せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年04月13日(木) 「ミッシング・ハーフ」稽古

 西ヶ原のスタジオで、ナオコさんにお願いするピアノを聞かせてもらう。「上海リル」のアレンジを何パターンか。場面の説明もしながら、いろいろ聞かせてもらう。録音はまた改めてということで。
 降りてみるのは初めての上中里、知らない街だけれど、不思議にあったかい街並みが新鮮だった。
 稽古は、昨日の通し稽古を踏まえての小返し。
 ラストのセリフを大幅に変更。読んでもらって、まずは確認。うん、とってもいいかんじだ。これならきれいに幕が下りる。
 音響の鈴木さんが今日からついてくれる。台本の最後に書いたト書きの音を流してくれた。イメージで書いたものなのだけれど、実際に流れてきたら、いい効果になっている。早速、これでお願いしますと伝える。
 小返しの1場、2場は、音がいっぱい。これまではイメージするしかなかったものが、どんどん音を出してくれていって、とっても芝居がはずんでくる。気持ちの切り替えに、外の音を聞くというのが、芝居の中での大きな出来事になっている。さりげない、それでいて大げさなやりとりが続く今回の芝居では、相手のセリフと動きに、ずっと集中している。そのなか、ふっと聞こえてくる外の音が、今ここにいるんだなあという気持ちをささえてくれている。
 劇中で、使う古いトランクを家から持ってきた。二十歳の頃、コクトーの「声」をやったときに買ったものだ。中には当時の芝居のチラシや台本や手紙やらがいっぱい入っていた。今日、出がけにその中から、養成所時代の卒業公演の写真を見つける。すっかり忘れていた。こんな写真があったんだとなつかしい。今もつきあいがある何人か、このとき以来会っていない多くの同期たち。二十歳チョイ過ぎの自分も、なかなかに新鮮。当時の僕は、今の僕を見たらどう思うだろう?とちょっと考えてみる。
 一緒に見つけた、1984年の「王女メディア」のフライヤー。大門さんが出演していた舞台。増上寺で見たんだった。白黒で映っているコロスの女達の中、これがそうと大門さんに教えてもらう。
 なつかし写真大会で持ってきた養成所の僕の写真。大門さんも昔の写真を持ってきてくれて、見せてもらう。とってもイケメンだ! ほんとに。
 大門さんとの稽古は、「同じ芝居ができない」といってもらっているけれど、それで全然だいじょぶだ。同じ芝居をやろうとして、あれ、なんだか違くない?と感じてしまうより、ずっとちゃんとした時間を生きた気がする。今日もまたそんな思いを深くした。
 1場の稽古をしながら、とっても汗をかく。僕と森川くんは汗だく、大門さんもうっすらと。動きの多い場面ではあるけどなぜ?と思っていたら、雨が降り出す前の湿気が多い時間だったようだ。稽古のあと、外に出たらけっこう強い雨足で雨が降り出していた。


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