せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年10月01日(土) 土浦全国花火競技大会

 友人に誘われて、土浦市の「全国花火競技大会」に出かけた。ドライブも花火もひさしぶり。わくわく楽しい。
 東京の花火のような、殺伐としたかんじ(?)はなく、どこまでものどかな風景。
 通行止めになった道路にビニールシートを敷いて、おにぎりやおいなりさんを広げて、花火見物。
 先に言われていたとおり、これまで見た花火はなんだったんだろうと思わせるような「超大作」が惜しげもなく、打ち上げられる。
 地元のラジオで中継をしていて、、それぞれの「玉名(ぎょくめい)」をアナウンサーが解説してくれる。
 おもしろかったのは、僕がすごいと思ったものは、みんながすごいと思ってるし、いまいちだなあと思ったものは、会場全体に今いち感がただようこと。
 僕が特別なんでなく、この一体感はなんだろう? アナウンサー(男性)は、今いちなものが上がるたび、言葉につまり(?)「なるほど……」というセリフを連発していた。
 まわりに座っているのは、ほんとに老若男女、カメラを構えているプロっぽい人もいっぱい。
 子どもたちは、ほんとに素直に「すっげえ!」とか、「でっけえ」とか、思ったことを口にしてにぎやかだ。「ほんとに子どもって……」と思ったのだけれど、僕も友人(女子)と一緒に、思ったことをすぐ言葉にして盛り上がっていることに気がついた。
 音楽の展開にぴったり沿って打ち上げられるスターマイン、「マツケンサンバ」や「お祭りマンボ」、「ハンガリアン舞曲」まで、それはそれは見事だった。「ゆかいなサザエさん一家」では、サザエさんのテーマ曲に合わせて、似顔絵を「模した」花火がどんどん打ち上がる。もう終わりかと思ったら、エンディングの曲までいっぱいに使ったのはすごかった。
 創造花火という「一発もの」ジャンルでは、「北海道海産物フェア」(△が二つ重なって、足が最後に出てくるイカや、○の下に足が出るタコなど)が、おかしかった。
 「寒いから」と言われて冬物の上着をもっていって、ほんとに正解だった。トイレは遠いし、寒いのでビールを片手にということでもなく、ほんとに花火だけを楽しんだ二時間。これで一年分の花火はもう見た、そんなかんじ。
 帰りは渋滞でどうなるかと思ったものの、裏道を抜けて、11時前には家に送り届けてもらった。
 快適なドライブも満喫。誘ってくれてどうもありがとう。


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