せきねしんいちの観劇&稽古日記
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夜、「ジェラシー 夢の虜」の顔合わせ。 「ミッシング・ハーフ」のみ出演の大門伍朗さんを除く全員が集まった。 僕だけが全員を知っている状況なので、まずは紹介を。 それにしても、こんなに色とりどりの個性を持つ俳優さんたちに集まってもらえて、顔ぶれを見ているだけで、うれしくなってしまう。 その後、新作の世界についての説明、それぞれ演じてもらう人物の紹介。イメージしていた劇中の人物と、演じてくれる俳優さんたちがいいかんじに重なって、頭の中のキャラクターがより生き生きとしてくる。 制作からの連絡事項のあと、再演なので、とにかく台本が全部ある「ミッシング・ハーフ」を読んでみる。僕と日下部さんと大門さんの代役でフライングステージのマミィこと石関くんで。 初演から約20ヶ月。稽古の時も読み合わせを通してしたことはないので、初めて全編の読み合わせをした。 再演の舞台の稽古初日にいつも思う、「こんなにしゃべるんだ・・・」という思いが今回も。でも、今回、ほぼ出ずっぱりしゃべりっぱなしなので、そんなことを考える間もなく、自分の中から言葉と思いを紡いでいく。 1時間20分ほどで終了。読みだけなので、こんな時間だろう。 初めて読んでもらった日下部さんとのその場のやりとりが、とてもおもしろい。 読み合わせなのに、ライブな駆け引きを楽しませてもらう。 終了後、制作の樺澤氏に、「同じ音が出てるね」と言ってもらい、ほっとする。 初演でやったことをなぞったつもりはないけれど、読んでいくなか、気持ちの流れが蘇ってきていた。 ほんとうにひさしぶりに全編を生きてみて感じたこと、分かったことを大事にして、新しい「ミッシング・ハーフ」を作り上げていきたいと思う。 終了後、居酒屋に流れて、初めましての乾杯。直接、間接の知り合いがそれぞれ多い座組なので、わいわいと楽しく盛り上がる。 家の方向が近い、岡田梨那ちゃんと一足お先に失礼して帰ってくる。 さあ、始まった。 新しく入手した川島芳子関係の資料を、また読み始めた。
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