せきねしんいちの観劇&稽古日記
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9時からの授業。石井先生に車で迎えに来ていただいて、学校へ。 今日の「挨拶」は、成人式。沖縄県の成人式と福島県の成人式。ややあっさりしたかんじ。え、もう終わりなの? ウォームアップで発声の基本をいろいろやってみる。 どうやって声を響かせるか。共鳴させるってどういうことか、などなど。 しりとりを低い声や高い声でやってみる。 相手にどうやって届けるかということを意識してみる。 今日の授業のテーマは、「想いを伝える」。 二人組になって、相手に自分の想いを伝える。 「海に行きたい」「○○してほしい」などなど。 言葉で説得するのだけれど、理屈じゃない言葉で、相手を動かすのはとても大変だ。 後半は、「相手のために」という気持ちをプラスする。 それまで、自分の感情を爆発させられていたのが、急に言葉が届かなくなる。 「相手のためを思って何かする」というのは、もしかすると彼女たちには遠いことなのかもしれない。 「相手のためを思う」のなら、何かしようとはしないで、そっとしておくということの方が、リアルなのかもしれない。 でも、それでは芝居にならない。 言葉は相手の心を動かすためにある。そういう前提で書かれているのが、演劇の言葉だ(例外もあると思うけど)。 むずかしいことなのかもしれない。 また、自分の発した言葉を相手がどう受け止めたかということを、相手の立場に立って感じるのもむずかしいようだ。 だから、会話がなかなか積み上がっていかない。 思いがけない大きな壁にぶつかったような気持ち。 生徒たちも、どうしてだろう?ととまどっているのが、よくわかる。 今日は、まずはここまで。 夕食を、今夜も石井先生と。いわき駅前の中華屋さんで。 今日の授業について話すうちに、「あいだにあるもの」のアイデアがどーんと浮かんでくる。わくわくと話し、お腹いっぱいになり。一人、ホテルへ戻る。
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