| 【File040】ミニ戦艦、チョコ戦艦、やっぱポケット戦艦だよな〜ッ・・・軍艦洋画編Vol.1 |
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2002年05月12日(日)
GWが終わってこの方、ハードな毎日が続いておりましたが、何とか一段落がつきました。でも油断は禁物、また何時忙しくなる事やら・・・。まあ亀カキコミの言い訳はさて置いて、早速本題に入りましょう。お待ちかね(誰がや・・・)前回に引き続き�犒慨廊瓩里�話です。前回は�犒慨廊畸羶瓦防舛�れた邦画作品について書きましたが、今回は洋画編。しかしながら洋画においても�犒慨廊瓩硫據垢靴�活躍する作品は少ないのが現実です。血涌き肉躍る巨艦同士の砲撃戦、肉薄する駆逐艦の魚雷戦等を描いた作品は尚更です。独Uボートを中心とした潜水艦を舞台に描かれた作品は多いんですがねぇ。やっぱ潜水艦映画の方が、艦内のセット中心なので描き易いんでしょうか。それでは講釈はコレくらいにして、少ない作品の中から選りすぐりの作品をお楽しみ下さい。まずは�狢膩心廊疂�・・・。
【戦艦シュペー号の最後】1956制作 ATF個人的には、大型艦同士の砲撃戦を描いたベスト作品です。第二次大戦初頭、大西洋において通商破壊戦を展開する独海軍の�爛櫂吋奪叛鏨魯▲疋潺薀襦Ε哀薀奸Ε轡絅據執罩瓩函△修譴鯆匹Ρ儚し海箸寮錣い鯢舛い榛酩覆任垢�、前半部のグラフ・シュペー号と英巡洋艦戦隊(ハーウッド代将指揮下の軽巡エージャックス、アキリーズ、重巡エグゼター)との海戦(ラ・プラタ=プラタ河沖海戦)は、他の作品の海戦シーンの中で群を抜いた出来です。何たって英国巡洋艦は同型(改良型)または実物です。HMSシェフィールド(英巡エージャックス役)INS(インド海軍)デリー(元ニュージーランド巡アキリーズ)HMSジャマイカ(英巡エグゼター役)さらに後半応援に駆けつける実物の英重巡カンバーランド。海戦自体は1939年12月に行われましたが、16年後に撮影された作品に実際の海戦に参加した艦船が登場しているってのが、実に嬉しい作品(特に英海軍好きのATFにとって)なのです。ちょっと文句を言わせて貰えるとすれば、それはグラフ・シュペー役の艦。米海軍の巡洋艦セレム(USS SALEM)という艦が演じていますが、これがまた実際の�爛哀薀奸Ε轡絅據執罩瓩箸六�ても似つかぬ艦型なのです。二次戦のボルチモア級巡洋艦っぽいですが、前述の様な名の艦は戦時中には存在しないので、戦後に建造された艦でしょうか・・・実際のグラフ・シュペーは第一次大戦敗戦後に軍備制限された独海軍が、その技術を注ぎ込んで建造した、俗に「ポケット戦艦」と呼ばれる三隻の�狒�甲艦(ドイッチュランド、アドミラル・シェアー、アドミラル・グラフ・シュペー)�瓩琉貔匹如�艦隊決戦では到底英国海軍には適わないが、通商破壊戦によって英国の喉首をジワジワと絞め上げる戦術を基本とした独海軍が、排水量1万トン以上の艦艇の保有を制限された中で、制限排水量(実際は1万トンを越えてたが)以内で長期間作戦航海が可能な戦闘艦として建造した艦で、その高性能のディーゼルエンジンによる高い経済航行性能と28ノットの速力、高性能28センチ砲三連装砲塔2基搭載。英国戦艦に対しては、その高速で逃げ切り、1万トン級重巡(主砲20センチ砲主流)に対しては、その搭載砲の攻撃力によって粉砕する、という、英国海軍にとっては誠に厄介な存在=小型戦艦(ポケット戦艦)だった訳です。まあ実際の艦が現存していない以上、代役を用いるのは生姜無いですが、この代役はちょっと・・・艦の全体像がアップで登場するシーンにはゲッソリです。三連装主砲塔を前甲板2基、後甲板1基の計3基搭載。艦橋やマスト上には、目一杯レーダー関連の設備が載っています。商船狩りによって英海軍を振り回す前半部と、後半部の中立国ウルグアイのモンテビデオ港沖で自沈するまでのシーンには艦体のアップシーンが多く登場しますが、なぜか中盤の英巡戦隊との海戦シーンではミニチュア模型が登場。その他は捕虜として軟禁された連合国側の商船士官たちの様子しか描かれていません。流石に借り物の米巡、実際に艦の上で爆発させたりして汚す訳には行かなかったのでしょうか・・・英巡戦隊が当時の雰囲気を保っているのに対し、グラフ・シュペー役の米艦が現代風過ぎるのはチョット・・・と思えるのですが、英巡各艦の艦橋や砲術指揮所・測距器などは事細かに描かれており、まあ補うには充分でしょう。特に主砲発射時の描写には恐れ入ります。その他の見せ場としては、直撃弾により艦橋が破壊され、後部指揮所から艦尾舵機室まで口伝え(伝言ゲーム?)によって命令を下すエグゼター艦長。艦長の軍帽についてのエピソードは、流石に英国的ユーモアでしょうか・・・。「フォークランドへの帰投は可能か」のハーウッド代将からの問い合わせについて「英国まででも帰ってみせる」的返信は流石はジョンブル魂!(エグゼターは後の1942年2月27日、太平洋戦域スラバヤ沖海戦において日本海軍によって撃沈されます)戦隊司令官ハーウッド代将は、その功により少将に昇進、他の艦長共々バス勲爵士に叙せられますが、グラフ・シュペーの砲弾により司令官公室の浴室を破壊されたハーウッド司令官が「バス勲爵士がこんなにいるのに、私には�爛丱后瞥畫紂豊瓩垢虧気�・・・」と嘆くシーンは笑えます。さてグラフ・シュペーはエグゼターに大損害を与えながらもエージャックスとアキリーズの2軽巡からの命中弾を多数受け、遂には中立国ウルグアイのモンテビデオ港に退避するのですが、ハーグ条約で定められた中立国への交戦国海軍艦艇の入港制限事項により定められた滞在期限内での損害の復旧も侭ならず(戦いは外交戦へと移行)、しかも港外には英艦隊が包囲しているという状況下において、グラフ・シュペー艦長ラングスドルフ大佐は、艦の名誉ある自沈を決意、1939年12月17日、乗員を降ろしたグラフ・シュペーは港外において自沈したのであります(後日、艦長は自決)艦名の由来であるグラフ・シュペー提督は、第一次大戦時に名を馳せた独帝国東洋艦隊司令官でフォークランド沖で壮烈な最期を遂げた人物です。何はともあれ、やっぱ軍艦が一隻じゃなくて、複数で戦隊航行するシーンは格別ですな〜ッ!
【ビスマルク号を撃沈せよ】1959制作 さて、もうひとつ�狢膩心廊疇瓜里侶稙佑�堪能できる作品を・・・。戦争映画ファンには言わずと知れた作品です、しかも低価格ソフト化されていて、比較的簡単に手に入れることが出来ます。前述のグラフ・シュペーと異なり、こちらは殆んどミニチュアを使って撮影されていますが、セットではありますが波を蹴立てて進む巨艦は、結構雰囲気が出ております。また、この作品は、前述の「戦艦シュペー号の最後」があくまでも一線部隊でのお話だったのに対し、英海軍省における�爛咼好泪襯�対策本部長シェパード大佐(ケネス・モア)�瓩鮹羶瓦法�副官(美人秘書・・・役のダナ・ウィンター)との関係やその他の人物の様子も描かれています。さながら現代社会における大手スーパー巨大競合店の出店対策に追われる本社営業本部長(相手のセール・店舗内容(情報)や自社の売出商品(艦船)の不足、上司(チャーチルや海軍卿)からの圧力、家庭問題(作戦行動中に行方不明になる息子)に耐える)のような、その姿には、思わず涙・・・が。ケネス・モアが激しい商戦の中で苦悩する中年管理職の悲哀をバッチリ演じてくれます。そして戦いに疲れた管理職に美人秘書から差し出される一杯のお茶・・・。今から40年以上も前に、こんな映画が作られていたなんて・・・って言うか、今も昔も変わらないって事ですか・・・。さて第三帝国の威信を賭けて建造された戦艦ビスマルクは、同型艦テルピッツと共に攻防走のバランスが取れた優秀な戦艦でした。海軍力では到底英国に及ばない独海軍ではありましたが、強大であるが故に世界各地に艦隊を派遣し分散せざるを得ない英海軍に比べ、限定された作戦海域に艦隊の集中投入が出来る分、独海軍の方に分があった訳で、開戦初頭においては結構戦果を収めました。しかしノルウェー方面の作戦で唯でさえ少ない巡洋艦・駆逐艦戦力に大きな損害を被った事により、もはや艦隊運用作戦は放棄、数隻または個艦による通商破壊戦によって島国英国の首をジワジワと絞めていく事になります。こうしてUボートや通商破壊艦(戦艦、重巡、ポケット戦艦、仮装巡洋艦等)が大活躍する訳ですが、我等がビスマルク号も1941年5月21日、リュッチェンス提督(ちょっと時代遅れな提督で、部下のリンデマン艦長など苦労させられます)麾下、僚艦の重巡プリンツ・オイゲンを引き連れ大西洋の猟場へと出撃します。物語はこの時から、最後までをドキュメントタッチで描いていますが、海戦場面の見せ場は、前半部のビスマルク・プリンツオイゲンVSフッド・プリンスオブウェールズの巨艦の激突(この時、ビスマルクの放った一弾により、運悪く弾薬庫を直撃された世界最大の巡洋戦艦フッドは、僅かに生存者3名のみを残し�犢貭澄幣�にこの表現がピッタシで目撃した敵味方とも�牋∩貝瓠豊瓩泙栖粟�前で作業工員を乗せたまま参加したPOWも直撃弾を受け、大きな損害を被った)中盤での、英国水雷戦隊による夜襲と空母アークロイヤル搭載ソードフィッシュ機による迫力の航空雷撃戦(航空機ファンには堪らないソードフィッシュ(ストリングバック)アップシーン多数!味方巡洋艦シェフィールドをビスマルクと間違って雷撃するシーンは、新型の磁気信管のお陰で不幸中の幸い。応戦するビスマルクの対空砲火が�爛櫂爛櫂猖き瓩覆里�、ちょっと興醒め、せめて20mm四連装にして欲しかった)このソードフィッシュ機の雷撃の一弾が舵を破壊し、ビスマルクを航行不能に陥れます)そして終盤、英海軍のトーベイ提督に率いられた戦艦キングジョージ五世以下の艦隊に包囲され集中砲火を浴び、遂に1941年5月27日、大西洋の波間に姿を消すビスマルク、という構成になっています。敵弾に倒れたリュッチェンス提督が最後まで握り締めていた、ヒットラーからの電報をリンデマン艦長が「宝物だ・・・」と呟くシーンが印象に残ります。劇中の艦船シーンの多くはミニチュアですが、一部ビスマルクの艦上シーンなどは英国海軍最後の戦艦ヴァンガードが演じています。砲撃シーンでは、やたらと敵味方艦の砲術(長)士官?の顔がアップになり「シュート」「ファイアー」と号令を賭けるシーンは何とかならんかな〜と思ったりしますが。
戦争映画のちょっと気になる�犒慨廊疝硫菠埖莪賁襪呂い�がでしたでしょうか。2作品とも、悲劇の最後を遂げた独艦が中心の作品ですが�犒慨廊瓩虜埜紊離掘璽鵑蓮⇔�上の戦いを描いた作品とは異なり一隻の艦の沈没の物語の中で繰広げられる様々な人間模様は映画でも小説でも感慨深いものがありますなぁ〜。個人的な願望としては、英空軍の度重なる攻撃から逃れる為、1942年2月11日チリアックス提督指揮下、ブレストを脱出した独巡洋戦艦シャルンホルスト・グナイゼナウ(この2艦は第二次大戦で最も美しい戦艦といわれています)と巡洋艦プリンツ・オイゲンが護衛・前路掃海の多数の駆逐艦・水雷艇・魚雷艇・掃海艇を引き連れ、さらにアドルフ・ガーランド中将指揮下の独空軍の全面協力の下、白昼堂々英仏海峡を突破し英海軍の鼻を明かした�犂饑廚粒ざ�突破作戦(チャネルダッシュ)�瓩鯢舛い榛酩覆鮴�非観てみたいのですが・・・どっかのお金持ちのプロデューサーの方、CG満載でも構いませんから制作して下さい・・・。さて、こうやって書き始めると、アレもコレもと色々思い浮かんで来るのでもう少し�犒慨廊瓩砲弔い討里�話を続けてみたいと思いますので、暫しお付き合い下さい。【続く】
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