せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年01月26日(水) |
ワークショップ9日目 |
ジュリアス・シーザーをいろいろ演じてみる。 もともと椅子を四つだけおいて、とても狭いエリアを舞台上につくっているんだけど、ロジャーはいろんな状況をつくりだして、僕たちをそこにほうりこむ。 TAKESHIくんとASAKAくんは、客席の後ろにおいてある机のまわりでやってみることに。みんながぎっしりとりかこんで、ものすごい緊迫感になった。僕はプロンプターとしてロジャーのとなりにしゃがみこむ。終わってから、ロジャーに肩を叩かれて「GOOD!」と言われる。 続いて、今度は舞台で椅子のまわりに全員で立った。ロジャーは「僕たちはテントだ」という。人の壁が演技エリアをよりいっそう息苦しいものにしている。照明をできる限り暗くして、「ランプしかない」状況になる。とっても密度の濃い、いい場面ができあがった。 この状況の二組目のキャシアスにYOSHIくんが立候補。だれかブルータスをやらない?というところで、ロジャーが「シンは?」と声をかけてくれた。大喜びで舞台に出る。一昨日、やりきれなかったことを、同じ相手、特に彼とやれるのはほんとうにうれしい。 ロジャーは、「ムッソリーニみたいなブルータスはどう?」と言う。うん、なるほどね。続いて、「この場面の二人は、すでにある緊張感をはらんでいるという設定ではじめてほしい」と。一番低いところからはじめてだんだん上がるというプランを、少し先に進めて、やや高いところから始めてみる。僕はイライラして靴で床を一回蹴ってから椅子に座ってみる。場面が始まった。 YOSHIくんとの芝居は、台詞が時々あやふやになったりしながら、それでも最後のシークエンスがきっちりやりとりできたと思う。ほんとうにおもしろかった!! 相手だけを信じて、呼吸をよみながら、合わせながら、裏切りながら、芝居をつづけることはなんて楽しいんだろう。 終わってから、YOSHIくんにありがとうと挨拶。もう一回必ずやろうねと話す。 ロジャーがまた新しいテキストをみんなに配る。 何度か話に出ていた、「ヘンリー5世」冒頭の序詞役の台詞全部。「最終日には何人かおぼえて演じてくれるとうれしいな」と、挑発するようなことを言うロジャー。 最後に、昨日からの「荒涼館」。軽く読んだあと、俳優チーム×2と演出家チームの3チームに分かれ、それぞれで場面をつくることになる。やっぱりそういうことだったのね。使っていいのは椅子4脚と紙をいくらでも。 さっそく順番に舞台を使い、ホワイエに出て、うち合わせ。 今回初めての集団での作業。なかなかまとまらない。みんなのやりたいことをいろいろ試してみるうちに、時間がきてしまった。 どうなるんだろうと心配だけど、あとは明日。 帰りの電車の中で、「ヘンリー5世」の台詞を入れようと思うが、うまくいかない。「荒涼館」のことで頭はいっぱいみたいだ。
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