せきねしんいちの観劇&稽古日記
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昨日届いた、富士見丘小学校の6年生の作文を読んでいる。 先週の話し合いをふまえての、2月の卒業公演の題材になるお話。 おお、こう来るか!というものがいくつもあり、笑わされてしまう。 夕方、図書館で、新作の資料にあたる。 昭和8年発刊の原典の復刻版。 装幀も挿絵も文字も、そのままをコピーしてある本。 扉の装画に、ヒロインの姿があった。 挿絵の作者は平田専太郎。 江戸川乱歩の「黒蜥蜴」の挿絵を描いていたのもこの人だ。 本作のヒロインと女盗賊黒蜥蜴が、同じ顔立ちをしている。 そして、僕の頭の中のイメージがすんなりつながった。 そういうことだったんだ。 写真が残っている実際の彼女の肖像ではなく、この顔とつきあっていけばいいのかもしれないと思った。 メモを取りながらだったので、読了することができず、今週中にまた出かけることになるだろうと思う。 初めて行ったこの図書館は、戯曲が充実していてうれしい(雑誌コーナーに「テアトロ」と「せりふの時代」もある)。 迷ったあげく購入しないでいた戯曲を、何冊も借りて帰ってくる。
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