酷く忙しい一日だった。 月初めという事で仕事は山積み、銀行は混み合い、コンビニは新商品の為にスペースを確保し、極爆お気に入りの商品は姿を消す。 人心乱れ、空は荒れ狂い、烏は鳴き叫び、遂に空から破滅の使者が…! という感じ。 嘘やいくつかの誇張はあるものの、大体そんな一日であった。 あ、そうか、三月は決算だからか。
ふとカレンダーをめくれば三月。 一月と二月に何をしたのかは既に記憶に無く、年が明け六十日を経過したとは思えない程実感が無い。 とはいえ、三月である。 三月といえばホワイトデー。ホワイトデーといえば無論、クッキーである。 だが、極爆、あれほど甘味を好物とするのに、クッキーにはそれほど愛を感じない。 チョコレート、あんこ、プリン、ケーキ等… 極爆が敬愛してやまない甘味達とクッキーとは、一つの線で区別されているのだ。 なんでだろう…?小麦粉だからかな?歯ごたえの問題かもしれない。 とにかく、クッキーは「おやつ」であり、「甘味」とは認識しない。というのが、最終結論なのだろう。 コンビニに立ち寄った際に、横目でホワイトデーの商品棚を眺めながらも、反応薄く立ち去る極爆。 バレンタインの時との温度差に、我ながら不思議に思った帰り道であった。
|