続編には踏み切
れないようだ。
その理由は、豪華な配役の割に展開がお子様向けすぎるなど
いろいろありそうだが、映画を観ていると、ライリー、渡辺
謙らの脇役陣が本当に楽しそうに演技をしており、それは観
客も楽しませてくれるものにもなっている。
ただ、派手なアクションシーンなどが少なくて、特に見せ場
になるべきシーンが観当らない。しかしそれはシリーズ第1
作の宿命のようなものでもあるし、これが第2作、第3作と
続けば『ハリー・ポッター』などより人間味のある話になる
はずなのだが…

因に、映画をユニヴァーサルと共同製作しているリレイティ
ヴィティ・メディアには、日本の広告会社の電通が出資して
おり、エンドクレジットにも社名が登場している。だから、
何とか日本で大ヒットして続編の気運が生まれたら、それも
嬉しくなるものだ。

『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』
        “Arthur et la vengeance de Maltazard”
リュック・ベッソンが執筆したお子様向け冒険小説からの映
画化で、2007年4月に紹介した『アーサーとミニモイの不思
議な国』の続編。因に、本国のフランスではすでに第3作の
“Arthur et la guerre des deux mondes”も製作されてい
るようだ。
前作で魔王マルタザールからミニモイの王国を守って人間界
に帰還したアーサー。そんなアーサーに、10回の満月を経て
再びミニモイの国を訪れるチャンスがやってくる。しかし無
理解の父親によってそのチャンスは潰えそうになるが…
原作本は全4冊あるもので、その内の最初の2冊から第1作
の映画化が行われたようだ。このため今回の映画化は原作で
は3冊目のお話となるものだが、前作は2冊分で内容が盛り
沢山だったのに比べると、多少物足りないのは原作が1冊だ
けのせいなのかな。
でもまあ本作は、映画化第3作への繋ぎの部分である訳で、
この結末から第3作で起きそうな物語を考えると、この手の
シリーズでは楽しみは後に残して置くのが常套手段なのかも
知れない。

出演は、フレディ・ハイモアとミア・ファーロウ、それに母
親役のペニー・バルフォーは前作に引き続き登場。ただし、
何かとひどい目に遭う父親役は、昨年3月紹介『お買いもの
中毒な私!』などに出演のロバート・スタントンに交替して
いる。
一方、英語版の声優には、前作ではマドンナ、ロバート・デ
ニーロ、デヴィッド・ボウイなど錚々たる顔ぶれが登場した
が、今回はハイモアと王子役のジェイミー・ファーロン、マ
ックス役のスヌープ・ドッグ以外は交替している。
そのセレニア姫役は『ハナ・モンタナ』にゲスト出演のある
セレナ・ゴメス、マルタザール役には『ルル・オン・ザ・ブ
リッジ』などのルー・リードと、いずれも歌手でも実績のあ
る2人が担当した。また王様役は『バビロンA.D.』などの
デイヴィッド・ガスマンが担当。
さらに『NINE』に出演のファーギーことステーシー・フ
ァーガスンや、『ウルヴァリン』などに出演のウィル・アイ
・アムらが新たな声優として登場している。ただし、日本公
開は全て吹き替えになるようで、この声優が聞けるのは試写
だけだったようだ。

『ビバ!ラブ』“경축!우리사랑”
「真!韓国映画祭2009」と題して12月26日から名古屋の映画
館で上映されていた4本の韓国映画が東京のポレポレ東中野
他、全国の映画館で順次上映されることになり、その1本目
としてこの作品の試写が行われた。
物語は、娘が突然家を出て、結婚寸前だった娘の元カレを慰
める立場になった中年の主婦が、ふと情にほだされて21歳も
年下の若者と…それで妊娠までしてしまうというもの。
現実に起きてしまったらかなりの修羅場になりそうなお話だ
が、これをある意味あっけらかんと、それでいてあってもお
かしくないような物語に仕上げている。その辺の状況の設定
が実に巧みにされていた。それに何とも大らかな結末が嬉し
い作品だった。

韓国映画と言えは、ここ何年かは韓流ブームということで、
韓流スターの出演する作品が持て囃されてきた訳だが、その
種の作品は韓国本国でも興行成績が頭打ちになっている状況
のようだ。
それに対して韓国でもインディペンデンスの映画はあるよう
で、そのような作品を紹介する目的で始められたのがこの映
画祭のようだ。因に映画祭はこの後、全国を巡業することに
なっている。
なお出演は、2008年8月紹介の『ファム・ファタール』で伝
説の女スリを演じていたキム・ヘシク(主演は初のようだ)
と、2004年8月紹介の『春夏秋冬そして春』や、2007年12月
紹介の『アドリブナイト』などに出演のキム・ヨンミン。
監督は、本作が長編デビューとなるオ・ジョムギュン。短編
映画では受賞歴もあるようで、またすでにテレビ放送された
長編作品もあるが劇場用長編は初とのことだ。1959年生まれ
とのことでかなり遅咲きだが、しっかりした演出はさすがの
ものだった。
日本のインディペンデンスは、何だか青臭い作品が多い気が
するが、このような年齢の監督がしっかりとした作品を撮れ
るというのは、それなりの体制が整っているということのよ
うにも思える。映画を文化として観る環境は、日本より韓国
の方が進んでいることは確かだ。

『空を歩く少年』“하늘을 걷는 소년”
「真!韓国映画祭2009」で上映される作品の2本目。
裕福な家に育ちながらも父親の再婚が認められず、家を出て
危険なバイク便の仕事をしている主人公が、仕事の依頼で訪
れたマンションに住む女性から幼い少年の輸送を頼まれる。
その配送先は結婚式場、そして受取人は新郎。
そんな荷物の受け取れるはずのない新郎は、元の住所への再
配送を要求するのだが…その少年とマンションに住む女性と
の関係は…そして少年の出自を求めて主人公と少年の旅が始
まる。
まず題名を聞いたときに、「水の上を歩くキリスト」という
言葉が思い浮かんだ。それでこの映画を観ていると、実に数
多くのキリストとの暗喩が示されており、少年がキリストの
再来であるかのようにも描かれている。
しかし物語はそれを断定するものではなく、それが結末に微
妙な陰影を与えている。ただしそれも観客の判断に委ねられ
ているものであり、映画には明確な答えが示されていない。
それがまたこの映画を興味深いものにもしている。
もっとも僕自身がキリスト教徒でないから、このようなこと
を呑気に書いていられるが、これがキリスト教徒の多い韓国
ではどのように評価されたのか、そんな興味も湧いてくる作
品だった。

出演は、2008年2月紹介『ひまわり』(キム・ヘヨンも出て
いた)などのホ・イジェと、1997年生まれの子役のカン・サ
ン。特にカンが堂々とキリストの言葉を述べるシーンは見事
なものだ。
監督は脚本家として多くの作品を手掛けているノ・ジンス。
その長編監督デビュー作となる本作では、かなり捻った物語
を手堅くまとめている。ただし映画の前半の展開で、本来な
らそこで数日が経過しているはずなのに、2人が一緒のまま
なのは首を傾げた。
全体としては、乗用車による移動を描いたロード・ムーヴィ
の要素もあって、その移動のシーンがエピローグにも活かさ
れている。しかし、それをどう解釈すれば良いのかが難しい
作品でもあった。
        *         *
 今回は、現地時間の2月2日に発表されたアカデミー賞の
各部門のノミネーションについて、SF/ファンタシー映画
の観点などから僕の個人的な見解を述べておこう。
 まずは、発表された候補作を概観すると、何と3D映画の
『アバター』が作品、監督、撮影、美術、編集、作曲、音響
編集、音響、視覚効果の9部門で候補に挙げられ、前回作品
を紹介した『ハート・ロッカー』と並んでの最多候補となっ
ている。ただしこの時点で、もはや11部門受賞の更新はなく
なった。因に『ハート・ロッカー』は、作品、監督、撮影、
編集、作曲、音響編集、音響の各部門で対抗馬となり、他に
主演男優部門と脚本部門の候補となっている。
 そしてこの2作は、前回も書いたようにジェームズ・キャ
メロン監督と、キャサリン・ビグロー監督が元夫婦であると
いうことでも話題になっているものであり、マスコミがそれ
を話題にして盛り上がると、受賞もこの2作に集中してしま
う可能性は高そうだ。そこでもしそうなった場合には、互い
に対抗していない部門は受賞の可能性が高くなるものだが、
『アバター』の視覚効果は、この条件でなくても間違いない
ところだろう。因に視覚効果部門の対抗馬は『第9地区』と
『スター・トレック』になっている。
 一方、『ハート・ロッカー』の脚本部門も可能性は高そう
だが、その他の『アバター』の美術部門と、『ハート・ロッ
カー』の主演男優部門が受賞したら、それは話題の盛り上が
りのお陰と言えそうだ。
 この他のSF/ファンタシー映画ファンが気になる部門で
は、メイクアップ部門を『スター・トレック』とイタリア映
画の一代記物“Il Divo”、歴史物の『ヴィクトリア女王』
が争っている。なおこの部門では、一昨年にもファンタシー
(POTC3)とフランス映画の一代記物(エディット・ピ
アフ)が争い、一代記物に軍配が挙がったから予断は許さな
いところだ。因に『スター・トレック』は、上記の他に音響
と音響編集を含めて全4部門の候補になっている。
 さらにVFX部門のもう1本の候補になっている『第9地
区』も、作品、編集、脚色を含めた全4部門の候補になって
いるが、ただまあ、この辺の受賞はなかなか難しそうだ。
 この他のSF/ファンタシー系の作品では、『ハリー・ポ
ッターと謎のプリンス』が撮影、『Dr.パルナサスの鏡』が
美術と衣裳、『ラブリー・ボーン』が助演男優、『シャーロ
ック・ホームズ』が美術と作曲、『トランスフォーマー』が
音響の各部門の候補になっている。
 一方、長編アニメーション作品部門では、『コララインと
ボタンの魔女』“Fantastic Mr.Fox”『プリンセスと魔法の
キス』“The Secret of Kells”『カールじいさんの空飛ぶ
家』が争っている。この内の『カール…』は、さらに一般映
画に並んで作品、作曲、音響編集、脚本を含み、全5部門の
候補にも挙がっているものだ。
 そして今年から候補が10本となった作品賞部門の候補は、
上記の4本(アバター、第9地区、ハート・ロッカー、カー
ル…)に加えて、『しあわせの隠れ場所』『17歳の肖像』
などで争われるものだが、実は元々ドラマ部門とコメディ/
ミュージカル部門を合わせて10作品が候補だったゴールデン
グローブ(GG)と比較すると、今年は見事に、GGでコメ
ディ/ミュージカル部門の候補だった5作品が脱落し、アニ
メーション部門の候補(受賞)だった『カール…』と、他に
4本のドラマ作品が選ばれる結果になっている。
 アカデミー賞の作品賞候補が10本にされたのは、より広範
な話題作を候補作として記録に残したいという意図があり、
『第9地区』などが正にその恩恵に与ったものだが、それが
図らずもコメディに冷たいというアカデミーの実態も表わし
てしまったようだ。
 受賞式は3月7日(現地時間)に予定されている。
        *         *
 最後にもう1つニュースで、昨年11月8日と今年1月17日
付でも報告した“Terminator”の権利に関するオークション
について、ソニー・ピクチャーズが応札することが報告され
た。
 このオークションに関しては、先にライオンズゲイト社だ
けが参加を表明していたものだが、その提示金額が倒産した
ハルシオン社の希望よりかなり低く、そのままでは終わらな
いのではないかと予想されていたものだ。そして今回は、前
作“Terminator Salvation”(T4)の海外配給を手掛けた
ソニーの応札が発表されたものだが、これがハルシオン社側
の要請によるものか否かは定かではない。
 なお、オークションへの応札の期限はすでに過ぎており、
従ってシリーズの権利はこの両社で争われることになりそう
だが、いずれの会社が獲得しても、出来るだけ早期の続編の
製作を期待したいものだ。


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井口健二