| 【File048】記念連続ドラマ第四夜「プライベート・ライアンとラメルの橋」前編 |
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2002年07月07日(日)
今日は七夕・・・一年ぶりの再会を織姫と彦星はどうお過ごしでしょうか・・・前振りはさて置き、早速本編へ突入・・・。 お待ちかね第四夜は、ミラー大尉一行の前に立ちはだかる大いなる脅威のお話。それでは始まり・・・(開演ブザー:いつもの様に携帯電話の電源はお切り下さい)
【ATF版「プライベート・ライアン」自爆的SPRストーリー】 観戦上のご注意:物語の進行はDVD版に準拠しています。
第四夜「プライベート・ライアンとラメルの橋」前編 chap.11認識票 翌日はうって変わり朝から快晴・・・これなら航空支援も可能だ・・・ミラー大尉は、晴れ渡った空を見上げながら安堵した。ガフィ軍曹の戦車三両を加えた戦闘団は、ハミル大尉やヒル軍曹等101空挺の兵士たちと別れ、ヌーヴィルの町を出発した。昨夜アパム伍長が、負傷した片目のドイツ軍将校から仕入れた情報・・・武装親衛隊ダス・ライヒがラメル周辺で何かを探している・・・を憂慮していたミラー大尉は、戦闘団が敵とバッタリ鉢合せするのを防ぐ為、まず武装ジープ2台を先行させる事にした。1台はミラー大尉自らが運転しライベンが同乗、もう1台はメリッシュが運転しジャクソンが同乗している。またも心配気なホーバス軍曹「中隊長、無茶せんでくださいよ・・・おふくろさんには見せられませんぜ・・・」「おふくろはお前だろ・・・」「まったくフーバーだよ・・・」心配気なホーバス軍曹を残し2台の武装ジープが先発して行く。敵襲を避ける為、2台は高速で突っ走る・・・。ライベンとジャクソンは、それぞれの後席でM2重機に弾丸を装填し構えている。ライベンと言えば、ヘルメットを脱ぎ片方の鍔を折り曲げた白いカウボーイ・ハットを被ってニコニコ顔。永年の夢が適ってご機嫌だ・・・(爆)一方ジャクソンは・・・実は如何した訳かホーバス軍曹が2台目のジープに乗りたがり・・・ミラー大尉に止められた・・・出発前、無理矢理黒いベレー帽を押し付けられ「俺の替わりに、せめてこのベレー帽を被ってくれ・・・」と頼まれたのだ・・・が「そんなの被れるかいッ!」とヘルメットのまま・・・でも流石に捨てる訳にも行かず、フィールドジャケットの肩のバンド止めに挟んでいた(まるで○ンバットのケ○ーだな、コレじゃ・・・)日が高くなるにつれ気温も上昇し運転するミラー大尉は、ヘルメットの中から流れ落ちる汗を拭った・・・風を切って走るジープではあったが、重いヘルメットの中は、緊張し体温が上がっているせいもあって、酷く蒸していた・・・ふと見ると座席の横に帽子らしきものが挟まっていた・・・ミラー大尉はヘルメットを脱ぐと、その帽子を取り上げ、徐に被った・・・赤い南軍騎兵隊の帽子・・・だった(やっぱコレかよ!) 暫く進むと、突然前方に兵士らしき一団が・・・敵か?・・・一瞬緊張、しかし味方・・・米軍空挺隊員たちだ。「やれやれだぜ・・・」メリッシュはスピードを落とした。2台のジープは忽ち空挺隊員たちに取り囲まれる「待ちに待った援軍だッ・・・」空挺隊員たちは、皆喜んでいる・・・毎度の事ながらそうじゃないんだ・・・ミラー大尉が説明しようと立ち上がった、その時、人垣を掻き分け部下に支えられ脚を引き摺った指揮官らしい将校が近寄って来た「82空挺のバンダービルド中佐だ。大尉、君等は・・・」ミラー大尉は慌てて南軍騎兵の帽子を脱ぎ、ヘルメットを被り敬礼した「第2レンジャー大隊のミラー大尉です。特別任務遂行中です」「特別任務?増援じゃないのか?」「申し訳ありません・・・」「君らだけか?」「後方から本隊が追走中です」「兵力は」「兵員40名と戦車3両、装甲車1台、ハーフトラック4台です」途端にバンダービルド中佐が不敵に微笑んだ・・・「それは好都合。現場指揮官の権限により、君の部隊を私の指揮下に編入する。ミラー大尉?」ミラー大尉は驚いた「中佐殿、我々は特別任務遂行中です・・・その命令は受けられません」「何だと・・・」まるで、俺がアメリカだ、と言わんばかりに仁王立ちになったバンダービルド中佐がミラー大尉を睨みつけ、暫し二人の間で激しい問答が繰り返された。周囲で見ていた空挺隊員たちも殺気立ち、皆ミラー大尉等を睨みつけている。ヤバイ雰囲気だぜ・・・ジープのハンドルを握るメリッシュの手のひらが汗ばむ。ライベンとジャクソンも殺気を感じ、慌てて車載重機に取り付いた・・・その途端、全空挺隊員たちの銃が一斉にミラー大尉等に突きつけられた・・・まずい。「大尉、我々の任務は敵の最新レーダーサイトの無傷での奪取だ。だが敵の防備が固く、多くの損害を出している。どうしても命令が聞けんのなら・・・」その時キャタピラの音。後続するホーバス軍曹以下の本隊が追いついた・・・M3ハーフの機銃座から身を乗り出したホーバス軍曹が怒鳴る「一体全体何の騒ぎです、えー中隊長?」すかさず空挺隊員たちの銃口がホーバス軍曹等本隊にも向けられた・・・戦闘団の兵士たちは何だか解らないまま、コレに応じ銃を構えた「なんでぇこんな所で身内喧嘩かい・・・えぇ?」ガフィ軍曹の戦車の砲塔が不気味に旋回し照準を点ける。その時、戦車の砲塔上に腰掛けていたUPI特派員のギャロウェイが飛び降りると、バンダービルド中佐とミラー大尉の間に割り込み、いきなりパシャパシャと写真を撮り始めた・・・バンダービルド中佐は徐に大きな手のひらでカメラのレンズを押さえた「撮るのをやめろ・・・」「こんな感動の瞬間を何故撮っちゃいかんのですか・・・中佐殿。敵中深く孤立した空挺隊員と救援部隊との劇的な再会シーン。いやッ一面を飾れますよ・・・」何も解らず(その場の殺気のわからんやっちゃ?)に、感動スクープ写真を撮ろうと一生懸命無邪気な特派員を見ていると、バンダービルド中佐もミラー大尉も荒ぶった心がなんとなく和らいだ・・・とにかく同士討ちする訳にはいかん「解りました、中佐殿。指揮下に入ります」「すまん大尉、こんな手段を取った私も愚かだった・・・命令は取り下げ改めて協力をお願いする・・・」この一言で、周りの空挺隊員とミラー戦闘団の兵士たちの雰囲気も和らぎ、互いにタバコの火を点け合った。ギャロウェイは相変わらず写真を撮りまくっている「ところで中佐殿、部隊の中に101空挺隊員はいませんか?」「ああ、我が隊は各部隊の混成だ・・・101のヤツも大勢いるぞ」「そうですか・・・実はライアンという101の二等兵を探しているのですが?」「それが特別任務に関係あるのか?」「ええ、大有りです」バンダービルド中佐は、指揮下の101空挺隊所属の各指揮官を集め、ライアン二等兵について尋ねたが、残念ながら該当の兵士はいなかった・・・「すまんな、大尉。お探しの二等兵はココにはいないようだ・・・そうだ、念の為にコレを確認してみるか?」と、言うとバンダービルド中佐は麻の小袋を投げて遣した・・・結構重い・・・ジャラジャラ音がする・・・認識票の塊が入っていた・・血まみれの・・・しかしミラー大尉には何故か、その中にはライアン二等兵の認識票は無いと確信できた・・・何故?(こんな事でこの話が終われるはずないじゃないか!)・・・が、取り合えずアパム伍長を呼び、その袋を渡し確認させる事にした。アパム伍長はおどおどと袋を受け取ると、重そうによろけながら、戻っていった・・・。ミラー大尉とホーバス軍曹、ガフィ軍曹の三人がバンダービルド中佐の前線指揮所へと呼ばれ、作戦の打ち合わせが始まった・・・。
chap.12レーダー基地(前編) ありふれた小高い丘、そこにドイツ軍が誇る最新型ザルツブルグレーダー基地があった。巧みに偽装され、上空からの発見は難しそうだ。しかもまるでハリ鼠の如く対空火器網が張り巡らされているらしい。当初、力攻めに攻撃した空挺隊だったが、忽ち敵の重火器の照準に捉えられ、甚大な損害を被った・・・。コリャ大事だぜ・・・目標を双眼鏡で眺めていたガフィ軍曹が葉巻を咥えたまま呟いた。その横で同じく敵陣を観察していたミラー大尉は黙ったまま。コレだけの防御だ、3両の戦車じゃどうにもならん・・・。目標の丘の周囲は大した障害物もない平原・・・彼方此方に砲撃痕が穴を開け、無残な空挺隊員たちの死体が散らばり、一筋の小川が丘の麓に沿って流れているだけだ。「大尉、まさか正面切って�狷遊發靴蹲瓩覆鵑討い錣覆い任靴腓Δ諭�」ガフィ軍曹がミラー大尉の顔色を覗う「ちょっと考えさせてくれ・・・軍曹」ミラー大尉は一人黙って敵陣を見つめていた・・・暫く後ミラー大尉はバンダービルド中佐の指揮所にいた・・・衛生兵のウェイドが中佐の脚の手当てをしていた。降下時に挫いたそうだ・・・「中佐殿、私の作戦では・・・」ミラー大尉の説明を、部隊の各指揮官たちが聞いている。「もはや力押しは利かないでしょう・・・無傷で奪取するとなると、この方法しか無いと本官は思います」ミラー大尉が強い口調で言った。バンダービルド中佐は渋い顔で聞いていた・・・今までの甚大な損害と無理に応援を頼んだ手前、仕方がない・・・「解った・・・大尉、君に指揮を任せよう」ミラー大尉は、頷くと作戦の詳細を、各指揮官個別に説明していった・・・まるで教師が生徒に教えるよう丁寧に・・・。「作戦開始は14:00・・・13:45までに、各隊は所定の位置に付け・・・13:15に時間を合わせる・・・10秒前・・・5秒前・・・3・・2・1、時間ッ。かかれ・・・」各指揮官たちは敬礼し、部下たちの所へ散っていった。後にはホーバス軍曹とガフィ軍曹、ライベン、ジャクソン、メリッシュ、ウェイド、アパムだけが残った。「ホーバス軍曹、ガフィ軍曹・・・よろしく頼む・・・作戦の成功はお前達次第だ・・・」「まあ、せいぜいしっかりやりますよ・・・」ガフィ軍曹がレーダー基地のある丘を眺めながら言った・・・ホーバス軍曹は相変わらず心配顔だ・・・「また、そんな暗い顔をする〜?」「でも中隊長・・・任務が違います・・・」「戦争に勝つ事が任務だ・・・気の進む任務が何処にある・・・?」一同は顔を見合わせた・・・13:30・・・作戦開始まであと30分・・・。
chap.12レーダー基地(後編) 戦車3両、105mm榴弾砲搭載ハーフ1台を中心とした戦闘団主力と混成空挺部隊主力はレーダー基地正面の配置に就いた・・・ドイツの誇る88mm高射砲の直接射撃の有効距離ギリギリのラインだ。13:55作戦開始まであと5分。各砲とも弾薬を装填し準備は完了した・・・。 13:59各車エンジン始動・・・ 14:00作戦発動!戦車3両とM8装甲車、M3ハーフトラック3台、武装ジープ2台が88mm砲の水平有効射程ギリギリのラインで行動を開始・・・エンジンをふかし全速で走り、戦車砲が吼え機銃とライフルが一斉に火を噴いた・・・レーダー基地守備のドイツ兵たちは慌てて陣地に飛び込んだ・・・連合軍の本隊が到着した・・・すわ総攻撃だ・・・。忽ちドイツ軍側からの応射が始まったが、有効射程ギリギリでちょこまかと動きまくる戦車や車両群への命中弾は得られない・・・絶え間ない無駄な砲撃が続い・・・た。 その頃、ミラー大尉とライベン、ジャクソン、メリッシュ、アパムそして空挺からの選抜隊員、合計40名からなる別働隊が麓に沿って流れる小川の中をコッソリと進んでいた・・・ドイツ軍守備隊の注意が戦闘団主力へ向いている間に、背後からレーダー基地を攻撃する・・・これがミラー大尉の立案した作戦だ・・・。戦闘団主力がドイツ軍の注意を引きつけられるのも、せいぜい30分。その間にレーダー基地の中央部へ突入しなければならない。慎重を期す作戦だが時間がない。別働隊は、小川の流れに脚を取られながらも、一歩一歩着実にレーダー基地の背後へと近づいて行く。案の定、ドイツ軍守備隊主力は、囮部隊の派手な動きに気を取られ、背面には僅かな見張りしか置いていなかった・・・ミラー大尉は振り向くと片手でサインを送る・・・歩哨2名、すぐ上の橋の袂、ゆっくり歩いている・・・ライベンとジャクソンが頷くと銃を置き、銃剣を口に咥え、ゆっくりと川から這い上がり、歩哨の背後へと忍び寄って行く・・・一声も発せず2名のドイツ軍歩哨は倒された・・・ライベンとジャクソンが死体をすばやく物陰に隠す・・・ピーッ・・・ライベンが口笛を吹いた・・・その口笛を合図に別働隊全員が小川から這い上がり、次々にレーダー基地のある丘の林の中へと消えて行く。最後に残ったミラー大尉は、もたつくアパム伍長の腕を掴み物陰へと走りこんだ・・・流石にレンジャーと空挺隊員だ・・・この手の作戦には慣れている・・・逆に守備隊側はドイツ空軍所属の地上勤務部隊の寄せ集め部隊らしい・・・正面からの攻撃にはなんとか対処できるが、背後から忍び寄る敵への対処は弱い・・・ひとつずつドイツ軍側防御陣地が潰されていく。 14:30それまで敵陣正面で大袈裟に動き廻っていた戦車3両が進路をレーダー基地へと向けた。同時に背後に控えたM3ハーフ搭載の105mm砲が砲撃を開始・・・でも実弾ではない・・・発煙弾だ・・・途端にドイツ軍陣地正面に煙幕が立ち上る・・ガフィ軍曹たちの戦車は巧みに煙幕に紛れながら敵陣への接近を図る「たのんますぜ、大尉・・・もっと右だ、もっと右、ヨーイ、射ーッ」ズドーン!!・・・戦車砲が吼える。「もっと発煙弾を撃て・・・」ホーバス軍曹が叫ぶ。戦車3両は、まっすぐレーダー基地へと突き進んだ。煙幕でこっちの身も隠せるが、逆に相手も見えない・・・射撃は全て盲射・・・。敵陣との距離は序々に詰まる・・・敵陣は目前だ・・・しかし心配の種・・・88mm砲は・・・大丈夫か・・・その時一塵の風が吹き、煙幕が吹き払われた「うわぁ〜ッ・・・」ガフィ軍曹が叫び声を上げた・・・なんと、彼の戦車の真ん前に88mm砲の砲身が不気味に突き出ていた「だめだ、やられちまう・・・」ガフィ軍曹は目を瞑った・・・暫しの沈黙・・・「まだ生きてる・・・のか」ゆっくりと開けたガフィ軍曹の目に、88mm砲の前で得意げにポーズを取り、ギャロウェイに写真を撮らせているメリッシュの姿があった・・・アホ。大した損害も無く・・・と言っても別働隊戦死5名負傷7名、囮本隊負傷5名が出ていた・・・レーダー基地は奪取された・・・ドイツ兵たちは、いきなり背後から現れた米兵に驚き、すべもなく次々に銃を捨てた・・・少なからず抵抗はあったが・・・あのアパム伍長でさえ、抵抗するドイツ兵を前に、ドイツ語で降伏するよう怒鳴り続けていたのである・・・へぇ〜アパムにしちゃ大したもんだぜ・・・ライベンが呟いた。 15:30僅か一時間半でドイツ軍レーダー基地を完全占領・・・ミラー大尉指揮の別働隊の的確な奇襲により、新型ザルツブルグレーダー一式を破壊される間も無く捕獲できた。ミラー大尉は、レーダー基地中央のトーチカ前に一人腰を降ろしていた。どっと疲れが出て、何も考えたくなかったのだ・・・そしていつもの発作・・・右手の震えだ。暫くしてバンダービルド中佐がM3ハーフに乗ってやって来た・・・「よくやった、ミラー大尉。ありがとう・・・」バンダービルド中佐がごつい顔に満身の笑みを湛え、右手を差し出した。ミラー大尉は一瞬躊躇ったが、ゆっくりと右手を差し出した・・・その手をバンダービルド中佐が両手でシッカリ掴み返した・・・!(でも今回は薔薇の花は無し・・・) 目の前を捕虜が次々に連行されて行く。「ユダヤ人。ユダヤ人・・・俺ユダヤ人、解るか・・・」メリッシュが認識票に貼り付けた�爛瀬咼任寮鵜瓩鯱�行される捕虜の列に向け怒鳴っていた・・・戦闘後の処理も一段落した。ミラー大尉指揮の戦闘団は隊列を整えると、バンダービルド中佐等空挺隊員たちに別れを告げ、再びラメルを目指し出発した・・・。
chap.13大きな謎 その日の夕方、部隊は目的地ラメルを見渡せる対岸の丘の上にいた。手前には河・・・メルデル河・・・が流れ、一本の橋が掛かっている。村・・・町は岸辺の高台の上にあり、その東側の一段と高くなった場所には、その昔この辺りを治めていた領主の館・・・古い城館が聳えていた。ミラー大尉、ホーバス軍曹、ガフィ軍曹の三人が、双眼鏡でラメルの町の隅々まで観察している。町の中央には高い鐘楼を備えた教会、その周りには不規則な路地に沿って民家が連なる。町の最も外周にある民家の壁が城壁の様に連なり、それによって町全体が中世の城塞の雰囲気を醸しだしている・・・その時、彼方・・・北側から町の中央につながる一本の道を進んでくる一団が望見された・・・「なんてこった、ドイツ野郎ですぜ・・・まったくツイてねぇーぜ」双眼鏡を覗きながらガフィ軍曹が呟いた。先頭には型式不明の戦車が三両(けっこう厳つい)そして十台近くの装甲ハーフトラックやトラックが後続している・・・「遅かった・・・かッ」ミラー大尉が呟いた「えッ・・・何ですって中隊長?」ホーバス軍曹が驚き顔でミラー大尉を見つめた「武装親衛隊・・・ダス・ライヒの精鋭部隊だ」ミラー大尉が双眼鏡を覗いたまま言った。「何ですって大尉、知ってたんですかい・・・?」ガフィ軍曹が怒鳴る「ああ、でも戦車までいるとは知らなかったがな」「何てこった・・・」ホーバス軍曹が呟く。ガフィ軍曹が真っ赤な顔でミラー大尉を睨みつけた「何が、ちょっとした公報チーム活動だッ、えーッ?レーダー基地の戦闘じゃ特別サービスしてやったが、こんな話は聞いてないですぜ・・・まったく契約外だよ。俺たちゃこの話から下ろさせてもらいますぜ・・行くぞ」戦車兵たちが、自らの戦車へと戻ろうとした、その時・・・「待て・・・中隊長の命令に背くつもりか・・・戻れ」ホーバス軍曹が腰のホルスターからガバメントを引き抜くとガフィ軍曹の背中に突き付けた「こんな任務はごめんだネ!」立ち止まりながら・・・も振り向きもせずガフィ軍曹が応える「コレが最後の警告だ・・・」「コレもライアンのためか・・・エ〜ッ?」「五月蝿い、黙れ。その減らず口を吹っ飛ばしてヤル・・・」ホーバス軍曹とガフィ軍曹、将に一触即発状態・・・レンジャーたちと戦車兵たちもお互い銃を構え、狙いを定めている・・・(コレばっか)「中隊長、何とかして下さ・・・い」アパム伍長がオドオドと言った。今回はギャロウェイも成すすべもない「アパム、例のカバンを持って来てくれ・・・」アパム伍長が慌ててカバン・・・片目のドイツ軍大佐の持ち物だった・・・を持って来た。ミラー大尉は、カバンを受け取りいがみ合う連中の方に向き直ると、中身の書類・・・命令書を取り出し頭上に掲げ怒鳴った「ライアンは、俺にとってはどうでもいい、ただの名前に過ぎん・・・ガフィ軍曹、君等がこの任務から下りたいのなら、よかろう。好きにするさ・・・。確かに昨夜、アパムが尋問したドイツ軍将校の情報から、武装親衛隊があの町にやってくる事は知っていた。でも、なんで武装親衛隊が、ヒムラー直々の命令で、あんな辺鄙な田舎町までやって来るのか・・・大きな謎だ・・・ただ噂によると、親衛隊はヒムラーの命令で占領地の彼方此方から高価な美術品や調度品を掻き集めてるそうだ・・・ひょっとすると・・・」ミラー大尉がそこまで言った途端・・・ガフィ軍曹の表情が和らいだ・・・やっぱりそうじゃねーかと思ってたんだ!「解りました、大尉殿。不本意ながら、このガフィ軍曹、最後までお供しましょう・・・いいな野郎ども」戦車兵たちも頷いた・・・さあ物語・・・妄想は、いよいよ最終局面へと突入する・・・のであった。
ゲーッ、まだ終わんねぇよ、この話・・・安直に始めたばっかりに・・・と後悔の念が・・・。今回はちょっと笑える設定が少なかったすね・・・週末どっぷり戦争映画に浸っていた為、シリアスなお話になってしまいました・・・今度こそ決着だッ・・・ていうか早くライアン出せよ・・・【物語は終末へと続く】 20020709:一部修正・・・ギャロウェイ登場させるの忘れてました・・・爆
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