ATFの戦争映画観戦記



【File121】十八萬接続達成御礼・・・ボツ原稿サルベージ大作戦/ニッポン大戦車軍団��

2006年06月14日(水)

残念ながら日本代表は緒戦を勝利で飾れなかったみたいですね・・・ロンメル君のご利益も余りなかった様ですな。さて前置きはこれ位にして、戦争映画の中でも珍しい日本軍戦車の攻撃シーンがある『血戦奇襲部隊(THE FIGHTING SEABEES/1944)』第三幕の開幕です。余り前置きを書き過ぎると、また書き込み字数制限に引っかかって�爐泙燭眤海�は次回観戦記で�瓩辰討併�になりかねません。余り同じ話題で引っ張り過ぎても何ですから・・・ちょうどお後がよろしいようで・・・と言う引き際を弁えて、今回で打ち止めです。それでは【開演ブザー】・・・携帯電話の電源はお切り下さい・・・【文中の様々な書き込みには資料的価値は全くありません・・・(^o^;A】

【血戦戦車1号〜3号】
ジョン・ウェイン主演の『血戦奇襲部隊(THE FIGHTING SEABEES/1944)』において、X371島米軍補給基地に迫る日本軍奇襲部隊・・・そしてその先頭を突き進んで来るのが日本軍戦車・・・命名�犒貔鐇鐚岫�であります!前回の観戦記で紹介した画像によると、取り合えず3両の血戦戦車が確認出来ます。それでは時系列に従って、それら血戦戦車たちの�牴變錣覆訛腑僖侫�ーマンス��をご紹介して行きましょう。取り合えず、これら血戦戦車たちには説明し易い様に、登場順に1号、2号、3号と名前(仮称)を付けさせていただきました。

【血戦戦車1号登場!】・・・まず最初に米軍の防衛線に突っ込んでくる勇ましい日本軍戦車です!
■�ゝ娶�の為に些か不明瞭ながら車体の輪郭が解る画像からご紹介させていただきます。なんとなく改造のベースになっている車体は、その足回りの転輪配置から■ユニバーサル・キャリア系の車体ではないか?と想像出来るのですが・・・如何なものでしょうか。
■�∧瞳柿鮎ニ姫區愧呂貿�る血戦戦車1号(赤枠内)です。二段式の様な砲塔ですが・・・上段はコマンド・キューポラなのでしょうか・・・それにしても自棄にでかいコマンド・キューポラですな。どうやらハッチ?は砲塔上段と同じ大きさの様です。
■�J瞳柿鮎ニ姫區愧呂鳰�躙する血戦戦車1号です。こうやって見ると結構迫力があります・・・向って車体左側のハッチ?は操縦席用でしょうか・・・右側の張り出し部分は前方機銃座の様です。
■�し貔鐇鐚孱厩罎料狃沈淵魯奪�(赤丸内)部分が明瞭に解る画像です。戦闘中なのにハッチが開いてるとは・・・操縦中は視界確保の為に常時開けていなければならないのかもしれません・・・砲塔上段部正面に、微かに展視孔の様な切れ目が見えます。
■�シ貔鐇鐚孱厩罎亮崑料位未梁μ命�です。主砲は37mm程度の小口径砲でしょうか。如何にも木製の様ですな・・・前方機銃座の張り出し部分の形状が良く解ります。機銃は搭載されていないのか・・・どうも明瞭ではありません。
■�ζ輿嚇仂譴垢觀貔鐇鐚孱厩罎寮鐚嵎�です。車内でも鉄兜を着用しております。画像左下に写っているのは主砲基部でしょうか、それとも車載機銃なのか・・・。主砲基部なら、この二人は砲塔内の戦車長と砲手という事に・・・反対に車載機銃ならば、操縦者と前方機銃手という事になりますが・・・にしても向かって左側の戦車兵の微笑む顔が不気味・・・背後に影が映ってるって事は、ハッチが開いてるって事でしょうか?
※ラヴァ分隊士のご指摘により�爛屮蹇璽縫鵐�M1919A4機関銃の機関部��である事が判明しました!ご指摘感謝します。
■��米軍前哨防衛線を突破し補給基地に迫る血戦戦車1号の何もない後部が良く解る画像です。しかし米軍守備隊も、ただ指を咥えて見ているだけではありません・・・前方(赤丸内)に注目!
■�│�の場面を、回り込んで前方より観た画像です・・・不鮮明な画像(赤丸内)ですみません。それにしてもこれの正体は果たして・・・
■��謎の物体(赤丸内)の正体・・・実はこれ、米海軍建設部隊の装備しているバケットクレーンって種類の建設用重機です。なんとバケット部分に米兵が乗り込み隠れて待ち構えていました・・・そしてなんとダイナマイトの束(赤丸内)を血戦戦車1号に向けて投下・・・!
■��ナイス着地!オイオイ・・・見事に血戦戦車1号の車体上砲塔横にダイナマイトの束が・・・血戦戦車1号の車体は激しく揺れているのに・・・このダイナマイト、吸着式なのか?
■��大爆発!・・・この高さからダイナマイトの束を見事血戦戦車1号の車体上に落下させるとは・・・
■��哀れ!血戦戦車1号は木っ端微塵・・・合掌

【血戦戦車2号見参!】・・・場面は変わり、戦線は別方面に移動しております!
■�‘庸 �尾根を越えて姿を現し、米軍補給基地に肉薄して来た血戦戦車2号(赤丸内)・・・危うし米軍補給基地・・・この血戦戦車2号ですが、向って車体右側には血戦戦車1号と同じ様に前方機銃座の様な張り出しが見えますが、砲塔式ではなく、車体上部に防盾付きの小口径砲か機銃を搭載し、戦車兵?の身体が露出しております。ひょっとしたら自走砲なのでしょうか?しかしどう観ても戦車が通れる様な場所ではありませんな・・・
■�△靴�し、そうは問屋が卸さないのであった!血戦戦車2号を待ち構える米軍本防衛線のエリコン20mm機関砲です。擬装網が張られているところを見ると補給基地防衛用の対空機関砲でしょうか?・・・なんでも朝鮮戦争じゃ共産側のT34/85戦車を一撃で撃破したってイーストウッド主演の『サンダーボルト(THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT/1974)』の中でも言ってたくらいですから・・・ね!
■�8�事命中(赤丸内)!・・・哀れ血戦戦車2号の最後であります・・・T34/85撃破の話は兎も角として、ブリキの棺桶・・・実際の日本軍戦車でも一発でイチコロでしょ・・・ブローニング50口径機銃でも95式軽戦車の装甲を貫通したって事ですから。でも機関砲の軸線が全然違う方向を向いて撃ってるんですけど・・・(汗
意外とあっさりやられちゃいましたね、血戦戦車2号・・・涙。血戦戦車2号の戦車兵は登場しませんでした。最初の方のシーンで後ろ姿が写っていただけです。

【血戦戦車3号参上!】・・・血戦戦車1号と同じ型式の車両です。ひょっとしたら一人二役かもしれません!この場面はBGMを『ジョーズ』のイメージでご観戦下さい・・・
■�,�待たせしました!血戦戦車3号の画像です。血戦戦車1号のところでははっきり解りませんでしたが、こちらの3号では前方機銃らしき棒状の物体が搭載されているのがはっきり写ってます!車体側面の形状も明瞭に解ります・・・それにしてもショボイ日の丸ですな・・・
■�△海譴泙薪仂�・・・血戦戦車3号の戦車兵です。車内の乗員配置は当然の如く血戦戦車1号と同じ。相変らず不気味な日本軍戦車兵コンビであります。ちゃんと戦車兵役の東洋系俳優を交替させているところに、製作陣の意気込みを感じます!東洋系なんてアメリカ人から見たら、全部同じ顔でしょうけど・・・
■�J瞳格箋覺霖呂貿�る血戦戦車3号です。見れば見るほどに車体の装甲板は金属製には見えませんな・・・(赤枠内)に注意!
■�な瞳格箋覺霖呂貿�る血戦戦車3号・・・その2です。こうじっくり見てみると、この戦車の砲塔は全く旋回しそうにありません・・・車体側面の日の丸は赤色じゃなくピンクなのでしょうか�畴鮃�なので判別不能です・・・保護カバーがなければ足回りの形状・・・転輪配置が明確に解るのに・・・引き続き(赤枠内)に注意!
■�ナ瞳格箋覺霖呂貿�る血戦戦車3号・・・その3です。主砲砲身は上下する様ですが・・・ただ震動で上下に揺れているだけかも・・・さらに(赤枠内)に注意!果たして何が?
■�κ瞳格箋覺霖呂貿�る血戦戦車3号・・・その4です。血戦戦車3号の背後の茂みを突き破り、遂に姿を現す謎の物体(赤枠内)・・・一体これは?
■�Э襪吠�体の正体が明らかに・・・なんと、これも米海軍建設部隊の装備であるブルドーザーです!・・・そのまま血戦戦車3号の側面に体当たりをかましてくれます・・・おっと血戦戦車3号の砲塔ハッチの形状が明瞭に写っております。
■�┛イ豬貔鐇鐚孱街罎虜埜�・・・米軍ブルドーザーに車体を押し捲られ、そのまま谷底へ・・・南無阿弥陀仏!しかし何時の間にジャングルから、こんな岩場に移動したのかは永遠の謎!
はっきりと写った画像がないので断定し難いのですが、この血戦戦車1号から3号の車体の改造ベースとなっているのは、やはりユニバーサル・キャリアー系の車体の様に思えます。当時の米軍がユニバーサル・キャリアーを装備していたかどうかはっきり確認出来ませんでした。ただ車体を80cmほど延長改良されたT-16型(ウィンザー・キャリアー?)は米軍に供与されていたらしいのですが、この車両は転輪が4個なのです。血戦戦車1号〜3号は、どうも転輪が3個の様で、しかも第2転輪と第3転輪の間隔が第2転輪と第1転輪よりも広く見えるので、このT-16型ではない様です。カナダ軍の装備するユニバーサル・キャリアーからの改造かもしれません。

【血戦戦車4号・・・飛び入り参加!】
さて血戦戦車1号〜3号の大活躍?をご紹介して来ましたが、実はこの『血戦奇襲部隊(THE FIGHTING SEABEES/1944)』には、もう一両日本軍戦車が登場しております!
■�(瞳格箋覺霖呂慮�かい側稜線にいきなり登場の血戦戦車4号(赤枠内)であります・・・これまた違う型式の車両です。見たところ砲塔状の装備は見当たりません・・・丸っこい型状の操縦席らしい構造物が搭載されています。車体向って左側には機銃らしき物が・・・どちらかって言うと戦車って言うよりは、雪上車とかトラクターって感じっすね!
■��血戦戦車4号の勇姿です。画像が少し大きくなったので、車体の型式がより明瞭になりました。それにしても奇妙な型状の操縦室?です・・・車体向って左側は間違いなく車載機銃の様ですな。
■��これまたいきなり登場!血戦戦車4号の戦車兵です。車内配置は1号及び3号と同じ様です・・・画像手前側の不気味に微笑む眼鏡ッ子戦車兵が機銃を撃ち捲ってます!・・・ってオイオイ。それなら車載機銃って車体向って左側じゃないの・・・ってツッコミは置いといて・・・将にアメコミや対日戦戦意高揚ポスターに登場する日本人=ジャップそのものって感じがする戦車兵ですな。
■�な瞳格箋覺霖呂稜惴紊鵬鵑蟾�もうとする血戦戦車4号(赤丸内)です。ちょっと解り辛いですがご辛抱下さい。この血戦戦車4号だけでも米軍の防衛線を突破出来れば、日本軍の逆転勝利は間違い無しッ!今や米軍補給基地の命運は風前の灯に・・・。
■�イ修Δ呂気擦襪�い!・・・主演ジョン・ウェイン演じるドノヴァン少佐直々の指揮で、遂に怒りの鉄拳・・・これでも喰らえッ・・・迫撃砲(以外にショボイ)発射!
■�Ε船絅疋�ォォォォォォォォ〜ン(迫撃砲にあるまじき大爆発)!・・・で、見事命中・・・と思ったら実は至近弾でした・・・しかしこりゃ迫撃砲じゃなく野戦重砲か艦砲並みの破壊力であります。
■�Г靴�し爆風はもの凄い!・・・車体ごと吹き飛ばされ、哀れ稜線を真ッ逆さまに転がり落ちる血戦戦車4号!
■�┐�陰で車体が反転して足回りの転輪配置がはっきりしました!・・・この起動輪・転輪・誘導輪配置からすると、どうやら改造ベースとなった車体は米マーモン・ヘリントン社の2人乗りタンケッテ(豆戦車)CTL-3A型戦車の様です・・・どうです、足回りの転輪の配置そっくりでしょ!・・・この戦車をベースにした撮影用改造戦車は、あの「誰が為に鐘は鳴る」の中にも登場・・・そうそう手榴弾を投げ込まれて大爆発するヤツです!で、何故かジェームズ・コバーン主演の『地上最大の脱出作戦(WHAT DID YOU DO IN THE WAR,DADDY?/1966)』の国内版DVDパッケージ写真にも写っています・・・本編には登場してませんが・・・閑話休題。
■��今日はいつもより多く転がっておりますッ!・・・このシーンを観る限りでは、この血戦戦車4号の落下シーンは、模型を使った特撮ではない様に思えます。
■��これだけ派手に転がり落ちても・・・車体の上部構造物やキャタピラ部分には壊れた様子がありません!この血戦戦車4号の上部構造物は、金属か何か丈夫な物で作られている様です。そう言えば操縦室部分が丸っこくなっていたのは、ひょっとすると横転し易く(ロールバー代わり)する為だったのかもしれません・・・
■��嗚呼、血戦戦車4号・・・谷底部分に横転したまま着底した血戦戦車4号です。やはり車体は余り壊れていない様ですな!
ユニバーサル・キャリアーの車体に木製の砲塔を載せただけの様な血戦戦車1号〜3号では、「鎌田行進曲」の池田屋大階段落ちにも匹敵する、この一大見せ場シーンである稜線落ちには堪えられないのは明白です。そこで急遽ピンチヒッターとして頑丈な車体の、この血戦戦車4号が抜擢されたのではないだろうか・・・などと思えてしまうのでした!

血戦戦車1号〜4号の大パフォーマンスシーン、如何でしたでしょうか!日本軍戦車が4両も登場して米軍に肉薄するなど、戦争映画史上でも希に観る特筆すべき作品なのではありますが、反面その見事なまでの華麗なる各個撃破には、多くの戦争映画ファン並びに日本軍戦車ファンが感動の涙を流す事間違いありません・・・(爆)この血戦戦車たちを紹介しながら、一体全体日本軍のどの戦車をモデルにしたのか・・・などと詮索するのは、最早どうでも良い事の様に思えて来ました。将に東の�倏麓�戦車��と並ぶ西の横綱・・・�犒貔鐇鐚岫�と言う事が出来ると思います!・・・と言う訳で、この辺で�犒貔鐇鐚岫�についての観戦記を終らせていただきます。口直しと言う訳ではありませんが、真の日本軍戦車の活躍する姿をもっとじっくり観たいという観戦武官諸士には『西住戦車長傳(1940)』と『将軍と参謀と兵(1942)』がお薦めです!前者には89式中戦車が、そして後者には94式軽装甲車が登場し、その勇姿を堪能する事が出来ます!【続く】
【2006/06/18】ラヴァ分隊士のご指摘により、一部加筆修正

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