せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年01月21日(金) ワークショップ5日目 ピンズ・ログ「サラミの会」

 昨日やった「スーツケースにつめたもの」を、はじめにもう一度やってみる。僕は途中でどうしても出てこないところがあって、あわてる。ようやくクリア。
 今日は、輪になって座らずに、客席にみんな座って、モノローグの発表。これまでずっと見てきていた演出コースの人も感想を言っていく。
 ロジャーは、時々、僕を引き合いに出して、「シンはキャシアスにぴったりのキャラクターで存在がユニーク」と言う。だから、僕がやったのはブルータスなんですけど。
 みんなの発表を見て、今日は僕はやらないでおしまい。篠原さんに「やっぱりキャシアスやってみることにするわ。ロジャーもああ言ってるし」と話す。
 宿題が出た。明日までにシェイクスピアに登場しない人物のモノローグを書いてくること。
 ロミオの元恋人とか、ハムレットの第4の墓堀りとか、リア王の4番目の娘とか。長さは3分間。どうしよう……。
 シアター1010の1Fの花まるうどんで篠原さんと演出コースの方と軽い食事。演出コースは今日の夜、レクチャーがあるんだそうだ。

 僕は、ウエストエンドスタジオに森川くんが出ている舞台を見に行く。けっこうばたばたする。西武新宿線はこんなに不便なんだっけ? 各駅が全然進まない。
 ピンズ・ログ「サラミの会」。予備知識はほとんどないまま、今日も見てしまう。
 まもなく取り壊される大学の校舎にある、映画研究会の部室。日曜日にOBどうしの結婚式があるという週末のスケッチ。森川くんは今はすっかり堅気になったOBの役。
 最初はどうなるかと思うくらい、お話が進まなくて、いらいらしたんだけど、途中から俄然おもしろくなった。
 みんな実に達者で、いい芝居をする。何もおこらないようなお話が動き出してくると、キャラクターがひとりひとりとっても魅力的に立ち上がってくる。
 ちょっといじわるな突き放した人物の描き方をしながら、最後にきれいに幕を降ろした。
 僕は今日もぽろぽろ泣いてしまう。いい芝居だった。
 終演後、森川くんに挨拶。よかったよ!と伝えて帰ってくる。

 帰りの電車の中で、「ジュリアス・シーザー」のキャシアスの台詞を覚えようと思ったのだけれど、ブルータスもあやしいので、開き直って両方入れてみようと思い、はじめてみた。
 不思議と昨日よりもすっきりと頭に入ってくるような気がする。
 いい芝居を見たせいか。
 電車を降りるまでに、終わりまでなんとか到達する。
 新作モノローグのキャラクターもこれでいこうというのを思いついた。

 帰ってきたら、猫が母親の部屋の天袋に入ってしまった。
 お正月に来た子ども達が少し開けたままにしておいたらしい。
 つかまえようとしたら、天井の羽目板がずれていたところから、屋根裏へ。
 ふたりであわてる。
 うちに屋根裏があったということがもう驚き。
 しばらく帰ってこないので、煮干しを持ってきて、誘い出す。
 今度は簡単に投降してきた。すぐ羽目板をなおし、きっちり戸を閉めておく。


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