せきねしんいちの観劇&稽古日記
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まだ熱が下がらない。頭痛と喉の痛みと気持ちの悪さ。いつもなら、この時期は花粉が来ていそうなのだけれど、一月にひとしきりやられたあとは、どうしたのか、まだつらくてたまらんというふうにはなっていない。 原作の先生とKの場面、といっても原作にはない、先生がKに自分の下宿に引っ越して来ないかと話しに行く場面。 何でもない会話を二人の距離と向き合い方をていねいに積み上げていってもらう。 漱石の文体、明治の言葉をうわっつらでしゃべるだけでなく、その裏側にある、生きた心を演じてほしい。 稽古にこなかったマチャのところに、心配した遠藤くんが来るというエチュードをやってもらう。生き生きとした場面が生まれた。つまりは、そういうことだよと話して、もう一度、明治へ。 今度、生まれた場面は、ちゃんと血の通ったものになった。なんでもない、近さ、遠さがスリリングで、そして色っぽいものになった。 オープニングの現代の海の場面。二人の力関係を確認してもらう。客席は意識しなくていいから、海辺で話すってどういうことだろうねと。 昨日に続いての引っ越しの場面。それぞれのキャラクターが際だってきた。僕が演じる奥さんは、まずはいろいろやって、空気をかきまぜてみる役どころ。
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