せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年01月27日(木) |
ワークショップ10日目 |
今日はロジャーの都合で30分早い開始。演出チームは朝練をしたらしい。 挨拶をしてからさっそくチームに別れて、うち合わせ。 昨日、あれこれ話した結果を持ち帰ったみんなとあらためて相談。 新しいアイデアがどんどん出てきて、じゃあ、それをやってみようということになった。 昨日よりもずっとスムーズにやりとりが成り立つ。 みんなでつくるということに慣れたのかもしれない。 僕はチームリーダーをおおせつかったのだけれど、みんなのとりまとめやくに終始。 何をやろうという強烈な意志は誰もが持たないまま、ゆるゆるとみんなの意見の中間点のようなところに落ち着いた。 泥と霧のロンドンで口論になる人たちを演じているうちに、なんだかとっても楽しくなる。 この楽しさがあればなんとかなるよねと思いながら、本番の時間。 演出家チームは、新聞紙と椅子を使った、ダイナミックなムーブメントと芝居でみせる。 Aチームは、車座に座って、ロンドンの妖精たちの会議という設定。おもしろい! YOSHIくんの仕切りかたが見事だ。 僕たちBチームは、一番シンプルだということに気がつき、となり座ったMIKIKOさんと顔を見合わせる。「楽しくやろう!」と言い合ってから舞台に。ITSUさんがしきって、輪になって全員の手を重ねて気合いをいれる。こんなことやるの何年ぶりだろう。 みんなで作る場面は、妙に楽しくて、やっぱりわくわくする。RUMIさんとMAKIKOさんが泥と霧の精になり、みんなの足にまとわりつき、ティッシュペーパーの霧をなげつけ、耳の穴に入れたり、身体にくっつけていく。大法官役のITSUさんには、雪のようにティッシュが積み重なっていく。みんなが去ったあと、それまでずっと朗読していたガス燈役のKANAKOさんが取り残された大法官に寄り添ったところでおしまい。 終わってからロジャーの感想を聞く。僕たちのチームが一番よくできたかもしれないと言われ、また顔を見合わせる。「ディケンズを映画化するときのアプローチはこういうものだと思う」と言われた。 後半は、独白を。次々やろうということで、はじめは名簿順、途中から青井さんがつくったあみだくじの結果の順番ということに。 僕は、出番がないまま終了。動かないハムレットのプランをずっと考えていたのだけれど、動かないことにとらわれるのもよくないと気がつく。声の調子を休憩時間に確認して、これでいけそうだというところが見えた。劇場いっぱいに響かせてた声だけど、こんどは客席の一人一人に手渡すように演じたい。よし、明日、やってみよう。
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