井口健二のOn the Production
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2009年11月15日(日) ユキとニナ、フォース・カインド、サロゲート、パレード、Dr.パルナサスの鏡、抱擁のかけら、作戦、バニッシング・ポイント

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
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『ユキとニナ』“Yuki & Nina”
2007年3月に紹介した『不完全なふたり』や、06年12月紹介
の『パリ、ジュテーム』の一編を監督している諏訪敦彦監督
が、『不完全…』の製作時に知り合ったという俳優イポリッ
ト・ジラルドとの共同監督で制作した作品。因にジラルドは
初監督だそうだ。
パリに暮らす母親が日本人で父親がフランス人という少女ユ
キが、両親の離婚と母親に同行しての日本への帰国という岐
路に立たされ、それでも前に進んで行く姿を、ちょっとファ
ンタスティックな描写も含めて描いている。
ユキにはニナという両親が離婚して母親と2人暮らしの親友
がいる。だからユキとニナは、両親の離別によって傷つく子
供の気持ちをユキの両親に伝えたいのだが、なかなか上手く
は行かない。そしてユキとニナはあることを決断する。
大人の事情が子供に伝わらないのは大人として考えなければ
行けないことだし、子供の事情が大人に伝わらないのも、大
人として注意しなければならないことではあるが、これもあ
る意味仕方のないことでもあるのだろう。
そんなごくありふれた物語が、少女の視点という特別な形で
捉えられている。ただしそれは、2人の大人の監督によって
作られた作品ではあるが、予めシナリオを用意しない諏訪監
督の手法によって、主演の少女自身が見事に表現している感
じもするものだ。
その主人公ユキを演じているノエ・サンピは、1999年生れ、
実際に日本人とフランス人の両親の間に生まれた子供で、今
までに演技経験はないそうだが、明らかにフランス人とは異
なる顔立ち、しかも日本人にもちょっと神秘的に見える風貌
は見事な配役だ。
対するニナ役は、相手が演技未経験ということで演技経験の
ある子役が選ばれているが、こちらも1999年生れで主演は初
めて、しかしはきはきした物言いでは、物静かなユキの相手
役をよくこなしている。
さらにユキの父親役はジラルド監督自身、母親役はクレジッ
トにはTsuyuと記載されていたが、1996年モニカ・ベルッチ
とヴァンサン・カッセルが共演した『アパートメント』や、
2000年『TAXi 2』にも出ていたフランス在住の女優さんだそ
うだ。

『フォース・カインド』“The Fourth Kind”
試写会で配布されたほとんど情報のないプレス資料の注意書
きに、「本作は“驚愕の超常ドキュメンタリー”」と記され
ていた作品。
映画の中の説明によると、アラスカ州の最北の都市ノームで
は、他の地域に比べて異常に多い行方不明者がおり、誘拐事
件などを扱うFBI捜査官の来訪数も群を抜いているのだそ
うだ。
そしてその地域で、これも異常に多いとされる不眠症患者の
調査に当っていた心理学者夫妻の夫が異常な死を遂げ、その
夫の調査を引き継ごうとした妻の周囲で発生する異常な事件
が描かれて行く。
作品では、最初に女優ミラ・ジョヴォヴィッチが本人として
登場し、今から自分が心理学者に扮して事件の再現を行うと
説明、こうして製作された再現フィルムと、心理学者が調査
のために撮影したとされるヴィデオ映像が、マルチ画面など
を使って提示される。
それは調査ヴィデオに撮影された異常な現象と、その異常現
象の発生の際の周囲の状況などが再現映像によって説明され
ていく構成となっているが、そのどちらもが迫真の映像で描
かれているものだ。
といったところで、この題名を観たときにスティーヴン・ス
ピルバーグ監督の『未知との遭遇』(Close Encounters of
the Third Kind)を思い浮かべる人がどのくらい居るか気に
なった。
この情報は、本作がドキュメンタリーであるかどうかには言
及していないから、公開してもいいものと思うが、おそらく
アメリカの観客は、スピルバーグ作品を気にして観に行くも
のだろう。それを知って観に行くかどうかが、本作の評価の
境目のようにも思えてきた。

なお試写会では、マスコミ向けの試写会ではあったが、この
作品の内容を信じるか否かというアンケートがされた。僕は
躊躇なく「信じる」に投票したが、周りはそうでない人が多
いようだった。でもこれくらいは「信じる」に投票する洒落
っ気が欲しいよね。
それから、映画の中の「kidnapingではない、abduction(拉
致)」という台詞には、日本では北国の影がつきまとうが、
信じるか信じないかということでは、何か似たところもある
かなあ…という感じもしたものだ。

『サロゲート』“Surrogates”
『T3』『T4』のジョン・ブランカトー&マイクル・フェ
リスの脚本、『T3』のジョナサン・モストウ監督で、人間
の社会活動をロボットが代行するようになった未来社会を描
いた作品。
引き籠もり人間がロボットのオペレーターとなって、五感を
含む全ての受動能動の行動をロボットに代行させる。そうす
れば人は、嗜好に合せて作られたロボットを操縦して自分の
容姿や人種、性別、身の危険なども考慮することなく、勝手
気儘な生活を営める。
このようなロボットは、2005年4月に紹介した『HINOKIO』
でも描かれていたが、本作ではさらにそれを押し進めて、社
会活動をしている人類のほとんどがオペレーターとなり、屋
外に居るのは代行ロボットだけという究極の世界が描かれて
いる。
そして物語は、そんな世界で起きた殺人事件の捜査が主題と
なる。それは特殊な武器を使用して代行ロボット(サロゲー
ト)だけでなく、オペレーター本人にも死もたらす凶悪なも
のだった。
さらに主人公はその捜査を行う刑事で、同僚の女性刑事と共
に事件を追って行くのだが。捜査の行き過ぎから行動が規制
され、バッジと拳銃を取り上げられ、サロゲートの使用も禁
じられてしまう。そこで彼は…
この主人公に扮するのはブルース・ウィリス。最初の登場シ
ーンで頭髪がフサフサの金髪姿に試写会場でざわめきが走っ
た。本当ならもっと笑い声でも良かったかも知れないが、そ
れくらいに衝撃的な映像で、これで一気にこの世界が説明さ
れてしまうものだ。
このサロゲートの映像は、スペシャルメイクと、多分CGI
も使われていると思うが、何人かの俳優は本人としても登場
するから、その変貌ぶりは見事なものだった。その上、この
サロゲートのシーンではアクションも超人的になる。

共演は、『サイレントヒル』のラダ・ミッチェルと『リバテ
ィーン』のロザムンド・パイク。他にヴィング・レイムズ、
ジェームズ・クロムウェルらが登場する。
1時間29分と短い作品で、SFというよりアクションを中心
にそつなく纏められていた。

『パレード』
芥川賞受賞作家でもある吉田修一による山本周五郎賞受賞作
を、2007年6月紹介『遠くの空に消えた』などの行定勲監督
が映画化した作品。
行定監督の作品はあまり観ていなくて、いわゆるヒット作や
受賞作はほとんど観ていないが、本作では監督の原点回帰と
いうことで、2002年の青春群像劇『きょうのできごと』に繋
がる作品とのことだ。
で、実はこの『きょうの…』も映画祭で観たことを思い出し
たのだが、正直その時にはあまりピンと来なかった。しかし
今回は、監督の描こうとしている若者のモラトリアムなるも
のが、何となく判るような気がしてきた。
物語は、何故か4人の男女が1つの部屋に暮らしているとこ
ろから始まる。彼らは別段恋愛関係にある訳ではなく、契約
上は夫婦が借りている賃貸マンションに、劇中でも「中国か
らの不法就労者のよう」と表現されているように寄り集まっ
ているものだ。
しかしそれぞれはそれなりの生活態度で、互いにトラブルを
生じることもなく、取り敢えず平穏に暮らしていた。そんな
彼らの生活に、1人の若者が紛れ込んでくるまでは…。
物語の冒頭では、近所で連続通り魔事件が発生していること
が告げられ、その一方で、彼らの住む部屋の隣室が何やら怪
しげな仕事をしているらしいことも話題に挙がってくる。そ
んな世間との関わりも含めた若者たちの生活ぶりが描かれて
行く。
そしてその若者たちを、藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、
小出恵介、そして林遣都という最近よく観る、多分、今一番
旬な若手俳優たちが演じている。特に林と小出は、『風が強
く吹いている』に続いて共演作を観たものだ。
僕の中での『きょうの…』との違いを言えば、物語に違和感
がなかったことかな。物語的には本作の方が奇抜なところも
あるのだが、お話としてこの方が納得できる感じがした。若
者のモラトリアムという点では、僕も大人の目で観るように
なったのかも知れない。
正直、最近の若者というのは特に付き合いもないし、よくは
判らないものだが、これはこれでありそうな話という感じの
ものだ。それに登場する俳優たちの演技も、最近よく観る顔
ぶれのせいか、何となく親しみもあって良い感じだった。
それに、映画の中で主人公の1人が挙げる一番好きな映画の
題名が…。これは原作にもあるものなのだろうか。

『Dr.パルナサスの鏡』
        “The Imaginarium of Doctor Parnassus”
『未来世紀ブラジル』などのテリー・ギリアム監督による最
新作。
主演のヒース・レジャーが撮影半ばで急死したことから、一
時は完成の危ぶまれた作品を、ジョニー・デップ、コリン・
ファレル、ジュード・ロウの協力により、それぞれがその役
柄を引き継いで作り挙げた。
物語の中心は、人間の心の中の欲望を具現化してみせる装置
「イマジナリウム」。その装置を操る博士は悪魔との契約で
その装置を使い人間を「獲得」しなければならないのだが、
現代のロンドンには不似合いな馬車で引かれた装置にはなか
なか人も集まらない。
そんなとき、橋から吊るされていた1人の男が博士たちの一
座に救われ、その男トニーの活躍で人間の「獲得」にも目処
が付き始めるが…
この現実世界でのトニーをレジャーが演じて、装置の中での
それぞれの人物の願望によるトニーの姿を、デップ、ファレ
ル、ロウが演じて行く。それは物語上での違和感はないもの
だったが、一々顔が変ったことを強調するのはちょっと意識
し過ぎかな。まあそれも仕方はないが。

そしてその装置の中では、それぞれの人間の願望に従った異
様な世界が展開される。それはその願望の主が子供であれば
子供なりだが、それが熟年の女性であったりすると…そこか
らが『バロン』なども髣髴とさせるギリアムワールドの展開
となって行く。
いやそれ以前に、薄暗いロンドンの街角に登場する4頭立て
の馬車に載せられた巨大なイマジナリウムの舞台装置が、す
でにギリアムワールドそのものにもなっているものだ。
因に脚本は、『未来世紀…』『バロン』以来となるチャール
ズ・マッケオンとの共同で執筆されたオリジナル。そこには
いろいろなことが思い通りに行かない監督自身の心情が、ク
リストファー・プラマー演じる博士に投影されているとも言
われている。
共演は、イタリア・ヴォーグ誌などのトップモデルでもある
リリー・コール、『ブーリン家の姉妹』などのアンドリュー
・ガーフィールド、『オースティン・パワーズ』のミニ・ミ
ー役で有名なヴァーン・トロイヤー、『フィッシャー・キン
グ』にも出演した作曲家歌手のトム・ウェイツ。少々癖のあ
る顔ぶれが作品を支えている。
製作時の経緯が作品の宣伝にもなるだろうが、それ以上に本
作は完成された作品自体が、ギリアム監督のファンには最高
の贈り物と言えるものだ。

『抱擁のかけら』“Los arrazos rotos”
2003年2月紹介『トーク・トゥ・ハー』などのペドロ・アル
モドヴァル監督による2007年2月紹介『ボルベール<帰郷>』
以来の新作。
主人公のマテオは元映画監督。しかしある事情から盲目とな
り、その後はペンネームだったハリー・ケインを名告ってい
る。そんな主人公の許に、映画監督志望の若者が訪れること
から物語は動き始める。
その若者はある富豪の息子で、その富豪と主人公には因縁が
あった。そして物語は、主人公の身の回りの面倒を見ている
女性マネージャーと、マネージャーの息子の青年も巻き込ん
で、主人公の挫折の原因となった物語を語って行く。
アルモドヴァル監督の作品では、自分の住んでいるのとは違
った世界で、自分の人生ともかけ離れた物語が展開される。
だからその物語は、自分を部外者に置いてゆっくりと楽しむ
ことができるし、お話をお話として堪能できるものだ。
因に本作は、監督が旅行先で何気なく撮った写真に、撮影時
には気付かなかった抱擁する男女が写っていたことから、想
像の翼を拡げて作り出したとのこと。正にフィクションとい
う感じ物語が繰り広げられる。
その物語で主人公の映画監督は、彼の作品に主演した1人の
女性に恋をするのだが、その恋は現在の彼の生活には繋がっ
ていない。その事情が徐々に明らかにされて行くものだ。
出演は、『ボルベール』でオスカー候補になったペネロペ・
クルス、同監督の『バッド・エデュケーション』に出演のル
イス・オマール、『ボルベール』や『アラトリステ』のブラ
ンカ・ポルティージョ。
『ボルベール』の来日記者会見のとき監督は、「ペネロペは
満点に近い素晴らしい女優だが、唯一の欠点はおしりが小さ
いこと。撮影ではパッドを入れさせた」と語っていたが、本
作の彼女の後ろ姿を観ていてそれを思い出した。
先にも書いたように、アルモドヴァル監督の作品は自分の生
活とはかけ離れているから、この作品で涙を流すような感動
が得られるものではないし、見終って「ああそうですか…」
という程度のものだ、でもこれが映画の面白さだし、それを
堪能できる作品だ。
なお本作の劇中では、主人公と青年がヴァンパイア映画の構
想を語るシーンがあったが、それは監督の今後の構想の中に
あるのかな。それから主人公の書斎の棚に並ぶロボットのお
もちゃにも興味を魅かれた。

『作戦 The Scam』“작전”
テレビの『冬のソナタ』にも出演していたパク・ヨンハ主演
で、オンライントレードなど「株」取り引きの現状を描いた
韓国映画初と言われる作品。
株取り引きで全財産を失った主人公は、一度は漢江に架かる
橋にも佇むが…そこから株を勉強し直しデイトレーダーとし
て復活する。そして、とある株の値動きに着目して大儲けす
るのだが、それは元暴力団の経済やくざが仕掛けた「作戦」
を妨害するものだった。
こうしてその経済やくざに目を付けられた主人公は、彼らに
脅されながらその作戦に加担して行くことになる。そこには
過酷な弱肉強食の闘争が待ち構えていた。しかも奴らは、作
戦が終了したら秘密を知る彼を消すことが必至だった。とい
う究極の状況から、主人公が如何に抜け出すかというお話。
この種の経済活動を背景にした映画作品では、1983年のジョ
ン・ランディス監督、ダン・エイクロイド、エディ・マーフ
ィ、ジェイミー・リー・カーティス共演による『大逆転』が
思い出されるが、元々その種の経済活動に興味のない者には
その背景がなかなか判り難いものだ。
それでも、1980年代の話ならそれなりに理解もできたが、最
近のデイトレードの世界となると…。ただし本作で「闇取り
引き」の説明の辺りまでは何とか判ったつもりだったが、最
後の株価の下落の展開は、何故そうなるのか最早ちんぷんか
んぷんだった。
という自分だが、本作は取り敢えず勧善懲悪の話ではあるよ
うだし、最後の場面は株取り引きとは関係なく事件は解決し
ていたようで、その辺は理解もできたし、それなりの満足感
は得られた。
ただまあそこに至るまでの展開が、都合よく大金持ちが現れ
たり、やくざが不必要な殺人を犯してしまったり、正直には
御都合主義な感じもしないではなかった。でも、その辺は僕
が物語の背景をよく理解できていなかったせいもあるのかも
知れない。
共演は、2006年2月紹介『恋の罠』のキム・ミンジョン、今
年5月紹介『セブンデイズ』のパク・ヒスン。まあ人気俳優
の出演作品ではあるし、取り敢えずはファンの人には嬉しい
贈り物というところだろう。
なお本作は11月21日開催される「韓流シネマフェスティバル
2009」で特別上映され、その後の来年1月に日本公開も予定
されている。

『バニッシング・ポイント』“Vanishing Point”
1971年公開、その一見不条理とも言える展開で、『イージー
・ライダー』などに続くアメリカン・ニューシネマの70年代
を代表する1本とも呼ばれた作品。その作品が、当時日本公
開されたUS版より7分長いUK版でHDリマスタリングさ
れ、DVD発売されるのを記念した試写会が行われた。
コロラド州デンヴァーからカリフォルニア州サンフランシス
コまでを15時間で走り切ろうとする男。その爆走を威信に賭
けて止めようとする各州の地元警察。そして、その男の行動
に反体制の匂いを嗅ぎ放送を通じて支援する盲目のDJ。
そんな1人の男の行動が巻き起こす、当時のアメリカの国情
も反映した様々な出来事が、オール現地ロケーションによる
鮮烈な映像と強烈なロックミュージックで綴られる。
僕は、日本公開当時に確か昭和通りにあったビルの試写室で
観せて貰ったが、正直に言って当時は意味がよく判らず、そ
れでもある種の不条理劇と理解して評価をしていたものだ。
その評価は、今回のプレス資料の中にも不条理という言葉が
見えるから、恐らく一般的にもそうだったのだろう。
そんな作品を今観直してみると、確かに男の行動にはその理
由などは明確にされないが、それでも男の行動には不条理で
はない何かを感じてしまう。それは何と言うか、世間も不条
理になった今の状況だから理解できるものかも知れず、ある
意味世間がこの作品に追い付いたとも言えそうだ。
脚本はキューバ出身の作家でもあったギレルモ・カブレラ・
インファンテ。監督はテレビで『アイ・スパイ』などを手掛
け、後に『クライシス2050』などという珍品も撮る(公開は
アラン・スミシー名義)、リチャード・C・サラフィアン。
出演は、主人公を演じるバリー・ニューマンの他に、『頭上
の敵機』で1949年のオスカー助演賞を受賞したディー・ジャ
ガーらが共演している。
さらに今回のDVD化はUK版とのことで、当時のUS版で
カットされたシャーロット・ランプリングの登場シーンが復
活されている。ただし、このシーンは物語をさらに不条理な
ものにしてしまいそうだ。
なお、映画の後半に出てくる地図で大写しになる地名が昔観
たときは謎だったが、今回は哀愁に感じられた。


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井口健二