せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年04月27日(木) 「ミッシング・ハーフ」千穐楽

 じっとりとした曇り空。出がけにはぱらぱらと小雨。急に寒くなった。
 自転車に乗って出かけたら、家の近くの曲がり角ですごいいきおいで走ってきた車にぶつかりそうになる。急ブレーキをかけたものの、バランスを崩して倒れてしまい、膝を地面に。しばらくドキドキしてしまう。怪我をしないでよかった。
 今日は千穐楽。昨日、打ち上げをしてしまったせいか、ちょっと不思議な気持ち。いつもの公演だと、打ち上げで初めて話したいろいろを、そうか、もっとああしておけばよかったなと思ったりするものだけれど、今回は、昨日話したあれこれを「さあ、どうしようか?」と考えてみることができる。うれしいおまけのような一日だ。
 いつものように劇場入りして、準備を始めて、開演。
 千穐楽の舞台を、しっかり生きる。で、終演。
 今日はカーテンコールをダブルいこうということになったので、拍手の中、また舞台に出ていった。
 二度目に戻るとき、腰にいやなかんじが。「小走り」で袖に駆け込んだのだけれど、つい油断した。芝居の中ではずっと用心して重心を上げていたのだけれど、うっかりそのままでばたばたと走ってしまった。
 客席の下を通って、楽屋に行く頃には、確信。またやってしまった。ギックリ腰。
 お客様にご挨拶に出たあと、片付けに入るが、腰の痛みは本格的に。手伝いに来てくれた三枝嬢に「だいじょうぶ?」と心配されながら、メークを落とし、化粧前を片付ける。
 終演後のバラシは、大忙し。青木タクヘイさんも来てくれて、ほんとうにありがたい。富士見丘以来のご挨拶をする。
 みんながてきぱきと動くなか、ぼくはとっても使い物にならない。ほうきをとっても痛みが走って、いいから座っててと言われてしまう。
 フライングステージのマミィ、ノグ、早瀬くん、小林くん、それに宇田くんがバラシを手伝ってくれる。みんなとってもたのもしい。すっかり成長した子供を見るような気持ち。
 11時半頃までかかってようやく終了。それでも、9時半終演だから、すごい手際のよさだ。
 スタジオには明日からの劇団さんが搬入、仕込みに来ている。なんて融通のきく小屋なんだろうと感動。
 雨模様のなか、駅まで歩き、解散。
 照明の青木さんが、ブースから撮った写真をハガキサイズにコラージュしたものをプレゼントしてくれた。大門さんバージョン、森川くんバージョン、それにぼくと3種類。中央に空の舞台の写真、そしてまわりがそれぞれの写真。こんなふうなんだ!と客観的に舞台がみえて感動。うちの芝居じゃないみたい!と言い合ったりした。大事にします。青木さん、どうもありがとうございました。
 そんなこんなで「ミッシング・ハーフ」、終了しました。ゲイのゲの字も出てこない芝居でしたが、ぼくにはとても大事な舞台になったという手応えがあります。公演に協力いただいたみなさん、そしてご来場いただいたみなさん、ほんとうにどうもありがとうございました。
 8月の「ムーンリバー」は、10代のゲイの男の子の気持ちの揺れを描く群像劇。下町を舞台に、大人と子供の一人二役で、昭和50年代を振り返ってみようと思います。どうぞご期待下さい。


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