決心。 - 2005年05月03日(火) 足繁く実家へと訪れるのは、 そうすることで父と母を独占したいと想っているからなのかもしれないと、 最近になってふと思ったりした。 幼い頃にもらった愛情が足りなかったわけではないし、 何か不満を覚えることがあったわけでもない。 ただ、自分が幼い頃は、姉弟も、父母も、みんな忙しかった。 互いに、誰か一人に構っている余裕もなかった。 毎日あわただしく過ぎていて、 世の中に溢れている家族問題のいくつかを、当たり前に抱えていたし、 それを不満に思ったり、自分だけが苦しいのだと思うこともなかったような気がする。 あの頃、何かが足りなかったわけじゃない。 ただ、父母の時間が自分だけに向けられていることに憧れを抱いていたような気はする。 それぞれの時間がズレて、家族で過ごす時間が極端に減ってしまった今だけど、 それでも一つだけ心に決めていることがある。 あたしは、全部抱き締めてみせるんだから。 零れ落ちそうなものだって、全部受け止めてみせるんだから。 ...
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