※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※ ※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※ ※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 最近は訃報が続くが、今度はアカデミー賞受賞監督のアン ソニー・ミンゲラの急死が報道された。状況はよく判らない が、頚部の簡単な手術を受けた後に大量出血をしたとのこと で、この報道通りなら医療ミスを疑うところかもしれない。 それはともかく、ミンゲラはシドニー・ポラックと共にミ ラージュ・プロダクションを率いて、今年のオスカー候補に なった『フィクサー』を始め自作以外で製作に関った作品も 多く、その影響が徐々に広がっているようだ。 その一つは、スティーヴン・ダルドリー監督、ケイト・ウ ィンスレット主演による“The Reader”という作品。第2次 大戦後のドイツを舞台に戦犯裁判に関る物語という作品が、 すでにポストプロダクション中にも拘らずアメリカでの公開 が未定になったと伝えられている。この作品は、以前はTW Cがアメリカ配給権を契約していたものだが、その契約がキ ャンセルされたとのことだ。 一方、ミンゲラ監督作品では、製作中とされていた“New York, I Love You”は、脚本が完成していたとのことで、そ の監督を『エリザベス』のシャカール・カプールが引き継ぐ ことが発表されている。因に、『パリ、ジュテーム』の姉妹 編とされるオムニバス作品の監督には、日本から岩井俊二、 中国の徐静蕾の他、アラン・ヒューズ、ミラ・ナイール、ブ レット・ラトナー、『そして、一粒のひかり』のジョシュア ・マーストン、『父、帰る』のアンドレイ・ズビャギンツェ フ。さらに女優のスカーレット・ヨハンソン、ナタリー・ポ ートマンらも監督として参加しているものだ。 そして、そのミンゲラ編を引き継ぐことになったカプール だが、実は彼が9年を置いて完成させた『エリザベス』の2 部作では、その製作にミンゲラが相当力を貸していたとのこ とだ。その他にもミンゲラは、映画の製作が行き詰まった時 に、製作と監督の両面から打開策を見つける名手として、特 にインディペンデンス系映画会社の守り神のような存在だっ たとも言われている。その一端が、『つぐない』の最後に自 ら出演した事にも現れているもので、この作品でもミンゲラ は製作の初期の段階からいろいろな力を貸していたのだった そうだ。 この他にも、数多くの企画がミンゲラの力によって実現し てきたとのことで、1954年1月6日生まれ54歳の死は、特に イギリス映画界には、相当の影響が及ぶことになりそうだ。 * * 次は、1930年6月31日生まれ77歳で益々盛んなクリント・ イーストウッドが、2004年『ミリオン・ダラー・ベイビー』 以来となる監督と俳優の2役に挑む計画が発表されている。 作品の題名は“Gran Torino”というもので、今年12月に ワーナーから公開予定とのことだ。ただしこの発表では、作 品の内容には全く触れられておらず、また脚本の進捗状況や 撮影が何時開始されるか、あるいはすでに開始されているか などの製作状況についても、12月の公開という以外には詳し い説明はなかったとのこと。さらにイーストウッドの役柄も 不明で、共演者についても報告されていないものだ。 因に、イーストウッドの監督作品では、昨年3月15日付の 第131回で紹介した“Changeling”がアンジェリーナ・ジョ リー、ジョン・マルコヴィッチらの出演ですでに撮影完了し ており、この作品は11月7日にユニヴァーサルから全米公開 の予定になっている。従って、今回紹介したワーナー作品が 12月に公開されるとなると、『父親たちの星条旗』『硫黄島 からの手紙』が公開された2006年に続いて、同じ年に2本の 監督作品の公開となる。しかも1カ月差というのは、10月と 12月の公開だった2006年よりさらに短期間になるものだ。 イーストウッド監督の早撮りは知られたことではあるよう だが、それにしても一体どんな作品が登場してくるか、興味 津々の作品だ。 なお、イーストウッド監督作品では、この他にネルソン・ マンデラ前南ア大統領を描く“The Human Factor”という作 品が製作準備中となっている。 * * 続いては、会社の運営の話題で、ワーナーによる姉妹会社 ニューラインの解消と、その作品の配給を一括して行うとい う発表について、以前から海外での権利をばら売りしてきた ニューライン作品の配給権がいろいろ問題を生じそうだとい うことだ。 実際、3部作となる『ライラの冒険』の続編“The Subtle Knife”と“The Amber Spyglass”に関しては、すでに各国 の配給権が確立されているため、ワーナーが一括することは できないものだが、逆にアメリカ国内よりも海外での興行が 強いこのシリーズの製作を認めるかどうかに注目が集まって いる。因に“The Subtle Knife”に関しては、2009年の公開 予定と、脚本に1997年『鳩の翼』などのハッサン・アミニの 起用が報告されているものだが、その後の具体的な進捗の情 報はないようだ。 一方、ピーター・ジャクスンが製作と脚本を担当すること になった『LOTR』の前日譚“The Hobbit”については、 海外配給はMGMが扱うことになっているものだが、2009年 の撮影と、2010、2011年に連続で2部作として公開する計画 は実現可能とされている。 それに関連して魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケラ ンからは、「ピーターと(共同脚本の)フラン・ウォルシュ が、『オリジナルのガンダルフ抜きには“The Hobbit”の製 作は有り得ない』と言ってくれたことは、役者として最高の 喜びだ。2009年のスケジュールはちゃんと空けてある」とし て、映画化への意欲が語られているそうだ。ただし、一部で 報道されている監督をギレルモ・デル=トロが担当するとい う情報は、まだ確定ではないようだ。 この他のニューライン作品では、『センター・オブ・ジ・ アース3D』“Sex and the City”“Ghost of Girlfriends Past”“Final Destination 4”“My Sister's Keeper”が すでに海外配給権が契約されていたものだが、これらの作品 は、2009年中に全ての公開が完了するとしている。 つまりワーナーの発表に従うと、“The Subtle Knife”の 公開が2009年中に完了となれば問題はない。しかし、現状で は2009年の年末がぎりぎりのところだし、さらに2010年以降 となる“The Amber Spyglass”の製作は、このままではかな り難しいことになりそうだ。この契約問題がどのように決着 するか、注目しておきたい。 * * 日本では5月31日公開される『シューテム・アップ』でも 揃って怪演ぶりを見せているポール・ジアマッティとクライ ヴ・オーウェンが、撮影中の“Duplicity”という作品で再 共演を果たしている。 この作品は、企業間の熾烈な戦いを描く内容とのことで、 ジアマッティが扮するのは覇権を争う一方の企業の経営者、 対するライヴァル企業の経営者には『フィクサー』のトム・ ウィルキンスンが扮している。因にジアマッティは、HBO 製作のミニシリーズで、第2代アメリカ大統領ジョン・アダ ムスに扮しているが、その作品“John Adams”にはウィルキ ンスンがベンジャミン・フランクリン役で共演していたそう だ。 そしてオーウェンは、ジュリア・ロバーツと共に、その争 いに巻き込まれる元産業スパイのカップルを演じるものだ。 さらに企業戦士の役でビリー・ボブ・ソーントンの共演も期 待されている。 脚本と監督は、『フィクサー』でも企業内部のドラマを描 き、アカデミー賞の両部門と、作品賞にもノミネートされた トニー・ギルロイ。製作も『フィクサー』を手掛けたジェニ ファー・フォックスとケリー・オレントが担当している。 なお、『フィクサー』は『エリン・ブロコビッチ』との繋 がりを感じさせた作品だが、その次の作品にロバーツを呼ぶ というのも大胆なことだ。 * * 2月1日付の第152回で紹介したオリヴァ・ストーン監督 が、現アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュの人生を描く 作品で、現大統領役にジョッシュ・ブローリン、夫人役にエ リザベス・バンクスと、父親の元大統領役にジェームズ・ク ロムウェル、その夫人役にエレン・バーンスティンが報告さ れ、4月末からの撮影スケジュールが発表された。 因に題名に関しては、当初ストーン監督は“Bush”として いたものだが、最近の会見では“W”と呼んでいるそうだ。 アルファベット1文字の題名では、戦前にはフリッツ・ラン グ監督の『M』、戦後はコスタ=ガブラス監督の『Z』など が有名だが、それに続く名作の誕生となるのだろうか。 脚本は、1987年『ウォール街』でもストーン監督と組んだ スタンリー・ワイザー。製作は、『ワールド・トレード・セ ンター』『アレキサンダー』のモリッツ・ボウマンと、『ア レキサンダー』と“Pinkvill”を担当していたジョン・キリ ク。さらに3月2日付で作品紹介した『ハンティング・パー ティ』のビル・ブロックも参加している。 公開は、出来るだけ11月の大統領選投票日前を目指すが、 遅くとも来年1月にブッシュ大統領がホワイトハウスを離れ るまでには世に出したいとしている。ただし、配給会社はま だ未定のようだ。 * * 後半は、SF/ファンタシー系の情報を紹介しよう。 まずは、1984年にデヴィッド・リンチ監督で映画化された たことのあるフランク・ハーバート原作“Dune”(デューン /砂の惑星)の映画版リメイクが計画されている。 計画しているのは、パラマウントに本拠を置く製作者のケ ヴィン・マイシャーと、2000年にSci-Fiチャンネルで、同作 及びその続編“Children of Dune”のテレビミニシリーズ化 を手掛けたリチャード・ルーベンスタイン。そしてこの計画 に、今年7月にソニーからウィル・スミス主演のスーパーヒ ーロー作品“Hancock”の公開が予定されているピーター・ バーグ監督の参加が発表された。 因に、バーグ監督と製作者のマイシャーは、2003年にバー グ監督の第2作で、ザ・ロック主演のアクション映画『ラン ダウン』をユニヴァーサルで手掛けて以来の固い絆に結ばれ ていたのだそうで、俳優出身で監督の実績もさほど多くない 監督に、この大作はかなり思い切った起用になるようだ。ま た脚本は、現在検討中とのことで、ヒューゴー/ネビュラ両 賞受賞のSF名作に挑む脚本家が求められている。 ところで1984年の映画化は、ディノ・デ=ラウレンティス の製作総指揮で行われたもので、スタッフにはヨーロッパの 映画人が多数起用され、ヨーロッパ映画の風格を持った見事 な作品だった。実際、建物内部の階段が見事にすり減ってい る様子など、その美術的なリアルさなども注目に値するもの だった。しかし巨額の製作費を掛けた割りには、興行的には 大きく成功したものではなく、その後のリンチは『ブルー・ ベルベット』などの純粋に芸術的な作品に向かい、さらに、 『ツイン・ピークス』などで成功して行くことになる。 実はこの1984年版の日本公開に先立って行われたリンチの 来日記者会見では、僕がMCを担当した。場所は銀座のホテ ルだったと思うが、リンチと製作者のラファエラ・デ=ラウ レンティスらが出席しての会見だった。そのMCになぜ僕が 選ばれたかというと、映画の内容が難しくて、SFに詳しい 人間が進行した方が良いだろうとの判断だったようだ。 ところが、当時のリンチはあまり会見に出たがらないとい う話があり、そのリンチが会見するということで記者席には 海外のSFメディアの記者も出席するなど大盛況。その質問 もかなり深いもので、中では、リンチが趣味として魚の解体 を挙げ、それは魚を丁寧に解体してそれを再び組み立てるの だとか、興味ある話題もたくさん登場したものだ。今にして 思えば夢のような会見だった。そして続編の質問も出たが、 ラファエラが「それは興行成績次第」と言っていたのが、そ のまま消滅してしまった訳だ。 今回はそのリメイクとなるもので、ピーター・バーグ版の 公開予定は一応2010年となっている。ただしバーグ監督には 2005年8月1日付第92回で紹介したロバート・E・ハワード 原作“Bran Mak Morn”をユニヴァーサルで映画化する計画 もまだ生きているようで、その公開も2010年と予告されてい る。どちらもその後のシリーズ化も期待される作品で、どち らが先に実現するか楽しみなことだ。 * * フランス人のグラフィック・ノヴェル作家アレクシス・ノ ラントの原作による“Cyclops”の映像化の権利をワーナー が獲得し、『ウォーク・ザ・ライン』などのジェームズ・マ ンゴールド監督で映画化する計画が発表されている。 物語は、近未来の戦場を舞台にしたもので、ヘルメットに 1つ眼のサイクロプスのようなカメラを装着し、その映像を 作戦本部とお茶の間にも送り届けるようにされた兵士が、実 はその闘いが、正義や自由のためのものではないことを明ら かにして行くというもの。その映画化を目指すマンゴールド 監督からは、原作について、「最高のSFとアクションが、 予見的なテーマの中で一体化した素晴らしい作品」とするコ メントが紹介されていた。 また、『コップランド』以降のマンゴールド作品の製作を 務めるキャシー・コンラッドは、「ワーナーが早急に動くこ とを期待していて、すでに脚本家の絞り込みも行っている。 近日中にその人たちにオファーを掛けることになるだろう」 と話しており、正にマンゴールドの次回作という感じで進む ことになりそうだ。因にワーナーでは、来年夏の公開予定が 完全には埋まっていないという情報もあり、今回の作品には その辺の狙いもありそうだ。 一方、原作者のノラントに関しては、3月1日付第154回 で触れたデヴィッド・フィンチャー監督“The Killer”が、 彼のグラフィック・ノヴェル“Le Tueur”を映画化するもの となっている。こちらの作品はブラッド・ピットのプランB が計画を進めているもので、突然良心に目覚めた一流の暗殺 者を主人公にした物語。時代や舞台背景は違っても、1本筋 の通ったテーマを追求している作家のようだ。 * * ヴァージン・コミックスがハリウッドスターの原案による オリジナルシリーズを発行していることは、昨年8月1日付 第140回などで紹介しているが、新たにその作家にヒュー・ ジャックマンが参加することが発表された。 作品は“Nowhere Man”と題されているもので、人々が安 全を得るためにプライヴァシーを放棄してしまった未来社会 を背景に、その考えに反対して『アイ・アム・レジェンド』 のように孤独に生きる主人公を描いているとのこと。それ以 上の詳細は明らかにされていないが、創作はジャックマンと 『CSI:マイアミ』なども手掛けるテレビ脚本家のマーク ・グッゲンハイムとの共同で進められたということだ。 因に、グッゲンハイムはテレビ脚本の他に、ジャックマン の主演で映画化されている“Wolverine”のマーヴル・コミ ックス版の原作や、同じくマーヴル版の“Blade”の原作、 さらにDCコミックス版の“Flash”の原作なども手掛けて いるそうだ。 それにしても“Nowhere Man”のアイデアは見事なものだ が、ジャックマン自身は「『X−メン』のお陰でグラフィッ ク・ノヴェルに興味を持つようになり、自分でもっとそれに 関りたいという希望も持つようになった。今回はヴァージン とマークと共にキャラクターと物語を完成できたことに興奮 しているが、さらにこれを映画化することも希望している」 と抱負を語っているものだ。 なお“Nowhere Man”は、ヴァージン・コミックスのヴォ イセズというシリーズの中で刊行されるもので、ここでは、 ニコラス・ケイジが息子ウェストンと共に創作した“Voodoo Child”や、ガイ・リッチー創作の“Gamekeeper”、脚本家 のジョン・コックス創作による“Virulents”なども刊行さ れている。この内、“Gamekeeper”の映画化が第140回で紹 介したようにワーナーで進められている他、“Virulents” もフォックスでの映画化が進んでいるとのことだ。 * * “Saw V”の製作が3月17日に開始され、今年も10月24日 に新作が観られることになった。 新作には、ジグソウ役のトービン・ベルの他、『ソウ4』 に登場した捜査官役のスコット・パタースンが再登場し、さ らに2004年公開『パニッシャー』の続編で、今秋公開予定の “Punisher: War Zone”にも主演しているジュリー・ベンツ が、新たな主人公として登場することになっている。 脚本は、『フィースト』でプロジェクト・グリーンライト に合格し、その後『ソウ4』も手掛けたマーカス・ダンスタ ンとパトリック・メルトン。また監督には、『ソウ2』以降 のプロダクション・デザインと、『ソウ3』以降の第2班監 督も務めてきたデヴィッド・ハッケルが抜擢されている。 因に、『ソウ』シリーズ創始者のジェームズ・ワンとリー ・ワネルは、前作から製作総指揮となって映画への直接的な 参加はしておらず、また、『ソウ2』から『ソウ4』までの 監督を務めたダレン・リー・ボウスマンは今回は完全にノー タッチとなっている。これは『ソウ3』の来日会見でボウス マンが言っていたように、シリーズ化したら製作の一線から は身を退くとしていた計画を実践しているもので、ボウスマ ンは予定より1作遅れて希望が叶えられたようだ。 なおボウスマンは、2007年2月15日付第129回などで紹介 した“Repo! The Genetic Opera”が完成して、4月25日に 全米公開の予定になっている。 * * ブライアン・シンガー監督の『X−MEN2』や『スーパ ーマン・リターンズ』などを手掛けた脚本家のマイクル・ド ハーティが、ディズニーでロバート・ゼメキスが主宰するイ メージムーヴァースと組んで、新たなパフォーマンス・キャ プチャー作品の監督に挑戦することが発表された。 作品の題名は“Calling All Robots”というもので、詳し い内容は公表されていないが、ドハーティ自身からは「昔の ゴジラ映画のような物語だ。僕はゴジラ映画を観て育ってき たが、この作品はそれらの映画をルーツとしている」という 発言があったとのことだ。 因にドハーティは、“Trick'r Treat”というハロウィン テーマのホラー作品をワーナーで監督しているとのことで、 同作に協力したブリーン・バーンズとシメオン・ウィルキン スが本作にも参加、3人でアイデアを出し合うと共に、彼ら はストーリー・ボードやコンセプトアートなどのヴィジュア ル・デザインも手掛けることになっている。 一方、パフォーマンス・キャプチャー作品では、『ポーラ ー・エクスプレス』『ベオウルフ』に続いての第3弾となる “A Christmas Carol”が、ゼメキス監督、ジム・キャリー 主演で2009年11月6日の全米公開の予定になっており、ゼメ キス以外では初の監督起用(『モンスター・ハウス』は違っ たのか?)となるドハーティの作品は、それより後の公開と なるものだ。 題名がRobotsで、内容がゴジラというのも、ちょっと不思 議な感じだが、まさか着ぐるみをパフォーマンス・キャプチ ャーで再現するのではないだろうし、どんな作品になるか楽 しみだ。
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