代々木2日目。 - 2004年11月22日(月) とても遠い距離に、少しだけ凹む想いを抱えながら。 それでも、どうせ同じ時間が過ぎていくなら、楽しんだ者勝ちだと想って。 ガツンと直接頭に叩き込まれるような低音と振動に、うっとりと漂うことにした。 それはびっくりする位理想的で。 吐き出される想いの欠片たちは、 容赦なく自分の心臓に突き刺さるような痛みを与えてくるんだけど。 それはただ痛いだけじゃなくて。 自分の中にあるもやもやとした感情と良く似ている気がした。 言葉では表現できないようなぐちゃぐちゃに絡まった感情の渦を、 MCで言葉を発することのなくなった彼らは、 きちんと音に乗せる術を身につけたんだな、と。 音楽に関してはまるで素人な自分の判断ではあるけれど。 専門用語よりも、感覚でしか表現できないのだけれど。 あたしは、そんな彼らの音が好きだし。 彼らの、その楽器に向かう姿勢も大好きなのだと想った。 技術なら、彼らよりもずっとずっと上手な人はいくらでもいるし。 表現力だって、別に世界一だとは想ってないし。 でも、彼らに対して良いな、と思うのは、 きっとそこに感情が見え隠れするから。 毎日違う音で、その日の気分丸出しみたいな弾き方でをするから、眼が離せなくなる。 一つ一つの音が独立して聴こえるように丁寧に弾きながら、 それでいて叩きつけるような激しい音を奏でて。 悲鳴のような楽器の音に、酷く惹かれてしまうのは自分だけじゃないと思う。 ...
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