せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2008年03月04日(火) 演劇の力

 午後は、原作でいうところの「先生と私」、先生と奥さんと私の場面。
 漱石の言葉を主につなげているのだけれど、それだけで、ええ、そうだったんだ!という意外な空気が浮かび上がってくる。
 夫が鎌倉の海で出会った学生を迎える妻の気持ちはどんなだろうqとか。そんな三人で酒を飲むってどういうことだろうとか。
 今回の「新・こころ」では、そんな舞台化してみただけで浮かんでくるいろいろがおもしろい。文字として読むのと、人物として話すのとでは全然違うんだもの。読み方が甘いということなのか。いや、演劇の力だと思いたい。シチュエーションを生きて、言葉を発してみて初めてわかることがあるということだ。
 夜は、昨日に続いて、着物で稽古。今日は、男子の袴着用率を高くしてみた。
 着物で下駄を履いて歩くと、それだけで芝居の息が変わってくる。
 最後は、学生たちの場面のエチュードをやってみてもらう。
 それぞれが好きな映画について話をしている5人。
 台本では、最近読んだ本についてあれこれ言い合う、硬派と軟派の学生たちだ。


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