井口健二のOn the Production
筆者についてはこちらをご覧下さい。

2008年03月02日(日) ハンティング・パーティ、受験のシンデレラ、なつかしの庭、丘を越えて、ブレス、ブラックサイト、ゼア・ウィル・ビー…、紀元前1万年

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ハンティング・パーティ』“The Hunting Party”
リチャード・ギア、テレンス・ハワードの共演で、ボスニア
−ヘルツェゴヴィナの戦争犯罪を追うジャーナリストを描い
た作品。
ギアは、オスカーの受賞式でもチベット問題を発言するなど
国際政治に関しては一言ある人だ。そんなギアの主演で描か
れたボスニア問題。撮影は主にはクロアチアで行われている
が、サラエボの現地で撮影された衝撃的なシーンも次々登場
する。
物語はエスクァイア誌に載った記事に基づくとされており、
その記事ではいまだ未逮捕の戦争犯罪人ラドヴィアン・カラ
ジッチを3人のジャーナリストが追跡し、その間にCIAに
間違われるなどして、隠蔽された驚愕の事実を知るというも
のだそうだ。
この映画はそこからヒントを得たフィクションだが、映画の
最初には「この物語の嘘だと思うような部分こそが真実だ」
というようなテロップが表示される。
昨年9月に紹介した『カルラのリスト』が、やはりボスニア
の戦争犯罪を追うドキュメンタリーで、その中でも当事者の
各国が戦争犯罪人を匿っているのではないかという疑いが提
示されていたが、本作も同じ疑問を提示する。
しかもそれにはCIAも関わっているかも知れないという話
は、最近の他のハリウッド映画も観ていると、もうアメリカ
人も驚かない真実のようだ。なお、懸賞金500万ドルの懸け
られたカラジッチは、今も「行方不明」だそうだ。
ギア、ハワード以外の出演者には、3人目のジャーナリスト
役に『イカとクジラ』などのジェシー・アイゼンバーグ、映
画ではフォックスと呼ばれる戦争犯罪人にクロアチアの舞台
俳優のリュボミール・ケレケス。他に、ダイアン・クルーガ
ー、ジェームズ・ブローリン、ディラン・ベーカーらが共演
している。
映画の最後には、映画のキャラクターと実在の人物との対比
なども紹介され、まあこれらのことが事実だと認めざるを得
ないものではあるようだ。
ただこの映画の結末は、ここまでを事実だとすると、ちょっ
と話がおかしくなってしまうもので、物語としての結論は欲
しかったのかも知れないが、これは蛇足だったようにも感じ
られた。


『受験のシンデレラ』
灘高、東大理科3類卒業の精神科医で、東大在学中から塾講
師としても名前を知られていた和田秀樹の原案・監督による
東大受験とガンの終末医療を題材にした作品。因に和田は、
大学生時代には自主映画を制作した程の映画マニアで、念願
かなっての監督デビューだそうだ。
物語は、末期ガンで余命1年半と知らされた塾講師が、町で
見掛けた恵まれない境遇の少女を、高校卒業認定を経て東大
受験にまでに導くというもの。その受験のテクニックは和田
自身の経験に基づき、終末医療に関しては、中川恵一=東大
付属病院/緩和ケア診療部長のアドヴァイスを受けている。
「受験の神様」と呼ばれ、年収も億を越えるという塾講師の
五十嵐が、検診で末期ガンと診断される。治療のためにはい
くらでも金を積むと言い放つ五十嵐だったが、親友でもある
担当医は最新の現代医療を持ってしても治療は不可能と告げ
る。
そして担当医は、余命を伸ばすことは出来ないが、その残さ
れた時間を濃くすることは出来ると語り、適切なケアを行え
ば、死の直前まで平常の生活を維持してその間に充実した人
生最後の時を過ごせると説明する。
一方、家庭の事情で高校を1カ月で中退した真紀は、小さな
梱包会社に勤めながら放蕩な母親との生活を支えていた。そ
の彼女には、コンビニで商品を1個ずつ購入することで消費
税を倹約するような才能はあったが、生活は行き詰まってい
た。
そんな2人が巡り逢い、五十嵐は最後の時を懸けて真紀を東
大に合格させようとするが…
映画は、終末医療の部分では感動作となるが、同時に東大受
験のテクニックに関しては、昔の伊丹十三映画のようなマニ
ュアル趣向で、結構受験の役に立つ情報が満載されている。
それも、かなり盲点のようなものもあって、一々頷けるもの
ばかりだった。
その他にもいろいろ細かな設定や、特にお金の出所、そのや
りとりなどにも工夫があって、細かいことにも神経の行き届
いた作品のように感じられた。脚本は、和田の原案からテレ
ビドラマで活躍中の武田樹里が担当している。
出演は、昨年リメイク版の『転校生』に主演した寺島咲と豊
原功輔。また浅田美代子、田中実らが共演。他に、清水圭、
橋爪淳、林真理子、梶原しげる、辰巳琢郎らがゲスト出演。
なお本作は、モナコ国際映画祭に出品されて、作品、主演男
優、主演女優、脚本の4冠を達成したそうだ。

『なつかしの庭』“오래된 정원”
朴正熈大統領暗殺を描いた問題作『ユゴ|大統領有故』のイ
ム・サンス監督が、1980年代の韓国民主化運動の活動家の姿
を描いた作品。韓国の代表的文学者ファン・ソギョンによる
同名の原作の映画化。
物語の主人公は、1980年5月18日に起きた光州事件から辛く
も脱出した活動家のヒョヌ。しかしその後に逮捕され、長期
の刑に服することになる。そしてその罪は、1995年の特別法
の制定により解消されて釈放となるが、それまでには長い歳
月が流れる。そしてその間に起きていたことは…
主人公は、逃亡生活の中の一時期を、美術教師ユンヒによっ
て田舎の家に匿われていた。そんな過去の思い出と共に、当
時の事件の様子が再現されて行く。
日本の学生運動を始めとする民衆の政治活動は、70年安保以
降は局地的なものに限定されていってしまった印象だが、韓
国では、1979年10月26日の朴正熈大統領暗殺によって戒厳令
が発令され、12月12日の全斗煥の粛軍クーデターによって軍
政化、戒厳令の解除などを要求する民衆との抗争がエスカレ
ートして行った。
そして光州事件となるが、その実態はマスコミ統制によって
韓国民には全く知らされず、僅かに海外の報道を傍受するし
かなかった。この映画の中では、NHKの番組のヴィデオを
観たという台詞が使われていた。
そんな当時の暗部を抉るような物語が展開して行く。そして
その物語を、『ユゴ』では見事なアクションで捉えたサンス
監督が、今回は一転、男女の細やかな情愛の世界の中で描き
切って行く。
出演は、『チャングムの誓い』のチ・ジニと、『サッド・ム
ービー』などのヨム・ジョンア。特にチは、17年の長い年月
に渡る物語を見事に演じている。
光州事件に関しては、この後に『光州5・18』と題された
作品もあって、これからいろいろな側面が明らかにされて行
くことになるようだ。その中で、男女関係を中心に置いた本
作は、最初の取っ掛かりとしては良い感じのものになりそう
だ。
なお本作は、3月に東京と大阪で開催される「韓流シネマフ
ェスティバル2008春」の1本として上映される。
韓流シネマフェスティバルの関連ではもう1本、崔洋一監督
『ス』の試写も行われたが、スケジュールの都合で観られな
かった。また東京開催のフェスティバルでは、3月1日から
5月30日までの間に全部で14作品の最新韓国映画が上映され
ることになっている。

『丘を越えて』
猪瀬直樹が2004年に発表した原作小説『こころの王国』を、
今野勉脚本、高橋伴明監督で映画化した作品。1930年頃の東
京を舞台に、菊池寛が主宰する文藝春秋社に出入りする男女
の姿が描かれる。
主人公の細川葉子は、樋口一葉が住んだことでも知られる下
谷竜泉寺町で母親の女手一つで育てられ、女学校も出して貰
った。ところが、折からの不況で勤め口がない。そんなとき
知人に文藝春秋社を紹介され、面接を受けることになる。
その出版社にも採用の枠はなかったが、菊池に気に入られた
葉子は個人秘書として仕事を貰えることになる。こうして勤
め始めた葉子の周囲には、菊池の運転手の長谷川や、朝鮮貴
族の息子の馬海松らの姿があった。
そして、満州事変へと向かう世情の中で、出版社へは日本刀
を振りかざす暴漢が押し掛ける一方、菊池に連れられて行く
銀座の街や、帝国ホテル、ダンスホールなどの風俗も華やか
さを増していた。
こんな昭和初期の風俗が、「丘を越えて」「アラビアの唄」
「東京行進曲」「君恋し」などの楽曲と共に再現され、さら
に江戸地口や東京言葉などが物語に彩りを添える。
出演は、葉子役に池脇千鶴、菊池寛役に西田敏行、他に西島
秀俊、余貴美子、嶋田久作、石井苗子、峰岸徹らが共演。原
作者の猪瀬直樹と、監督夫人の高橋洋子もゲスト出演してい
る。
風俗の再現も丁寧に行われていたが、台詞には江戸地口もい
ろいろ取り入れられていて、その中では「その手は桑名の焼
き蛤」や「恐れ入谷の鬼子母神」くらいは知っていたものだ
が、「びっくり下谷の広徳寺」とか、「嘘を築地のご門跡」
「そうで有馬の水天宮」などは聞いていて面白かった。
ただ、監督が高橋が奈良出身、主演の池脇が大阪出身という
のがちょっと痛いところで、「ひ」と「し」の発音や、上記
の地口もわざわざ「きちもじん」と言わせるなど気は使われ
ているのだが、やはり違和感があると言うか、台詞がスムー
スに聞こえてこない。
特に、江戸っ子の台詞ということでは、もっとポンポンポン
と威勢よく喋ってもらいところが、どうしても台詞を喋って
いるように聞こえてしまった。それ以外は頑張っていると思
われるのが、よけいに残念にも感じられたところだ。

なお、本作には「この物語はフィクションです」という但し
書きが付くようだが、映画の中で菊池が夏目漱石に言及する
文学論などは面白かった。

『ブレス』“숨”
2002年の『悪い男』や、03年『春夏秋冬そして春』などのキ
ム・ギドク監督の最新作。
ギドク作品は、実は上記の2本しか観ていないが、どちらも
鮮烈な印象を残してくれる作品だった。そして本作では、自
殺願望を持つ死刑囚と、夫に不倫されている芸術家の女を主
人公として、ちょっとファンタスティックとも言える物語が
展開する。
死刑囚が自殺を図ったというニュースがテレビで報道されて
いる。そのニュースを観ている女は塑像家で、家族は音楽家
の夫と幼い娘の3人暮らし。しかし、夫は不倫中らしく、し
ょっちゅう電話を架けている。
そんな生活に不満顔の女だったが、突然、意を決したように
ニュースに出ていた死刑囚のいる刑務所を訪問する。そして
死刑囚の恋人だと言い張った女は、保安課長の計いで面会を
許されるが…
自殺を図る度に救命される。しかし死刑の執行は目前という
矛盾した環境にいる男に対して女がしたことは、男に四季の
想い出を再現してやることだった。そのため彼女は、面会室
の壁一面に貼る風景写真をプリントアウトして、持参したカ
セットのカラオケに合わせて四季の歌を唄って聞かせる。

以前の『春夏秋冬そして春』では、大自然の中で四季の変化
が見事に描かれたが、本作の四季の変化は、これも鮮烈に描
かれているものだ。その他にも、監督の出演や、篆刻のよう
に壁に刻みを入れる同房者の姿など、共通するところは多い
作品だ。
一方、ギドクの最初の作品とされる脚本は『画家と死刑囚』
という題名だそうで、これも気になるところだ。
それにしても鮮烈と言うか、見事なドラマの描かれた作品。
常識では有り得ないような話が素晴らしい現実感を持って表
現される。感動と言うのともちょっと違うが、正しく映画を
観たという満足感を得られる作品だ。
出演は、死刑囚役に台湾スターのチャン・チェン。韓国映画
に台湾人は言葉の問題があるが、台詞無しの難しい役を見事
に演じている。女性役はギドク作品には常連のチア。他に、
監督の前作にも出ていたハ・ジョンウと、『多細胞少女』な
どのカン・イニョンらが共演している。

『ブラックサイト』“Untraceable”
ダイアン・レインの主演で、インターネット時代の恐怖を描
いたサスペンス作品。
ウェブで配信される死への生中継。そこには、アクセス数が
増すと死期が早まる仕掛けが施されていた。しかし、66億人
と言われるインターネット人口の好奇心は止められない。ア
クセスした全員が共犯者という連続殺人事件が発生する。
主人公はネット犯罪専門のFBI捜査官。普段は本部の一室
でディスプレー相手に犯罪者を捜査するのが仕事だったが、
ある日、そのディスプレーにkill with meと称する映像が映
し出され、それはやがて連続殺人事件へと進展する。
そのサイトは、ロシアなどに置かれてFBIの手の届かない
ところにあったが、犯行の現場はアメリカ国内。しかも、主
人公の住むオレゴン州ポートランドの近郊のようだった。そ
して、その犯行は徐々に主人公の近くに忍び寄ってくる。
果たして犯人の目的は、そして主人公はその犯行を止めるこ
とが出来るのか…
犯人は技術に詳しいという設定になっているが、その手口は
かなりいろいろなテクニックを駆使した手の込んだもので、
『SAW』の制作者たちが観たら悔しがるのではないかと思
われるような作品だった。
しかも、インターネットとの組み合わせ方もなかなか考えら
れたもので、警鐘を鳴らすという意味でもうまく作られた作
品となっている。一方、主人公の推理力や謎解きも偶然に頼
らない論理的なもので、その部分も気持ち良く楽しめた。
原案・脚本を手掛けたロバート・フィヴォレントとマーク・
R・ブリンカーは共に新人のようだが、着眼点も良いし、そ
こからの物語の発展のさせ方も見事なもの。しかも社会的な
目線もしっかりした感じなのはうれしいところだ。
この種の作品では、とかく反社会的なところを評価したがる
連中もいるが、社会的な目線で撮っても良い作品は出来る。
その意味でもなかなかの作品と言えるものだった。監督は、
1996年『真実の行方』や、2000年公開のSFファンタシー作
品『オーロラの彼方へ』などのグレゴリー・ホブレット。
ただし、殺人の映像に関しては、『SAW』以降のかなり強
烈な描写は踏襲しているもので、その手の覚悟はしてみる必
要はある。R−15指定は当然と言える作品になっている。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
                “There Will Be Blood”
ダニエル・デイ=ルイスが1989年『マイ・レフト・フット』
以来、2度目のオスカー主演男優賞を獲得した作品。20世紀
初頭のアメリカで、社会主義の論客としても知られた作家ア
プトン・シンクレアが1927年に発表した長編小説“Oil”の
映画化。
カリフォルニアを舞台に、山師の男が金鉱捜しから油井の開
発へと事業を拡げ、悪どいこともしながら巨万の富を築き上
げて行く。しかし、彼が最終的に得たものは一体何だったの
か…という物語。
映画は、地中に潜って金鉱を探す主人公の姿から始まる。そ
れで現金を得た主人公は、次に石油を掘り始める。それらは
常に死とも隣り合わせの危険な作業だったが、彼は次々に成
功を収めて行く。そんな彼の側にはいつも幼い息子の姿があ
った。
そしてある日、ポールと名告る男から油田の可能性を持った
土地の情報を得た主人公は、息子と共に狩猟と称してその土
地に入り込み、油田の存在を確認する。そこで辺り一帯を地
上げした主人公は、見事に油田を掘り当てる。
こうして富を築いた主人公は地元への還元も忘れず、地元の
人々との友好関係も築いて行くが、そこには一つの問題が残
されていた。それは、最初に訪れた家の息子が司祭を務める
地元の宗教。最初はその存在を無視し続けた主人公だが…
原作の物語は、20世紀初頭に実在したカリフォルニアの石油
王をモデルにした500ページを越える大作ということだが、
映画化では主人公と地元の宗教家との確執に一つの重心を置
いて、ドラマを再構築している。
この宗教家が実に怪しげで、主人公の山師とも五十歩百歩の
存在。この宗教家役を、『リトル・ミス・サンシャイン』で
無言の誓いを立てたニーチェ信奉者の兄を演じていたポール
・ダノが好演している。
また主人公の息子役には、地元のオーディションで選ばれた
素人の少年が扮しているが、これも名演技を見せてくれる。
脚本・監督は、1997年の『ブギーナイツ』でアカデミー賞の
3部門にノミネートされ、99年『マグノリア』ではベルリン
金熊賞を受賞、さらに2002年の『パンチドランク・ラブ』で
カンヌ映画祭監督賞を受賞したポール・トーマス・アンダー
スン。
本作はカンヌ受賞以来の5年ぶりの復帰作となるものだが、
受賞が伊達ではないことを証明する素晴らしい作品だ。

『紀元前1万年』“10,000 B.C.”
『インディペンデンス・デイ』などのローランド・エメリッ
ヒ監督が描く紀元前の世界。マンモスの跋扈する時代に、英
語を喋る原始人が活躍する。監督自身が、「この映画で歴史
のレクチャーをするつもりはない」と明言している作品で、
自由奔放な内容の物語が展開する。
主人公の暮らす一族には、「青い目の少女と勇者が一族を新
たな世界に導く」という言い伝えがあった。そして、主人公
が幼い頃、1人の青い目の少女が現れる。一方、主人公の父
親は勇者の印の白い槍を持つものだったが、ある日突然一族
を捨てて出奔してしまう。
やがて時が流れ、主人公と少女は互いを見詰めあって成長す
るが、主人公は村人には部族を捨てた男の息子として疎まれ
ている。そして主人公にも自覚はなかった。ところが、彼が
1人でマンモスを倒した日、村が馬に載った一団に襲われ、
少女を含む村人たちが連れ去られる。
その難を逃れた主人公たちは、村人を奪還するため一団の後
を追って行くことになるが、それは彼らを伝説の白い山の彼
方へと導いてゆく。
予告編でも出ているので今更ではあるが、その山の向こうに
は比較的高い文明が存在している。実は紀元前1万年という
のは、アトランティス大陸が沈んだとされる時代でもあり、
そんなことも背景に物語が進むものだ。
それどころかもっとニヤリの設定も展開されるが、残念なこ
とに、それが映像では明確に提示されない。披露試写を南山
宏さんと一緒に観たが、試写後には「どうせやるなら、最後
にどーんと出して欲しかったね」と言う話になった。

出演は、スーパーヒーローコメディ『スカイ・ハイ』に出て
いたスティーヴン・ストレイトと、『ストレンジャー・コー
ル』のカミーラ・ベル。
なお、10,000 B.C.に続くエメリッヒ監督の次回作は、未来
に飛んで、2012 A.D.となるようだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


井口健二