せきねしんいちの観劇&稽古日記
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昼、篠原さんと巣鴨で待ち合わせ、食事しながら、富士見丘小学校の打ち合わせ。後期の授業についてと卒業公演の台本について。ひとだんらくして、リアルタイムのクィーンファンだった彼女と、12時篠原さんと「WE WILL ROCK YOU」話でもりあがる。あそこまでやってくれれば文句はないと。同感。 15時、巣鴨の改札で良ちゃんと待ち合わせ。お話しましょうということで。芝居の話、もろもろ。近くのメジャーリーグの事務所におじゃまして、話の続き。デスクのカワイさんとも楽しくおしゃべり。gaku-GAY-kai、来年の公演のことなどなど。 帰り、地蔵通り商店街で衣装を探すことにする。まずはとげ抜き地蔵におまいり。小さなペキニーズを抱いたおばあちゃんとすれちがう。さわっていいですか?ときれいな犬をなでさせてもらう。 「シャンプーしたばかりなの。毎日、一緒に『南無南無』するの好きなのね」というおばあちゃん。別れて振り返ったら、ほんとに一緒にお参りしてた。なんだかうれしくなる。 ひさびさの「マルジ」に寄るが、これといったものはなく、どうでもいいバカ安の浴衣を1枚買って買い物欲を満たす。 夜、青年座公演「明日」紀伊國屋ホール。井上光晴原作の舞台。原爆が投下される前の日の長崎の普通の人々のごくごく普通の日常のお話。黒木和雄監督の映画が大好きなので、舞台化がどうなっているかとても楽しみ。 ピアノとバイオリンとチェロの生演奏でつづる、ほんとに静かなささやかな人々のくらし。 何もないからこそ、いとおしい、そんな生活の尊さ。 長崎弁の美しさに心洗われる。標準語はなんて多くのものをうしなってしまったんだろう。 若い二人の新婚初夜の初々しさ。市電運転手の夫婦の弁当をめぐるやりとり。病院から娘を引き取れと言われているカトリックの夫婦。誰もがいとおしい。 情緒でながれていってしまいがちなこのお話を、鈴木完一郎の演出は、ところどころに群読の場面を入れたり、一人の役者が何役も演じるなどして、これは芝居だということを、きわだたせる。そのことが、よりいっそう、感動を深めている気がする。 終演後、益富さんとごあいさつ。益富さんは、職場で物資の横流しをしたと疑われて留置所に入れられている夫。面会に来た妻とのやりとりが、僕には初めて見る益富さんで、とても新鮮だった。 受付の手伝いをしていたアオキさんにご挨拶。ひさしぶりでうれしい。相変わらずのいい男ぶり。タカヤマくんとロビーでばったり。日に焼けてすっかりたくましくなってる。帰りには、ほんとにひさしぶりな相模原のヤマダさんにもご挨拶。1Fに降りたら、ヤマザキくんにもばったり。この前会ったのはいつだろう。なんだか、いろんなひとと会う、不思議な日。 帰り、北千住まで来たら、電車が止まっている。せんげん台の駅の信号に落雷したらしい。北千住も雨と雷がものすごい。電車が全く動かない。北越谷までの折り返しでそこから先はバスで振り替え輸送とアナウンスがあったのだけれど、電車はちっとも来ないようで、むちゃくちゃ混んでいるようす。覚悟を決めて止まったままの区間準急に乗って待つことにした。北千住駅を出発したのは、1時40分。3時間半、待ってしまった。大袋に着いたのは、2時20分。止んだと思った雨が、けっこうな本降りに。ずぶぬれになりながらようやく家にたどり着く。
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