せきねしんいちの観劇&稽古日記
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朝から仕込み。久しぶりの駅前劇場。2003年の7月以来。 舞台装置がどんどん組み上がり、照明も入っていく。 稽古場で平面だった舞台が、立体になる。 役者衆は、それぞれの衣装の確認や楽屋づくり、セリフあわせに余念がない。 小道具の確認やらなにやらの買い出しに出たり入ったりしながら、ここで芝居をやるんだという気分で下北沢の町を歩く。これもまた久しぶりの感覚。 メーク用品の買い出しに行ったスズナリのならびのブティック。 対応してくれたお姐さん(!)にいろいろ相談して、いつもは使わない「落ち着いた」色のファンデーションを購入。知り合いに新橋の芸者さんがいたとのことで、「芸者はね、あごと背筋よ」とアドバイスをもらう。芸者役だとは言ってないんだけど、日本髪をかけると話したら、そんな伝わり方を。参考にさせてもらおう。どんな芝居?と聞かれて、「こころ」の話をする。僕の役柄も。「いいと思う。がんばって!」と言ってもらう。 夜、明かりあわせを時間まで。 シンプルな、でも、こんな装置、フライングステージは駅前劇場で建てたことないという規模の装置に、照明が入って、どんどん世界が新しく生まれていくのを見る。 家にかえって、小道具で使う漫画、よしながふみの「大奥」を手にとってしまう。この人の嘘は、つよくて、そして美しい。 これから劇場で生み出していくはずの、大きな嘘もこうでなくっちゃねと、はげまされた気分。
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