井口健二のOn the Production
筆者についてはこちらをご覧下さい。

2009年11月22日(日) ウルトラ銀河伝説、ソフィーの復讐、霜花店、イェロー・キッド、脱獄王、アイーダ、台北に舞う雪(追記)、カールじいさん…(追記)+他

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『大怪獣バトル/ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
2007年にBS11ディジタルで放送され、その後にテレビ東京
系列でも放送されている円谷特撮シリーズの劇場版。
テレビシリーズは、人類が大宇宙に進出した未来世界を背景
にしたもので、『初代ウルトラマン』などに登場した怪獣は
出てくるがウルトラマン本人は登場せず、代りに怪獣使いと
してゴモラなどを操る特殊能力を持った若者が主人公となっ
ているようだ。
このためネットの解説では、『ウルトラマン』の物語は背景
にはあるが、その位置付けは微妙という書き方のものも見ら
れた。その作品が本作では、ウルトラマンとの関連性も明確
にする物語として描かれている。
人類が大宇宙に進出した未来。そこでは「ZAP SPACY」と呼
ばれる組織が宇宙域の開拓を目指して活動していた。その組
織に所属するレイは、実はかつて宇宙を支配した宇宙種族の
遺伝子を継ぐもので、宇宙怪獣を操る能力を持っていた。
一方、ウルトラマンの故郷M78星雲「光の国」では、日々宇
宙の平和を守るウルトラマンたちの訓練が続いていたが、正
義を守るウルトラマンの中にもダークサイドに落ちる者も居
ない訳ではなかった。
その1人は長く宇宙牢獄に捕えられていたが、その牢獄が宇
宙種族によって破られ、闇のウルトラマンが解放される。そ
の闇のウルトラマンは怪獣たちも操り、「光の国」を危機に
陥れるが…
元々はバンダイのカードゲームに連携した作品とのことで、
描かれるのは100体を越す怪獣たちの大乱戦。そこでテレビ
シリーズでは主人公が操るゴモラなどの怪獣と、その他の怪
獣の戦いとなっているようだが、今回はそれにウルトラマン
も参戦しているものだ。
『ウルトラマン』の劇場版では、2008年6月にも松竹配給の
作品を紹介しているが、ノスタルジーとマニアックで一杯の
その作品とは一線を画して、現在のファン向けに作られた作
品ではあるようだ。
それでも、実写シーンでの黒部進、森次晃嗣やつるの剛士、
声の出演で、団時朗など登場には歴史の厚みも感じられた。
もっともウルトラマンキングの声優にはあれあれという感じ
だったが…

『ソフィーの復讐』“非常完美”
間違いなく、現代中国映画界を代表する女優と言えるチャン
・ツィイーが、初めて自ら製作に携わり、初のコミカルな役
柄に挑んだ作品。
本作でツィイーが扮するのはソフィーという名前の漫画家。
その漫画家が恋愛をテーマにした作品で人気を博したところ
から物語は始まる。その人気で公開のトークショウにゲスト
出演した彼女は、その作品を生み出す切っ掛けとなった実話
を話し始める。
その実話の発端では、彼女は青年外科医との結婚を2カ月後
に控えて幸せの絶頂だった。ところがその青年外科医の前に
人気女優のジョアンナが現れ、外科医は心変わりをしてしま
う。しかも自分の母親からは結婚式の準備の電話が架かり続
けてくる。
そこで彼女は、親友の女性2人や偶然知り合った外国帰りの
青年写真家の協力を得て、外科医の心を女優から取り戻す作
戦を開始するが…。
共演は、外科医役に『ゲゲゲの鬼太郎』にも出演した韓国俳
優のソ・ジソブ。女優役には『墨攻』や今年の東京国際映画
祭で上映された『麦田』、さらにジャッキー・チェンと共演
した『新宿インシデント』などのファン・ビンビン。
また写真家役には『着信アリ2』や『仮面ライダー555』
劇場版などにも出演のピーター・ホーが扮している。『SAYU
RI』に主演のツィイーも含め、日本に関わりのある俳優たち
の共演だが、本作は中国・韓国の合作映画だ。
映画は、夢見がちな漫画家が主人公ということで、映像的に
はアニメーションとの合成が使われたり、その一方でツィイ
ーお得意のカンフーもちょっとだけ披露されるなどヴァラエ
ティーに富んだものになっている。
脚本と監督は、自身も漫画本を出版しているというエヴァ・
ジン。フロリダ州立大学映画科の出身で学生時代にエミー賞
カレッジアワードも受賞したという才媛の脚本にツィイーが
反応し、プロデュースも買って出たというのが製作の経緯の
ようだ。
それにしてもツィイーは、クールビューティとも称される最
近のイメージからは真逆の可愛い女性の役で、最初の登場シ
ーンではちょっと本人か疑うほどの変貌ぶり。『初恋のきた
道』以来のファンにはうれしい作品だった。
カンヌ映画祭での北京政府寄りの政治的な発言などで物議を
醸したこともあるツィイーだが、そんな彼女が満を持してと
いうか、本人が切望して出演したラヴコメディ。1979年生れ
の女優の実像はこちらの方が近いと思いたいところだ。

『霜花店』“쌍화점”
『マルチュク青春通り』などの作品で有名なユ・ハ監督が、
13世紀ごろに作られたという作者不詳の高麗歌謡「雙花店」
から想を得て描き出した歴史物語。
時は14世紀後半、高麗国が31代恭愍王に治められていた王朝
末期のお話。当時の高麗国は中国・元の属国となっており、
王宮には元から王妃が迎え入れられていた。
ところが王自身は男色家で王妃との間に子供を儲けることが
できない。このため元からは王妃の近親者、つまり元の王族
を次期国王に迎えるよう迫られ、王宮内にはそれを受け入れ
るか否かの対立も生じていた。
その恭愍王は、36人の乾龍衛と呼ばれる近衛部隊を彼らが幼
い頃から育て上げ、そこには美貌の青年たちが集められてい
た。そして恭愍王は、世継ぎを得るため苦肉の策として、自
らが最も寵愛する近衛隊長に王妃を交わることを命じるのだ
が…
王は男色家でも、その寵愛の相手がそうとは限らない。まし
てや彼は、王の寵愛を受けるために、それまでは女も知らな
い身体だった。そんな男子が王妃の相手を勤めたら…そこか
らは言うまでもない物語となって行く。
この展開が、王と近衛隊長との会話の中に見事に凝縮して描
かれており、特に王が隊長に命じる際の台詞や2人が交わす
最後の会話は、この種のテーマの作品では出色の台詞とも言
えそうなもの。この脚本は見事だ。

ただし物語は男女の関係だけでなく、さらにそれを引き立て
るような豪華な王朝絵巻きを描いて行く。そこには王の命を
狙った倭寇の襲来と戦う近衛兵たちの激しい剣戟シーンや、
さらに1000人が登場しているという祝宴なども華麗に再現さ
れていた。
出演は、王役に『MUSA』などのチュ・ジンモ、隊長役にチョ
・インソン、そして王妃役にソン・ジヒョ。いずれもモデル
出身という3人が、R−18指定となる激しい艶技も含めて、
特に男優の2人は乗馬や剣戟シーン、さらに琴の演奏なども
見事に披露している。
なお本作は11月21日から開催の「韓流シネマフェスティバル
2009」で特別上映され、その後の来年2月に日本公開も予定
されている。

『イェロー・キッド』
東京藝術大学大学院映像研究科の製作で、同科の大学生の修
了制作作品として作られた長編映画。独立系映画館主の団体
によって選考される今年度の自主映画のベスト1に選ばれ、
来年2月から全国主要都市の映画館で順次公開される。
脚本・監督は真利子哲也。すでに短編映画では各地の映画祭
などで受賞している人のようだが、製作費200万円、撮影期
間2週間という作品にも係わらず、その実績は伊達ではない
という感じのしっかりした作品だった。
物語は、若いボクサーと漫画家を中心としたもの。その漫画
家は、幼馴染みの元チャンピオンをイメージにしたキャラク
ターで10年前に発表した作品が一部にカルト的な人気を得て
いるらしい。
そんな漫画家が、次作の取材のため訪れたボクシングジムで
1人の若いボクサーと出会う。そのボクサーは両親を亡くし
て祖母と2人暮らしだったが、アルバイトも失職し先の生活
は不透明になっていた。
そして、その取材から得た新たな構想で10年前の作品の続編
を書き始めた漫画家は、やがてその物語と現実がシンクロし
ていることに気付いて行く。
この漫画というのが、約100年前にアメリカで実在した新聞
連載コミックスを基に、その続編を日本人漫画家が描いたと
いう設定なのだが、その内容はアメコミ・ヒーローもの。そ
んなコミックスの世界と現実が奇妙に符合して行くというお
話だ。
主演は、『クローズZERO』などに出演の遠藤要と、劇団
所属で映画出演は初めてという岩瀬亮。他に4月紹介『美代
子阿佐ヶ谷気分』などの町田マリー、さらに波岡一喜、でん
でんらが共演。学生映画とは思えない俳優陣がしっかりした
演技で支えている。
なお試写会では上映後にトークショウが行われ、そこで監督
は、「ボクサーと漫画家の主人公は後から考えた」と語って
いた。元々は、現実と非現実が混ざり合う物語が描きたかっ
たのだそうで、その意味では現実をボクサー、非現実を漫画
家が代表しているようだ。
ただし物語の展開ではそのような区別はなく、トークショウ
の相手をした黒沢清監督(藝大教授)も言っていたが、作品
自体は見事な現実感に溢れている。その現実感の中に非現実
が混ざり合うところがこの作品の面白さでもある。
そしてその展開は物語の結末に近づくにつれて加速していく
構成になっており、その加速の度合いも絶妙という感じの作
品だった。因に黒沢監督は、その結末の展開が判り難いとの
意見だったが、クレジット後の映像に関してはその前にその
ヒントがあったものだ。
いずれにしても、学生の作品とは思えない力量に溢れた作品
だった。

『板尾創路の脱獄王』
6月紹介『空気人形』にも出演していた俳優・板尾創路の企
画・脚本・監督・主演による作品。
板尾は吉本興行の所属で、本作はゴリの監督主演で7月に紹
介した『南の国のフリムン』などに続く吉本興行製作の映画
となっている。ただし本作は、お笑い芸人の作品とは思えな
いしっかりとした内容のもの。しかも板尾はお笑い芸人の分
もちゃんとわきまえていた。
物語の背景は、第2次大戦中の日本が国家体制も危うくなっ
ている時期のお話。板尾扮する男が刑務所に収監されるが、
いともた易く脱獄し、いとも簡単に再逮捕されてしまう。そ
して元の罪に逃亡罪を重ねた男はさらに重罪となって監獄に
戻ってくる。
しかし男は再び脱獄、そして再逮捕。その繰り返しに世間も
注目し始め、男は子供たちのヒーローにもなって行く。そん
な男の壮絶な生き様を、國村隼が扮する刑務官を語り部とし
て綴って行く。
男は何のために脱獄を繰り返すのか、その謎が本作の物語を
強引に引っ張って行く。それは正にそれだけの物語であり、
そこには奇想天外な脱獄の手法や、上手くアレンジされたア
クションも描かれるが、全体は見事な調和の中で無理のない
お話が進んで行く。
この無理(違和感)のない物語の展開には板尾の非凡さも感
じてしまう。お笑い芸人としてはホンコンと組んでいる板尾
は、シュールな笑いで人気があるそうだが、この作品は正に
板尾ワールドと呼べるもののようだ。しかも見事なオチまで
付いているのには…

脚本には、『魁!クロマティ高校』などの山口雄大監督が参
加、さらに吉本新喜劇を手掛ける俳優の増本庄一郎と共に綿
密なプロットが作られたとのことだ。
上記以外の出演者では、ぼんちおさむ、オール巨人、宮迫博
之、千原せいじ。テレビで見慣れたお笑い芸人がそれぞれ別
の顔を見せてくれるのも見事だ。他に木村裕一、阿藤快、津
田寛治、石坂浩二、笑福亭松之助らが共演。
吉本興行と角川映画が組むのは3作目だと思うが、その1作
目は人気スターの共演で話題にはなったが、吉本らしさが感
じられず誰でも作れる凡庸としか言えない作品だった。それ
に比べると上記のゴリ監督作品は、正に吉本映画という感じ
で好ましかった。
それに続く本作は、吉本の枠を見据えながらさらに日本映画
に新風を吹き込む作品とも言えそうだ。板尾ワールド恐るべ
し。ぜひとも次の作品も期待したいところだが、板尾の仕事
ぶりから考えると、それには時間が掛かりそうかな。

『アイーダ』“Aida”
ニューヨーク・メトロポリタン劇場2009−2010年シーズンの
オペラ公演をHDで撮影した作品が、「METライブビュー
イング」と称して順次劇場公開される。
その内の本作は、今年10月24日に公演された舞台を撮影した
ものだが、全米及びヨーロッパには生中継もされたとのこと
で、そのため幕間などには出演者へのインタヴュー映像や、
舞台裏での場面転換の模様なども挿入されている。
僕は、オペラなどにはついぞ縁のない人間だが、本作品に関
しては「凱旋の行進曲」は耳にしたことがあると言うか、そ
れだけは知っていた。そのためこの作品にも興味を引かれた
ものだが…でも、それ以外は見事に全く知らなかった。
物語は、エジプトとエチオピアが戦っていた古の時代。エジ
プトに捕えられファラオの家で奴隷として暮すアイーダは、
実はエチオピアの王女だったが、その身分は誰にも明かすこ
とができない。
そんなアイーダは、エジプトの若き武将ラダメスと密かに愛
し合っていたが、そのラダメスに神官からエチオピア討伐軍
の司令官が任命される。その名誉ある任務に喜ぶラダメスに
対してアイーダの心境は複雑だ。
一方、ファラオ家の娘アムネリスもラダメスに心を寄せてお
り、ラダメスが出陣で勝利を収めれば、彼との結婚が約束さ
れている。しかしアムネリスは、ラダメスとアイーダの関係
にも疑いを持っていた。
こんな三角関係とそれを取り巻く物語が、ヴェルディ作曲の
歌曲に載せて描かれて行く。そしてその舞台が、メトロポリ
タン劇場の巨大な舞台空間の中に構築された壮大なセットと
共に描き出される。
という本作だが、映画作品として観ていると多少の違和感は
ある。それは特に幕間に挿入される出演者へのインタヴュー
や舞台裏での場面転換の模様などに感じてしまうものだが、
本作の成立を考えるとそれも致し方ない。
ただ、以前に紹介した歌舞伎座の舞台面映像はそうではなか
ったから、その辺が違和感になった面はありそうだ。しかし
それを全部削除して2時間半ほどの作品にしたらそれも味気
ないのかな。所詮はイヴェントムーヴィという作品だろう。
とは言えそれなりのムードは味わえるし、舞台裏の場面転換
などは僕の目には興味深く観られて面白いものだった。
なお上映作品はこの他に、『トスカ』『トゥーランドット』
『ホフマン物語』『ばらの騎士』『カルメン』など全9演目
が、全て今年から来年の公演の模様で予定されている。

『台北に舞う雪』“台北飄雪”(追記)
この作品は東京国際映画祭のコンペティション部門に出品さ
れたもので、10月16日付の紹介(1)にも掲載したが、今回
は2月の日本公開に向けたマスコミ試写が行われ、改めて見
直して気付いたことを追記しておく。
そこで書きたいのは、建物の壁面や窓の明かりなどの照明効
果が見事な作品だったということだ。本作は題名に「雪」が
あることから雨のシーンが多いのだが、そのシーンの映像も
クリアで美しいのに加えて、夜景のシーンの素晴らしさに改
めて気付いた。
それは先の紹介に書いた「天燈」のシーンにもあるのだが、
その他でも、かなり後方にある建物まで丁寧に照明されてい
るシーンには目を引かれた。実は映画祭では上映後のQ&A
も記者会見も行われず、もしかすると監督自身はあまり納得
していないのかなとも思ったが、確かに他人の脚本を演出し
ただけの作品であったとしても、この映像美にはフォ・ジェ
ンチイ監督らしさが現れていると思ったものだ。
なおその他のコメントは上記の日付をご覧ください。

『カールじいさんの空飛ぶ家』“Up”(追記)
この作品も9月6日付で一度紹介したが、今回は3Dでの試
写を観たのでその報告。
実はこの作品については、前回の記事で「2Dだからオリジ
ナル音声が聞けた」と書いたものだが、今回の試写は3Dで
も字幕だった。実は3Dの映像では、字幕が左右の画像で全
く同じ位置にないと視覚上おかしなことになるので、字幕は
不可能と言われていたものだ。
ただし1973年に日本公開された“The Stewardesses”などの
作品では字幕公開がされているが、この時は片側の画面の字
幕範囲を黒マスクで覆って、反対側にだけに字幕を付けると
いうトリッキーなこともしていた。
それが今回は、上映がディジタル方式になって、画像の位置
も字幕の書体もピッタリ合わせることができる(昔の字幕は
手書きだった)もので、そのため字幕上映も可能になったよ
うだ。
こんな分かり切ったことを、何故今までやらなかったのかも
疑問だが、取り敢えずこの作品では字幕版3D上映も実施さ
れるようだ。以前の記事でも書いたように、エド・アズナー
やクリストファー・プラマー、それにジョーダン・ナガイの
声も聞きたい人は字幕版3D上映の映画館も探してみてくだ
さい。
        *         *
 最後にアカデミー賞関係の情報で、例年報告している長編
アニメーション部門の予備候補が発表され、今年は20本がエ
ントリーされていることが判った。ただし、この内の7本は
最終条件であるロサンゼルス地区での一般公開がまだ行われ
ていないものだが、その内の何本かは大手の配給で公開は間
違いなく、これにより基準となる予備候補の本数16本はクリ
アされて、来年の最終候補の本数は5本となるようだ。
 エントリーされたのは、アルファベット順に
“Alvin and the Chipmunks: The Squeakquel”
“Astro Boy”
“Battle for Terra”
“Cloudy with a Chance of Meatballs”
“Coraline”
“Disney's A Christmas Carol”『Disney'sクリスマス・キ
ャロル』
“The Dolphin-Story of Dreamer”
“Fantastic Mr.Fox”
“Ice Age: Dawn of the Dinosaurs”
“Mary and Max”『メアリーとマックス』
“The Missing Lynx”
“Monsters vs. Aliens”
“9”
“Planet 51”
“Ponyo”
“The Princess and the Frog”
“The Secret of Kells”
“Tinker bell and the Lost Treasure”『ティンカー・ベ
ルと月の石』
“A Town Called Panic”
“Up”『カールじいさんの空飛ぶ家』
 この内、邦題を併記したのはこのページで以前に紹介した
作品。なお『メアリーとマックス』は東京国際映画祭で上映
された作品で、10月26日付の紹介(3)に掲載している。そ
の他、製作ニュースを紹介したことのある“Coraline”や、
ディズニー配給の“The Princess and the Frog”はその内
に紹介できそうだ。
 ということで、これらの中から最終候補には一体どの5本
が選ばれるのだろうか。最終候補は来年2月2日に発表され
る。


 < 過去  INDEX  未来 >


井口健二