せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2008年04月27日(日) 稽古場最終日

 稽古場最終日。
 昨日の通しのダメだしのあと、小返し、そして、衣装とメークありで通してみる。
 今日は、集中しながら、意識を広げてみる、なんてことを考えてみた。
 というか、それができてる状態じゃないと、手も足も出ない芝居なんだということに改めて気がつく。
 僕が演じる祖母の役は、僕にとって初めての老け役。
 イメージしているのは、大昔に見た「リチャード三世」で美輪さんが演じていたマーガレットだ。
 当時、美輪さんは40代だったと思う。
 稽古の初めの頃、「毛皮のマリー」や「青森県のせむし男」を演じていた美輪さんが、この祖母を演じたらどんなだろうと考えた。
 たぶん、それがきれいな役づくりになったのだと思う。
 美輪さんは、思い切った汚れ役の演技を見事にする人だ。
 近頃では「卒塔婆小町」とか「ピアフ」とか。
 思い切って、汚しておいても、どこかに毅然としたものがあるのは、美輪さんの舞台にかける真摯な姿勢があるからだろう。
 決して、お笑いにしないで、でも、おかしくて、哀しくて、そして、とっても力強い。
 僕もそんなふうになれたらなあと思いながら演じている。
 公演の案内のメールをいつも見に来てくれるみなさんに送った。
 60分で終わるとても短い、不思議な芝居だけれど、たくさんの人に見てもらいたいと思う。
 明日は劇場入り。


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