せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年09月19日(月) |
「猫のヒゲのしくみ」5日目 |
ソワレのみの公演。 今回の僕の役は、全編女装で、いちど登場した後で、早変わりというか、大急ぎの着替えがある。 劇場入りして、集合して、ダメだしをもらったあと、楽屋に降りて、すぐメイクを始める。 初日があいてしばらく経つと、毎回の公演で、どのタイミングでどこにいるかというようなことも含めて手順が決まってくるものだけれど、今回の僕は、メークのだんどりや衣装の準備や片付けまでもが、すべて段取りどおりになっている。 あわてることなく、一つ一つ、準備をしていく時間は、なぜかとても贅沢で心地がいい。 芝居のことを考えているようないないようなそんな時間が、開演に向けて積み上がっていく。 久しぶりに使っている黒のレースの手袋。いつもばたばたと使ってはしまっていたのを、今回は、しみじみと見てしまっている。 遠い昔に、初めて買った、手袋がどれだけ大事で美しく思えたかと思い出す。ただの衣装ではなく、かけがえのないささやかなきれいなものとして、身につけられているようなそんな気持ちになった。 最後の出の前、手袋をはめて、階段の下でスタンバイ。 僕の前には、フェレットのモンちゃんを抱いた笹木くんが立っている。初日の頃は緊張していたモンちゃんだが、この頃は、この時間、居眠りをしていることが多い。両方のほっぺたを同時に指でなでたら、大きく口をあけてあくびをした。初めて触るフェレット。とってもかわいい。舞台上でも、アメをなめるモンちゃんとちょっとしたやりとりをさせてもらう。 終演後、きんすけくんと、マルゴリータ嬢&早瀬くんに挨拶。さっくり別れてしまい、あとでやっぱり話がしたいなと早瀬くんを追いかけたが会えず。また改めてと思い、一人帰ってくる。
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