せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年09月20日(水) 富士見丘小学校演劇授業 「許しつづける女たち」稽古

 富士見ヶ丘小学校の演劇授業。子供たちに書いてもらったお話をもとにした、発表のための授業の第一回目。
 朝から気持ちが落ち着かなくて、6時に起きてバタバタする。途中、新宿線が遅れて、昨日平田さんと早めに行きますと言ったのに結局ぎりぎりになってしまいそうになる。富士見ヶ丘の駅から平田さんに電話したら、「今日は3,4時間目ですよね」と言われる。1時間早く出てきてしまった。駅前のドトールで一息ついて落ち着いてから学校へ。
 今日は、篠原さん、青井さん、健翔さん、里沙ちゃんと、これからの授業で一緒に芝居をつくっていく大人が勢揃いした。
 校長室で子供達のお話の感想を言い合ったあと、特活室へ。
 渡り廊下で、六年の女子に「あ、メガネない」と言われる。「こわしちゃったんだよね」「私、ちゃんと見える?」「ビューティフルに見える」「よし!」とおしゃべり。
 授業は、篠原さんがちゃっぴーこと小林くんの書いてきたタイムマシンのお話をもとに構成したテキストを使う。お父さんが発明したタイムマシンに子供たちが乗って未来に行くお話。原作の登場人物が生き生きとおもしろく立ち上がっている。簡潔なわかりやすいセリフには、今時の言葉使いが自然にはいっていて、聞いていてもとても楽しい。
 初めにみんなが書いてくれたお話がどれもとてもおもしろかったこと。今年はその中から何本かを選んでそのまま使うというのではなく、あちこちからおもしろいところを集めて芝居をつくろうと思うこと。まだどんな芝居になるかわからないけど、今日はみんなの書いたお話がこういうふうに台本になるんだよということがわかってもらえるよう、小林くんのお話をみんなで演じてみたいと思います。ということを話す。
 まずは里沙ちゃんによるウォームアップ。扉座の豊橋でのワークショップ公演の準備から戻ったばかりの里沙ちゃん。子供達のまとめかたがとてもすてきだ。
 その後のテキストを使っての授業は、健翔さんにお願いする。
 まずは、全員で輪になって、「。」までを区切りにセリフとト書きを読んでいく。おお、こういう話かというのがよくわかる。
 続いて、セリフだけ読んでいく。やりたい人に立候補してもらって、全編を。
 この最初のチームは、さすがやりたい人だけあって、なんだかすごかった。生き生きとした芝居としてのおもしろさがいっぱいだった。
 その後、テキストの後半部分を使って、とにかく全員が読むことに。役を順に提示していってやりたい人の名前を黒板に書いていく。呼んでほしい名前で。全員分。
 一人1人名前を書くというのは、大変なことだけど、間違いがない、その後、劇中で呼ぶ名前の確認にもなる。
 割り切れなくて、人数的にこぼれてしまった男子は、携帯電話のベルの役を全部の回で。僕はこそっとそばに寄っていって、「もっといろいろな音やってごらん」とか「みんなが見えるような位置に立ったほうがいいよ」などとアドバイス。
 短い場面だったけど、子供達は生き生きと演じてくれていた。何より、やりたい人!?と手を挙げてもらったとき、どんどん「はーい!」と手が上がっていったのが素晴らしい。みんな楽しんでくれてるんだねえ。
 一人余ってしまった女子と携帯電話の彼を中心にラストにもう一回、全編を詠んでみる。初めよりも深まったおもしろさを子供達も感じただろうと思う。
 最後に、タイムマシンに乗ってる感覚というのを感じてもらうエチュード。ただの読み合わせじゃなくて、こういうことをやってくれるのが健翔さんのステキなところだ。
 タイムマシンにすごいスリルを期待していたのに、あれ、こんななの?というのを、セリフにも出てくるジェットコースターの場合との比較でやってみる。
 僕は、「じゃあ、行くぞ。せーの。、ゴー!」というおとうさんの役。ちょっと芝居をする。60人の子供達を相手の芝居。
 最後に青井さんから、「声を大きく出してとかはっきりしゃべってというようなことではなく、気持ちをはっきり、しっかり持てば声もしっかりしてきます」とお話。
 授業のあと、篠原さん、阿部先生と歩きながらお話、今日の感想、これからのことなどを簡単に。
 給食をいただいて、うちあわせ。感想を言い合う。これから、子供達が書いてくれたお話をもとに、僕と篠原さんは台本をつくり、大人達みんなで一本の芝居をつくりあげていく。
 久しぶりに大勢が集まって、あらためてなんていいチームなんだろうと思った。誰も仕切らず、ずるをせず、きちんと子供達に向き合っている。
 今日も、いろいろなアイデアが生まれた。まだまだどうなるかわからない、今年の6年生の卒業公演。どんな芝居になるか楽しみだ。

 夜は、「許しつづける女たち」の稽古。初めて行く、久品仏の稽古場。
 昨日の続きの3場。スミケンの登場シーンを中心に。いろいろやってもらう。エチュードを交えながら、同時にいくつものことをやってもらわなければいけない、この人物、この場面をていねいにつくっていく。
 帰りは、これからバイトに向かうアカネちゃんと日比谷線。夜のバイトの苦労とおもしろさについて、いろいろ聞き話す。


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