せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年01月03日(火) お正月ドラマ

 残り物の鮭の切り身をほぐしてチャーハンにする。今日も遅い一日の始まり。
 母親は叔母の家に出かけて留守。猫も遊びに行ってしまって、家には一人きりだ。
 部屋で仕事をかたづけるが、どうにも区切りのない一日になってしまいそうなので、夕方無理矢理出かける。乗らなくてもいいバスに乗って、お正月気分を何となく楽しんでみる。
 初詣という気分でもないので、ふらふらと本屋をのぞき、スーパーでパスタとソースを買って帰ってくる。
 一人でペンネをゆでて夕食にする。残り物を片付けなければいけないのだけれど、今日は勘弁してもらう。
 ドラマ「古畑任三郎」の初日は、かなり微妙。石坂浩二が出演ということで、往年の横溝シリーズへのオマージュのようなお話。たたりを恐れる村人たちのようすがまるっきりありえなく思えて、その時点でお話が信じられなくなってしまう。藤原竜也は、微妙すぎる役どころを、ぎりぎり成立させている。立石涼子の存在感がダントツですばらしい。
 録画しておいた「土方歳三最期の一日」を見る。なつかしい顔ぶれに会ったような気分。榎本役の片岡愛之助が、こんな人いたんだという新鮮さ。山本耕史との二人の場面が、おもしろかった。史実として「負けた」人たちを描くのは、むずかしいことだろうと思う。史実とは関係ない、ほんとにあったとは到底思えない場面が活き活きとしているのは、当然かもしれない。


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