ちむたんのつぶやき
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2007年10月14日(日) あこがれの温泉連泊(その2)

朝はもちろん6時起きで森林露天風呂「森のこだま」。清流を眺めながら入る、最高の朝風呂です。湯上がりは梅茶とお漬物をいただいて、飲泉所では源泉を飲みました(胃腸に効く由)。

またここの朝食ビュッフェが、何がどうしてこんなに美味しいんだかわからないんですが美味しいんですよー。ご飯を一膳でがまんするのが切なかった(笑)。まわりのご家族連れもみんなニコニコしながら仲むつまじくご飯食べてるのがほほえましかったです。おしゃれな高級旅館も素敵ですけど、こういう懐かしい感じの大箱宿(そんな言葉あんのか)もいいですよね。

今回、お部屋の内風呂も源泉が引かれているので(さすがに出しっぱなしではなく、入る都度ためるのですが)、朝ごはんの後はそこで。これまた立派な檜風呂。贅沢だなあ。

さて、お部屋で一日ごろごろして気が向いたらお風呂に行って…というのももちろん選択肢としてあるのですが、そこは連泊しておきながら矛盾しがちなわたくし、12時少し前に出かけました。目指すは「吾妻渓谷」。
四万温泉からバスに40分乗って中之条駅まで行き、JR吾妻線で20分、川原湯温泉駅で下車します。

この川原湯温泉というところは、50年以上前からゆくゆくはダムが建設され、完成後は水没してしまうといわれてきました。私の両親は群馬出身で、母方の祖母の実家は中之条と川原湯温泉の中間にある郷原にあります。
小学校低学年の頃川原湯温泉に泊まりましたが、その頃から既に「ここはもうすぐダムに沈んでしまうのよ」と母に聞かされ、こんなきれいなところが?と悲しくなった記憶があります。
長年住民による反対運動が続いてきましたが、数年前にほぼ妥結し既に工事が始められているので、あと何年かで本当に水没することが決まってしまっているそうです。
温泉は少し離れたところに移転し、吾妻渓谷も全体の4分の1ほどが水没します。吾妻線も一部水没するので線路の付け替えが行われ、川原湯温泉駅も移転します。
そういうところなのです。
全く縁のない場所ではないので、なくなってしまうならその前に見ておきたかったのです。

川沿いに走る国道145号線は、紅葉の時季は大渋滞するそうですが、今はまだ紅葉はごくわずか。それでも確実に秋の気配があたりを満たしていました。
川原湯温泉駅から歩いて5分足らずのところに、遊歩道の入り口があります。
上に張ったリンクでは「家族向けのハイキングコース」とありますが……それはちょっと安易な言い方かも…。Wikipediaのこの記述の方が実態に即しております。なめてかかったら本気で危険。特に雨上がりとかヤバそうです。かなりの急勾配の箇所や、狭い部分もありますので。
でも、気をつけて歩けば本当に素晴らしいところです。このように。




渓谷といいながら川が写ってないんですが、木々の緑があまりに美しかったので。
この景色が、水に沈んでしまうんですよね…。


川原湯温泉駅も、古い映画に出てくるような懐かしい風情の、愛らしい駅舎でした。


中之条駅に戻ったあたりから、少し冷たい風が吹いてきました。秋を通り越してもはや初冬に近い感じです。山の中なんだなあ…と思いました。
お宿に一番近いバス停は終点なのですが、ちょっと手前の温泉口というバス停で降りて、夕暮れの温泉街を川の流れを眺めつつゆっくり歩きました。明日慌てなくて済むようにお土産を買ったりして。

日曜の夜のお宿はきっとがら空きだよね、と思っていたんですが、世の中土日休みの人ばかりではないのですな。それに、年配の方々にとってはわざわざ値段の高い週末に来る必要はないわけですし。団体さんがけっこういて、むしろ昨日の晩より人が多いかも?というくらいの印象でした。

庭園露天風呂「甌穴」へ。冷えていたのでとても温まりました。
温泉旅館の連泊ははじめてだったので、お夕飯のメニューはどうなるんだろう?と疑問だったのですが、昨日とは全然違いました。
実は職場の同僚が偶然にも数年前この四万たむらに連泊していたということが先日判明しており「夕食どうでした?」と聞いたところ「二日目のほうが豪華だった気がする」とのこと。今回は、どちらがより豪華という感じではなかったですね。どっちも趣の違う豪華さだった(笑)。
結局、二人ともちょっと苦手な食材だった一品を除いて今日も美味しく完食。ああ、もうこわくて体重計に乗れない……。

寝る前に大浴場「甍の湯」に入って、二日目の夜は更けてゆきました。


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