せきねしんいちの観劇&稽古日記
Diary INDEX|past|will
| 2005年10月02日(日) |
風琴工房『ゼロの棺』 |
千穐楽の舞台。トラムのステージ上に十字に組んだ舞台と宙に浮いた小道具たちが美しい。 とても抽象的なセリフと、まったく具体的なセリフが共存する難しい舞台。俳優のみなさんは、それぞれ、言葉をどう肉体化するか苦労しているように見えた。 死刑制度を題材として扱いながら、人物の内面に決して踏み込んでいかない作劇が独特。 明樹由佳さんが殺される愛人役。「金で磨いて男で洗った」孔雀のようなカラダが、活き活きとしていた。殺されたあと、死体になってからも。 会場で、平田さんとばったり会う。富士見丘のいろいろを立ち話。6年生以外のワークショップの予定を確認する。来週が楽しみだ。
|