せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年07月11日(火) 猫とおばさん

 声の仕事の日。スタジオの入りが一時間押しになって、それまでの時間、近くの公園をのぞいてみる。野良猫がいっぱい。やややせたものから、毛艶のいいふっくらとした仔猫までいろいろ。
 ここは、この界隈の一息つけるところ=憩いの場のようで、会社員やお年寄りが散歩したりベンチでくつろいだりしている。猫の写真を撮っている人も何人か。
 白黒のぶちの仔猫がひとなつこくて、さわっても逃げない。ひとしきり遊んでいたら、おじいさんに話しかけられた。「雨降ると猫はつらいねえ」というところからあれこれ、猫話をする。
 しばらくしたら、猫がびくっとして立ち上がった。おじいさんは「男だとこわいのか、やっぱり」と言う。「男だと」? どうやら、僕は「女の人」だと思われているらしい。たぶん「おばさん」に。目をしぱしぱさせながら話してる、このかなり高齢のおじいさんには、そう見えてるんだ、きっと。しれっと会話をつづけたけど、こんなとき、自然に声のトーンが上がってしまうのはなぜだろう?
 猫もそのまま歩いていってしまったので、僕も「どうも……」挨拶してフェイドアウトする。
 しばらくして雨が降り出した。近くの化粧品点で大きな傘を売ってるのを見つけて、購入。いつなくしても後悔しない値段。そこでは、ポーチュガルやら、MG5やらタクティクスが店先にどーんとあった。まだ現役なんだとびっくりする。すごいロングセラーなんだ。


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