ATFの戦争映画観戦記



【File134】GO FOR BROKE!・・・その後(「よろず観戦日誌」より一部修正転載)

2008年11月23日(日)

今からちょうど4年前に「よろず観戦日誌(観戦武官長私室)」に掲載したものです(この記事を最後に更新が止まっていますが・・・汗)が、つい最近ようつべ散策中に関連する動画を発見しましたので、ここに再録と相成りました!

【GO FOR BROKE!・・・その後 
以前我が戦争映画道の先達である08/15先輩が、観戦武官公室(旧戦場を駈ける掲示板)にご紹介してくれた幻の戦争映画「自殺潜水艦突撃せよ」・・・結局詳細については解らなかったが、その原作者である矢野徹氏の作品のひとつには、私は深い思い出がある。その作品とは『442連隊戦闘団』である。観戦武官諸士には言わずと知れた第二次大戦中にヨーロッパにおいて活躍した米軍の日系二世部隊を描いた作品だ。日系二世部隊については、ここで私が浅学な智識による御託を並べるよりも、我が友邦サイトであるHawkeye大尉の野戦病院中西軍曹殿のB Co/100Bn/442RCTのHPを見ていただければ100倍も1000倍も詳しい!さて随分以前にCOIの掲示板上で、日系二世部隊を描いた作品「442nd Go For Broke」という作品が話題になったのだが、結局詳細は不明のまま・・・今ではオフィシャルサイトと言われていたHPも無くなってしまった・・・(未確認情報によれば、中国系資本により中国系アメリカ人の監督と中国系及び韓国系俳優によって製作される予定だったとか)。さて私は幼少の折に望月三起也先生の「最前線」を読んで以来日系二世部隊という存在は知っていたが、その詳細について知ったのは、前述の矢野徹氏の『442連隊戦闘団』の文庫本を読んだ時だった・・・そして、その中に書かれたヴォージュの森における失われた大隊の救出作戦の物語を読みながら、思わず涙腺を緩めてしまった記憶が未だにはっきり残っている・・・日系二世部隊を描いた映画には、そのものズバリの「二世部隊(1951)」がある。





戦後間もなくに製作され、実際に日系二世部隊に所属していた日系二世の方々が多数出演しており、それなりに評価される作品だったが、如何せんハリウッド資本&白人監督によって製作された作品なので、日系人差別や偏見についての演出が甘かったように思えた。また失われた大隊の救出作戦も描かれていたが、実際に日系二世兵士たちが感じたであろう悲壮感は漂ってこなかった・・・以降、やはり日系二世部隊の映画は日系人か日本人によって描かれねばならない・・・と言うのが私の自論だったのである・・・邦画に「パイナップル部隊」という日系兵士を描いた作品はあるが、これは朝鮮戦争を舞台にした作品で、しかも未ソフト化作品なので、未だに未観戦状態。

【GO FOR BROKE!・・・その後◆
さて前述の如く「日系二世部隊の映画は、日系人または日本人によって作られねばならない」と言うポリシーを持っている観戦武官長であるが、そんな事言うならお前がつくれよ・・・なんて言われても、到底そんな財力はない・・・年末ジャンボやロト6、はたまたTOTOBIGが当った位では、映画の製作には到底足りない・・・アメリカの高額宝くじなら別だろうが・・・かと言って、現在では洋画に押され斜陽傾向にある邦画映画界には戦争映画を作るには大きな壁がある・・・しかし来年は戦後60年以上が過ぎて、ここ数年は戦争&ミリタリー系の作品が多く製作されているが、そんな追い風状態の中にあっても、日本の映画製作資本や監督の中には、日系二世部隊の作品を作ろうなんて酔狂な人はいない・・・大体60年前にアメリカと戦争をしていた事すら知らない世代が原宿や渋谷を闊歩しているご時世に、それ以上に一般の日本人には忘れ去られている、アメリカにおける日系人たちの歴史を取り上げても受けるはずがない。●ャニーズ系やイケメン俳優を大挙動員すれば、話題が作れて観客を動員できるかもしれないが、彼等が自慢の髪毛を切って肉体改造してまで当時の日系二世たちになりきれるはずがない。いっその事、今や下火となってしまったが、かつての『韓流』ブーム最盛期の頃ならば、ヨン様たちに日系二世を演じてもらっていれば大ヒットは確実だったかも・・・いや、でも「ブラザーフッド」興収的にはコケタからなぁ・・・しかし韓国の俳優さんたちは徴兵制度によって、実際に軍隊で訓練受けてるから、身のこなしや銃の扱いは日本人俳優の比ではない・・・戦争映画ファン的にはOKな作品に仕上がったかも・・・ね。さて、そんな折・・・前述のHawkeye大尉の野戦病院の掲示板を拝見していたら、そこで『Only The Brave』なる作品が紹介されていた・・・なんと、そのものズバリ日系二世部隊・・・しかもヴォージュの森の失われた大隊救出作戦を描いた作品だそうだ。製作・監督は日系人の方らしい。出演者にも日系人俳優の名が多く見られ、これは中々期待大・・・なのだが、メインの俳優陣はハワイ出身のアクション系俳優マーク・ダカスコスや「心の地図」「ブルース・リー物語」で知られるジェイソン・スコット・リー・・・ちょっと顔付きが濃過ぎるのが気になるのだが・・・まッ日系二世部隊が観れるだけでもOKとするか・・・!日本公開情報続報キボンヌ。

・・・という訳で、ようつべ散策中に発見した動画を紹介しときます。映画は完成しているみたいですな。監督自ら主演ですか。日系俳優や東洋系俳優の有名どころが挙って出演しているようですが、IMDBで調べてみたところでは、DVDは発売されていないみたいですな。興行的には失敗だったのでしょうか。

ONLY THE BRAVE 監督インタビュー


trailer?


完成時のマスコミプレミアの模様?


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