せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2007年05月30日(水) |
「ドールハウス」初日 |
昼過ぎから「ドールハウス」のリハーサル。 全体の流れと動きの確認。 そして、衣装のチェックも。この舞台ではキャバ嬢がみんなコスプレをしている。 婦人警官、ナース、女子高生、メイド、チャイナドレス、ファミレスのウェイトレス。 この衣装のスカート丈が短い! 椅子に座るととっても危ないことになる。どうしようかと考えたのだけれど、それぞれの俳優さんに工夫してもらうことにした。台本を膝に置く、足をきちんととじるなどなど。ただそのことで、終始うつむきがちにならないようにとも。 照明が入って、場末のキャバクラの空間ができあがっていく。冒頭、三人の黒服が登場するとなんとも言えないムードだ。パイプ椅子のきらめき、それに台本の表紙につかったミラーもいいかんじ。 その後、「白狐」の初日を拝見する。 おお、こういうふうになったかとわくわく見てしまう。 担当の4本でいっぱいなので、深く読み込んでいない分、新鮮に見ることができた。 ここでも俳優の力に感動する。 ただ読むだけではわからないものが、間違いなく生まれている。 「在り処」で老婆を演じている藤さんと職員役の唐沢くんが全く違う役を演じているそのことがとても新鮮。「親シラズ」の伊藤さんも、また違う母親像を演じている。 おもしろいなあ。 終演後は、横内さんのトーク。 多くの舞台で時代劇を生み出してきた横内さんならではの視点からのお話。 そして、「ドールハウス」の初日。 たくさんのお客さまの前で初めてわかったことがたくさんある。 コスプレした女たちが人形のように見えてくる瞬間。のびのび驕慢にふるまっていた女たちが、じつは男たちに支配されているんだということが浮かび上がるラストなどなど。 それもみんな俳優さんたちがその場でちゃんと生きていてくれたからだと思う。 終演後、いくつかの確認のために楽屋に向かう。今日のうちに確認して共有しておきたいこと。何より、「いいチーム感が生まれていた」ということを伝える。
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