せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2007年05月29日(火) |
「佳子のさくら」「親シラズ」初日 |
昨日の仕込みはお休みさせてもらって、今日は朝から「親シラズ」のリハーサル。劇場で何ができるかというよりも、一昨日稽古場でやったようなことをいろいろやって、身体の確認。テキストを読んでみる。いいかんじだ。 続いて、「佳子のさくら」のリハーサル。車椅子の段取りの確認を中心に。 二つの舞台ではまったく舞台の印象が変わる。 「親シラズ」はダイニングテーブルのまわりに椅子が4つ。「佳子のさくら」は病室を連想させるような白いボックスに桜の枯れ枝のささった花瓶。車椅子に2つの椅子。 リーディングなのに演目ごとの場面転換が大変だ。 八着さんをはじめとするスタッフのみなさん(劇団劇作家の舞台部のみなさん=もちろん劇作家)は、演目と演目の間の短い時間に転換作業をしなくてはいけない。感謝だ。 「在り処」はこたつでの芝居が多いので、客席から見えにくくならないよう高くした台の上にこたつを乗せた。舞台全体は茶の間なのだけれど、ちょっと抽象的な空間をつくっている。「ドールハウス」も後列を平台を積んで高くしてもらっている。これも見やすくするためと、男と女の階級(?)の違いをはっきりさせるため。 いよいよ本番。「佳子のさくら」。三人のベテランの俳優さんの存在感に圧倒される。 健翔さんと一緒に桟敷席のはじっこから舞台を見ながら、俳優ってなんてすごいんだろうと思う。 カーテンコールで客席から「ブラボー!」の声がかかった。 「親シラズ」。稽古でいちばん大切にした二人のやりとりがきちんとできていることに感動。 客席からくすくす笑いがもれる。この親子のやりとりの他愛のないおかしさと悲しさがちゃんと客席にとどいた証拠だ。 こちらも暖かい拍手をいただいた。 それぞれの終演後は、別役実さんを迎えてのポストパフォーマンストーク。 戯曲の構造についてのとてもプロフェッショナルな深いお話。 なるほどなあとうなずくことたくさん。 終演後の俳優さんたちの笑顔が僕のもらった初日祝いだ。 あと2本の舞台はどんなふうに始まるんだろう。
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