何気なく動かした腕に激痛。 痛ぇっ! 外部の衝撃では無い、どうやら、筋に何か異変があったらしい。 急に動かした時に、何か無理をさせたのだろうか? 何にせよ、筋繊維にダメージがあるのは宜しくないので、とりあえず冷やしてみる。 処置が正しいのかも解らないが、冷やして悪い事は…無いかもしれない。 あやふやなまま、明日に不安を残し、寝る事にする。 しかし…何だ…年齢も関係しているのかもしれんが…随分と脆いな。
極爆が帰宅する時間は、多くのサラリーマンも帰宅する時間らしく、 地下鉄に乗り込むと、様々なスーツさんと出会う事になる。 高度な技術の開発により、周囲に迷惑をかけずに新聞を読む人。 疲れ果て、隣に寄り掛からんとしつつも、理性ギリギリで耐える人。 周囲を気にせず、焼鳥を食い始めるオッサンなど… 様々な人種が一緒くたに詰め込まれた電車の中では、 極爆の常識など、あって無いようなものなのだろう。 本日、幸運にも席に座る事が出来た極爆の前に立ち塞がったのは、 20代半ばと思われる女性だったのだが、 その女性、何故か手にコンビニ袋を持っている。袋の中には、コンビニで購入したであろうパン。 …? 何で、地下鉄降りてから買わないの? 彼女が手にしていた商品は、コンビニの中でも1、2を争う大手のもの。 何処で降りるのかは知らないが、駅周辺に一つはあるであろうコンビニの商品なのだ。 これは一体… 1、自宅へは、地下鉄を降りてからバスに乗り換える必要があり、時間に余裕が無い上、自宅周辺にはコンビニが無い。 2、そのパンがレア物であり、出回る量が圧倒的に少ない。何気なく入ったコンビニで発見し、狂喜乱舞の末に購入。 極爆に想像出来るのはこれくらいだが、彼女は恐らく想像の範囲外の事情により、パンを持っていたのであろう。 女性からしてみれば「ああ、そういうの、普通にする!」という類の話なのかも知れないが、 何となく、目の前でぶらぶらと揺れているコンビニ袋が、極爆には不思議に思えたのである。 …通勤の時に文庫本忘れると、地下鉄乗るの暇だよね、という話。
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