せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2008年11月11日(火) 自己肯定イベント

 gaku-GAY-kaiでの僕のもう一つの演目、ジオラママンボガールズの打ち合わせを、メンバーのマルゴリータ・ナスと池袋で。
 彼女と僕はほぼ同い年。実は、今回、ばたばたとしていて、今年もやる?という話をしていたのだけれど、「やめるのはいつでもできる」や「一度やめるとまた始めるのはむずかしい」などと、若干、後ろ向きなやりとりをして、今年もやってしまうことになった。
 今日は、リップシンクする曲の選定と衣装の打ち合わせ。
 リップシンクというのは、この頃ははるな愛のおかげでずいぶんメジャーになったパフォーマンスだけれど、もともとは、ゲイ・シーンでドラァグクィーンが、演じていたものだ(はるな愛ももちろんその流れだけれど)。
 ジオラマ・マンボ・ガールズは、ドラァグクィーンの定義としてある、過剰なゴージャスさとは全然違う、ゆるさが身上だ。曲も、かっこいいものとは無縁で、「何それ?」というようなものばかりを選んでしまう。
 年に一回、gaku-GAY-kaiだけで実現するユニットなので、何曲かのうち、一曲は新曲を入れないとねというのが、僕らの暗黙の了解だった。
 でも、今年は、やや後ろ向きに始まったわけでもあり、これまでのナンバーをメドレーでということに落ち着いた。
 そして、食事をしながら、これも例年の恒例で近況報告などなど。
 ナス嬢は、ジオマン(ジオラマ・マンボ・ガールズ)を「年に一度の自己肯定イベント」と呼んでいる。僕も、その意見には賛成だ。
 今年も、また、ゆるゆると自己肯定しながら、gaku-GAY-kaiを楽しみたいと思う。


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