| 2015年09月08日(火) |
隠岐巡り��隠岐島後 |
朝
恐らく今回の旅で一番ゆっくり出来る朝でしょう
今日はここに連泊なので、船に乗らないからね！
昨日の残りのパンとかを食べて出発
・・・・の前に、コテージの裏手にある『深浦滝』を見ておきます♪
黒い玄武岩に白い滝の水が美しい滝で、コテージから徒歩２〜３分で
見られる滝としては非常に上等なレベルの滝でした！
さて、車に乗り込んで隠岐島後観光へ出発です！！
本日の天気は曇りで強風
ま〜関東や島根本土では台風の影響で酷い事になっているのを考えれば
流石は海上２時間半も離れた島です！
島の北側へと移動して、有名な『ローソク島』を見学です。
高さ約２０ｍの奇岩で、夕陽が先端に重なると、まるで巨大なロウソクに
火を灯したように見える事からこの名で呼ばれています。
ま〜本当にローソクに火が灯った様に見えるベストポジションは
船に乗って海上からでしか見る事が出来ないそうですが、我々は
高台に設置された展望台から見下ろします。
・・・ま〜雨が降っていないとは言え、海は大時化で波高く
遊覧船は全船欠航ですからね〜（涙）
ま〜気を取り直して次へＧＯ♪
お次は『水若酢神社』を拝観です。
延喜式神名帳に明神大社として記される隠岐国の一ノ宮で、本殿は
「隠岐造り」と呼ばれる珍しい造りをした社で国指定重要文化財です。
因みに隠岐では相撲が盛んであり、隠岐出身の力士も何人も
いるそうです。
勿論そんな隠岐ですので、各地区に土俵がありますが、ここ、水若神社
境内の土俵は格式が高い事で（島では）有名です（笑）
映画「渾身ＫＯＮ−ＳＨＩＮ」の舞台でありロケ地となったそうです。
東へと海沿いを移動してやって来たのは隠岐島後北端『白島海岸』
島後の最北端に突出した白島崎には、沖の島・松島・白島・小白島と
いった島々が散在しており、このあたりを総称して白鳥海岸と呼ばれます。
板状亜アルカリ石英粗面岩からなり、長い年月の風化や海食によって
深い青の海と黒い岩肌、白い岩肌、生い茂る木々の緑が島後一の景勝地
と呼ばれるのに相応しい風景を作り出しています！
ま〜残念ながら晴天ではなく曇天ですが（汗）
それでも十分に素晴らしい風景でした♪
だんだんと天候が崩れてきて、小雨が降ってきたり風が強くなって
きています（汗）
そんな中、『浄土ヶ浦海岸』へ到着。
約１ｋｍの長さで島後の東側に広がる海岸で、雄々しく立ち並ぶ岩礁群と
透き通った海との対比は、まさに昔から浄土と呼ばれるに相応しい
美しい風景でしょう♪
・・・・・生憎、現状はゴーゴーと強風に煽られて高波が
ドッパンドッパンと荒れ狂う海で、岩場に囲まれた小さな入江の中の
この海岸だけが波が穏やかと言う、違った意味で浄土っぽいですが（苦笑）
一応、そんなに海には接近せずにサラッと見学。
海岸線から離れて島の中央部、山間部へと入っていきます。
途中、まさかの「道崩落にて通行止め」の看板が出てきて道が通れなく
なっていて周り順を変更したりとあったものの、何とか再び効率の良い
周り順を考えて再出発！当初の予定を変更して、まずは隠岐３大杉の１つ
『かぶら杉』を見に行きます！
根元付近から６本の幹に分かれている不思議な形をした杉の巨木で、
樹高は約４０ｍ。樹齢は約６００年と伝えられています。
港から島の北部へと繋がる山間部を通る県道を走っていると
トンネルの手前に急に出て来ます。
トンネルの手前にちゃんと用意された駐車スペースに車を停めて
暫し何とも変わった形をした杉の巨木を眺めます・・・
そうこうしていたら、何と天気が徐々に回復していくではありませんか♪
小雨もあがり、風も徐々にですが弱くなってきました（笑）
さて、お次は・・・
これも隠岐を代表するポイント！
三大杉の１つで『乳房杉』
隠岐の最高峰である大満寺山中に生える巨木。
樹齢は約８００年と云われ、樹高約３０ｍ、幹囲約５ｍ、主幹は１５本に
分岐し、その分岐した部分から大小２４個もの乳房状の根が垂れ下がって
います。
・・・・・・・・着いて見て
感想が３人して「聖剣伝説２だ」ってのが終わってる（笑）
山中でフィールドワーク中の大学生が居たので少し話したりしてから
我々は先に撤収！
山から降りてきて、島の中央部に建立された『玉若酢命神社』へ
延喜式に載るこの神社は、水若酢神社とともに島後では歴史の古い由緒
ある神社です。
玉若酢命神社は、隠岐国の総社で惣社大明神とも呼ばれます。
本殿は、隠岐にある神社の最古のもので、寛政５年（１７９３年）に
造られたと伝えられています。
勿論この社も隠岐造りといわれる建築方法で作られています。
屋根は茅葺き、千木、堅魚木、のうえに雀踊と呼ばれる横木が置かれ、
普段見ている神社と比べて若干違和感を感じるものの、他の造りと
変わらぬ威厳のある建造物でした。
毎年６月５日に隠岐島後三大祭りの一つ「御霊会風流」が行われます。
神社の境内にて三大杉の最後の１つ『八百杉』を見学！
玉若酢命神社の参道の先、神門をくぐった右側にあります。
樹高３８ｍ、根元の周囲約２０ｍの島根県下一の大きさを誇る杉の
大木です！
樹齢は千数百年と云われ、国指定天然記念物に指定されています。
その昔、若狭の国から人魚の肉を食べて老いる事を知らない
比丘尼が隠岐にやって来て、総社に参詣し、後々の形見にと杉の苗を
植えた。そして「８００年経ったらまたここに来よう」と言ったところ
から、八百比丘尼杉と呼ばれ、いつしか八百杉といわれるようになった
そうです。
続いて近所にある『隠岐国分寺・後醍醐天皇行在所跡』も見学です！
聖武天皇の詔によって建立された隠岐第一の寺院跡で、後醍醐天皇の
行在所跡です。
遺構発掘調査中、奈良朝時代に創建された隠岐最大級の金堂の跡として
確認されました。
さて！お次は・・・・・・・・・・・飯だ！！！
流石に途中で島のスーパーに寄ってお菓子とかジュースを買って
車内で食べていたものの、空腹でヤバイっす（涙）
港の近所の「味乃蔵」と言う店で隠岐の名物の１つ「隠岐蕎麦」を
食します♪
昼の部の営業が終わる直前に店に駆け込んで注文です（汗）
隠岐蕎麦は古くから島民の間でも親しまれてきた、島根を代表する
郷土料理の１つ。
焼き鯖やあご（とびうお）の出汁と十割蕎麦が特徴。
茹でたての蕎麦を器に盛り、熱い鯖出汁をかけるのが一般的♪
そば粉１００％で切れやすいので、丼から直接かき込むように
食べました（笑）
コシは無いですが、鯖の風味が効いていて中々に美味でした！
・・・ま〜値段の割に量が少なくて全然足りませんでしたが（涙）
さて、一応は腹も満たされ（ヲ）
そのまま島の西側へと移動します。
やって来たのは『屋那の松原・舟小屋群』
屋那の松原は、若狭の国から隠岐に来た八百比丘尼が一晩で植えたと
伝えられている松原で、日本の白砂青松百選にも選定されています。
その近くに２０棟ほど残された舟小屋は、杉皮葺きの屋根に浜辺の石が
乗せられた舟の駐車場みたいなもので、それがずらりと２０棟も並ぶ様は
まさにアパートですね（笑）
綺麗な松原と海。
そして海に向かって建ち並ぶ舟小屋・・・
何とも絵になりますね〜
暫しマッタリと風景を楽しみます♪
お次は再度山へと車を進めて行き、辺りに木々と川しか無くなって
くると、次の目的地である『壇鏡の滝』が見えてきます！
「日本の滝百選」「全国名水百選」に選ばれている壇鏡の滝は、屏風の様
な岩壁の中央にある壇鏡神社の両側に高さ４０ｍから流れ落ちています。
向かって右側が雄滝、左側が雌滝。
雄滝は、何と社殿横から滝の後ろへまわる事も出来ます！！
そこそこに急な石段を登って行き、社の下辺りから大迫力の滝を見上げて
から滝の裏側へと移動して裏側から滝を見ると言う珍しい光景を満喫！
次は『あごなし地蔵』を探して移動していたものの、見つからず
何とか社は見つけたものの、肝心の地蔵は？？
・・・どうやら調べたら嘗てここにあった古くから歯痛に効くと
信仰されている地蔵は、明治時代の廃仏毀釈の時に廃棄されそうになった
ので大阪の「東光院」に運び込まれ匿われ、以後そのお寺で保管されて
いるそうです（苦笑）
さて、一応今日の目的地は全て終了〜
・・・・なのですが、さっきから港の周辺で出てくる「城山」って
地名に城スキーの血が騒ぎます（ヲ）
時間もまだあったので、城山地域にある城山って山の周辺をグルグルと
探索してみます！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・！
あった！！
『国府尾城址』を発見です♪
国府尾城は地元豪族隠岐氏の居城。
鎌倉時代初めに佐々木氏が平家討伐の功によって隠岐国の守護となり、
以来、土着した佐々木氏の係累が隠岐氏を称したとされています。
戦国期の天文元年（１５３２年）に、隠岐宗清は国府尾城を築き、本拠を
宮田城から移し、尼子氏の援軍を得て、島後の覇権を賭けて争っていた
ライバルの都万氏を滅ぼし、隠岐を統一しました。
隠岐氏は、永禄９年（１５６６年）に尼子氏の月山富田城が落城する前に
上手に毛利氏に属し、毛利氏の支配下に入り、以降も存続します。
江戸時代、隠岐は松江藩の支配となり、国府尾城は廃城となりました。
遺構は曲輪、土塁、堀切がそこそこ分かりやすく残っており
本丸跡には正体不明のストーンサークルがありビビりました（汗）
・・・・いや〜
老ちゃんとコチヤが車の中で待っているの言うので、一人で登城したの
ですが・・・・・・
やっちまったぜ☆
山城！
読んで字の如く山の城♪
入口の急な石段を登って、真横に山道を進んで行くとまた急な石段♪
・・・・・このセットを２回繰り返しました（涙）
今回は山城が無い予定だったのに、敢えて山城を増やし！
更には１人で山城を満喫してしまったぜ！！
・・・・してしまったぜ！！（涙）
さて、結構ハードだった登城を終えて車に戻り出発
後はコテージに帰って飯食って寝るだけなので、帰り道に
毎度お世話になっているスーパーに立ち寄り、晩飯の食材を
買い込みます。
・・・１食分だけだし、残しても勿体無いし
でも調味料無しは厳しいし〜と結構悩んで買い物をしました（苦笑）
で、一回コテージに戻り荷物を置いてからホテルで貰った割引券を
使って『隠岐温泉』へＧＯ！！！
コテージから５分ちょいで「五箇」と言う日帰り入浴施設に到着！
隠岐島後唯一の天然温泉だそうで、水着着用のスパエリアと普通の風呂
エリアに分かれています。
勿論、そんなに遊ぶ気も無いので水着レンタル無しの風呂エリアのみで
入場です。
丁度良い熱さの温泉に浸かり、２日目の疲れを癒します〜
・・・俺はさっきの山城登城分もね（苦笑）
風呂上りは速攻でコテージに帰り、飯の支度です！
メニューは隠岐の海の幸がメイン♪
地物の鯵、タコ、カンパチ、
そして安かったサーモン（笑）は刺身に！！
これも地物の太刀魚は・・・・刺身でいきたかったのですが、全然切れない
コテージの包丁では鯵を捌くので限界で、泣く泣く予定変更（涙）
昨夜見たＴＶで出てきた煮魚が美味そうだったので、太刀魚は急遽
煮魚でいく事に！
これも安かった鰹はタタキでＧＯ☆
で、肉も食いたいなと買った鶏肉は、調味料が魚用に買った醤油とポン酢、
ニンニクしかなかったのでモヤシとでポン酢炒めに。
残った鶏肉は鳥テキにします。
別個で買った白米と酒を用意して完成！！
いや〜
魚美味い〜〜（涙）
何だかんだで作り過ぎてしまったので、最後は黙々と食い続けて
何とか食い切りました（汗）
明日の朝は出発が早いので、今のうちに片付けや明日の用意を済ませて
から就寝です・・・
何だか台風が２個も日本近辺にいて天候が全く読めませんが
きっと何とかなるでしょう！（マテ）
それでは二日目も無事に終了お疲れ様でした〜！！
続く
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