せきねしんいちの観劇&稽古日記
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朝方、窓の外で猫が鳴いている。網戸を開けてカラダをのりだしたら、物置の上にいるのが見えたので、下に降りて、抱きかかえて、部屋に入れてやる。 と、何かが網戸に当たる音。この音はセミか? 網戸を開けても何もいない。でも、まだ音がするので、まさかと思ったら、窓際のソファベッドの枕のそばにセミが正座していた。というのは、おかしな言い方だけど、一瞬そんな気がした。5センチほどのこぶりなアブラゼミ。つまんで外に出そうとしても、タオルのループに足がひっかかってなかなかとれない。セミはあばれるでもなく、じたじた足を動かしている。ようやくつまんだセミは、とてもかろがろとしていて、その軽さがとても新鮮だった。窓の外に話してやったら、短く鳴いて飛んでいった。「Four Seasons 四季」であゆみちゃんが作ってくれた音とそっくりで、思わず笑ってしまった。 猫は、夏の暑さのせいか、すっかりおとなしく、「いい猫」になってしまっている。母親は、「前はあんなにきかなかったのに」と不思議がっている。人二人との生活に慣れたということだろうか? あまり鳴かない猫だったのが、この頃は、顔を見上げてニャアとよく鳴く。意思表示か? これだけ、家族の一員となっている彼だが、実は、裏の家には毎日のように上がり込んで、ご主人の膝の上で丸くなって寝ているらしい。ひとなつこくなったのは、もしかするとそのせいかもしれないと、ちょっと淋しい気持ち。
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