最近虫の出没回数が増えた。 春を過ぎ、今頃になって何なんだ。 窓が開いている事が原因かと思われるが、たまに網戸はどうやっても侵入できない様な大物もいたりする。 つまり、致命的な侵入経路があるという事だ。 いくら虫といえど、陣地に侵入してくる以上、奴らは外敵。 大物、小物問わず撃退できるよう、心の準備をする必要がありそうだ。 何か、適当な棒でも用意しておくか。
本日はゆったりと読書。 ソファーに座り、煙草と飲み物を準備。 生理現象以外では席を立つまいと心に決め、外部の音を全て排除し読み始める。 久々に落ち着いて本を読む極爆。この瞬間、極爆の脳内は活字のみ。 ニヤニヤしながら字を追いつつ、煙草を消すために灰皿へ押し付ける。 …手応えがおかしい。 ふと視線を向けると、極爆の右手は灰皿をかすめ、畳へと着地していた。 ああああ! 慌てて火種を畳から灰皿へ。 が、時既に遅く、根性焼きを受けた箇所はすっかり変色。 そもそも、畳って燃えやすいのか?いや、火事天国の日本で生まれた床だ、そうそうあっさりと燃えはすまい。 疑問を感じつつ、念のために水を数滴、被害箇所へ散布。 布団などでは、一時的に消したとしても、鎮火が不十分だと数時間後に再燃、発火などがあるらしいが…さて。 夜、びくびくと畳の焼け跡を眺めながら、就寝準備を始める極爆。 起きたらこんがり焼けて家が無い。世間話なら笑えるが、当事者になるのは避けたいものである。 あ、その場合は、火元の極爆が真っ先に焼けるのか。
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