せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年09月20日(火) |
「猫のヒゲのしくみ」6日目 |
最初の登場の僕が、「男おばさん」には見えず、「おばさん」としか思えないということになり、どうすると「男おばさん」になるか、芝居をいじる。 男臭さを演じようとすると、宝塚の男役のようになるというのは、わかりきっているので、そうでない、演じてない「素」の状態の男らしさ=何もしないことをめざす。立ち方もついおばさんをつくってしまうのをやめる。ただ、そうすると、二度目の登場以降のキャラが全取っ替えになってしまうので、どうつないでいくか考えに考える。 おおよその見当がついたところで、とにかくやってみようと舞台に飛び出す。結果はどうだったか? ワンダラーズの沖本さんに「試行錯誤してやってるのがわかった」と言われる。たしかにそんなかんじだったかも。 いつもと違うことを夢中になってやっていたせいか、小道具の扇子をぽーんと飛ばしてしまう。やってやろうと思う気持ちが、よくない方に働いたんだと思う。 終盤の入山くんとのやりとりで、ようやく本線に戻った気分。 終演後、反省することがいっぱい。 今日は、一日早い打ち上げ。スタッフ、キャストあわせて、ほんとに大勢で乾杯した。 ワンダラーズのお二人が演じてくれたショートコント「CR絶対王様」。王様のメンバーのキャラを見事につかんでいて、素晴らしかった。 後、一回でおしまいの今回の芝居。悔いのないよう、やりきりたいと思う。
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