もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2014年09月10日(水) 海峡の九州3 壱岐

朝、奇跡が!!!



7時に起床した俺が居た。








全米と全俺が泣いた(涙)






昨夜スーパーで買っておいたヨーグルトとかを駆け込んで食って
5分で用意を済ませて宿を出ます。
昨夜の内に精算はしておいたので楽々チェックアウトです♪



10分くらい掛けて、もう既に若干暑い朝の漁港を歩いて行き
『厳原港』より8:50のフェリーに乗り込み対馬を後にします。


今日は1日掛けて壱岐を周ります!
今回は高速艇では無いので、壱岐までの2時間の船旅です。


皆でスヤスヤと寝ていたのですが・・・・・・




同乗の対馬の陸上部の女子高生たちに大声で絡み出す酔っ払いの
ジジイが煩い!!!

「君たちにエーーールを贈るーーーーー!!!」
「皆!ノリが悪いぞ!!それじゃー負ける!!負けるぞーーー!!!」
「対馬を舐められない様に!対馬の誇りを!!エールを贈るーー!!!」


こんな感じで30分以上ハッスルしていました(滝汗)




って言うか、船員!止めろよ!!
こっちは「@大寺の狂犬」と呼ばれていたミッキーさんが
キレてジジイが輪切りに解体されないか冷や冷やものでしたよ(邪笑)




11:05
壱岐の東側の港『芦辺港』に到着です!

港でレンタカーを借りて、さぁ壱岐観光の開始です!!






帰りの船は17:10なので、何だかんだで16:30には
レンタカーを返さないとマズイので、ダッシュでサクサク周るよ〜(汗)




まずは港から少し南下して、急遽行き先に追加した
『はらほげ地蔵』へと到着。

海に並ぶ六地蔵です。
六地蔵は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)において衆生の
苦患を救うという六種の地蔵で、海女で有名な八幡浦の海中に
祀られています。
自然石の頭部で、腹が丸くえぐられているので、はらほげ地蔵と
呼ばれています。
何時、誰が、何のために祀ったか・・・・不明だそうです(苦笑)
遭難した海女の冥福のため、鯨の供養慰霊のためなどと伝えられて
います。

本来は海に並ぶ六地蔵が見えたのですが、満ち潮の関係で
地蔵の台座はおろか、地蔵の首まで海面に沈んでいるので
見た目が溺死寸前の心中現場みたいになっていました(汗)



時間も無いし、見るとことはまだまだあるのでサクサク行きましょう!
お次は壱岐の文化財の宝庫と呼ばれる『安国寺』を参拝です。

1388年(暦応元)足利尊氏は、平和祈願と元寇以来の戦死者の菩提を
弔う為、全国六十六ヶ国と二島に安国寺建立を命じました。
壱岐では従来あった「海印寺」を安国寺に当てたそうです。
開山は京都南禅寺の禅師無隠元晦。
「師子窟」の扁額の掛かる仏殿は、二重屋根の重厚な建築物で
境内の杉の巨木と共に小さいながらも重みのある雰囲気を出す寺でした!

・・・・あれ?
元寇の謝罪と賠償ってあったっけ??(嘲笑)







島の中央部にて『原の辻遺跡』を見学!!
紀元前2〜3世紀から紀元3〜4世紀にかけて形成された大規模な
多重環濠集落の跡地で、芦辺町と石田町にまたがる台地上を中心に、
東西南北ともに約1km四方に広がってる広大な遺跡群です!
平成7年、この原の辻遺跡は「魏志倭人伝」の中に出てくる「一支国」
の王都と特定されたました!!
古代史的に重要な遺物がゴロゴロ出てくる素晴らしい遺跡ですが、
中でも有名なものはムンクの絵のような人面石の出土かな?
結構観光案内のポスターやHPでも使われているので、見た事ある人も
多いのでは??

現在は当時の集落を一部復元していて、高床式倉庫や櫓、小屋や堀、
塀などが建ち並ぶロマン溢れるエリアになっています♪

規模は小さいものの、過去に行った吉野ケ里遺跡に近い
感じですね(過去日記参照)




・・・ただ、あまり人が来ないのか・・・クモの巣が酷い(涙)

少しでも油断していると、歩いている最中に顔にクモの巣が!!




何だかまだ何処かにクモの巣がくっついている感じがしますが
先を急ぎましょう(汗)


詳しい住所が載っていなくて、ナビの地図の地形から推測しながら
迷子になりつつも何とか『興神社』へやって来ました。

神社付近にはかつて壱岐国府があったと考えられており、社名の「興」
は「国府」の意味とされ、壱岐国の総社にあたります。

近年の研究では、壱岐の一ノ宮である天手長男神社は、これから行く
郷ノ浦町田中触の若宮社説が有力になっていますが、未だにこの神社を
一ノ宮と呼ぶ通称は残っているそうです。



続いて近所の『月詠神社』へ
古事記では伊邪那岐命と伊邪那美命が天照大御神の次に産んだのが
月読命とされています。
京都の月読神社は、実は487年壱岐の県主の先祖忍見宿祢が壱岐から
分霊したもので、ここは神道の発祥の地とされています!!


・・・その割には急な石段を登るとすぐに小さな社が建っているだけの
小ぢんまりとした神社でした(笑)






さて!
今まで良いペースで回って来たので、時間に余裕が出てきました!!




・・・・・・・・・調子に乗って行き先追加の寄り道だ〜(ヲ)


追加1・・・・いや、はらほげ地蔵があるから追加2だ(苦笑)
『少貳公園』
またナビが暴走して、狭い狭い漁村の中をさ迷いつつも
やっと到着(涙)
1281年(弘安4年)、4万もの蒙古東路軍が対馬を襲い、次いで壱岐
に攻め込んで来ました。
二度目の襲来、弘安の役です!
北西部海岸(瀬戸浦)と勝本から上陸した元軍を迎え撃ったのが、当時の
壱岐守護代、若干19歳の少貳資時!
島内の船匿城で全滅したと伝えられていますが、戦力差幾つよ?って
中で良く粘ったよ本当に・・・

当時の最前線基地だったこの地ですので、少貳公園の松林の中に資時の
墓があり、海が見渡せる展望台の近くには防人ののろし台や、弘安の役の
碇石がありました。



続いて追加その3
『男嶽神社』

猿田彦命が祭神の神社だけあって、拝殿横の石段には200体を超す
石猿が並んでいます(汗)
最初は牛の健康や繁殖を祈願し石牛を奉納していたと云います、今では
石猿が圧倒的に多いです。
新しいもの古いもの・・・色々な表情やポーズの石猿が並んでいて
楽しいやら怖いやら(苦笑)
もともと神社がある男岳は、山全体が御神体で人は入山出来ず、麓から
参拝していたらしいですが、今は境内まで車で行くことが出来るように
なっていたのでマジで良かったです(笑)
壱岐で二番目に高い男岳展望所からは全島が見渡せてとても綺麗でした!




島の北部までやって来まして、お次は『勝本城』を登城します。

壱岐の北部の漁港勝本港を見下ろす山頂に築かれた城で、1591年
(天正19年)豊臣秀吉が朝鮮出兵にそなえて平戸藩主松浦鎮信に命じて
築城させたものです。
一の門と二の門の間にあった枡形と、その左右の石垣が現存しています。

石段を登っていると・・・・・・・・・








蛇に遭遇!


更に毛むくじゃらのクモとか掌サイズのクモとか・・・
色々ハイレベルな生物とエンカウントしたせいで、クモと蛇の城って
イメージしか無いな(苦笑)






そのままやや南下して、さっきまでは島の西部から回って来たので
今度は東側へと移動します!



まずは壱岐を代表する観光ポイント『猿岩』を見学♪




壱岐の東部にある黒崎半島の更に先端にある高さ45mの海蝕崖の
玄武岩。

マジでそっぽを向いた猿にそっくりです(笑)


OOに見えるOO岩って言うものは全国に結構ありますが、普通は
言われてみれば見えない事も無い・・・かな?ってレベルのものが
大半です(汗)
でも、この猿岩はマジで猿!
しかも若干背中に哀愁漂わしている感じの猿!!
思わず余りの哀愁漂う猿っぽさに爆笑してしまったよ☆



その猿岩の少し手前、規模の割にはひっそりと存在する『黒崎砲台跡』
も勿論確りと見学してきましたよ〜♪


昭和3年から6年までの年月をかけて造られた巨大砲台跡!
口径41cmのカノン砲二門の砲台で砲身の長さ18.83m!
弾丸の重さ1t!
最大射程距離約35km!!
って、茅ヶ崎の実家から横浜まで狙えちゃうのかよ(汗)

同規模の砲台が韓国釜山と昨日行った対馬(豊砲台跡)(過去日記参照)
にありましたが、ここは一発も実弾を発射する事が無かったそうです。

巨大な地下要塞ですが、猿岩展望所の売店裏の山道を少し登ると、砲台の
巨大な穴を上から見る事が出来ました。

かなりの迫力で、その穴の大きさからだけでも当時備え付けられていた
砲の威力が伺えます!!

その分、豊砲台とは違い地上部分の探索はほぼ出来ません(涙)

一応下からも入れたのですが、明かりもついてなく少し奥に行くと
真っ暗で何も見えず、更に進んでもすぐに行き止まりになります。


是非とも下から見上げたかったのですが残念です(汗)





さて、お次は温泉でサッパリしましょう♪
神功皇后が応神天皇の産湯に使われたという伝説のある赤い塩湯
『湯ノ本温泉』にGO!

と言っても、さっき猿岩に来る途中で通り過ぎていたので
あっと言う間に到着です(笑)
「奥壱岐の千年湯 平山旅館」にて日帰り入浴です♪

大学生集団で宿の入口と温泉の入口前、脱衣所は混んでいましたが
奇跡的に露天風呂は貸切でした!

伝説の通り赤茶色した塩気の強い、でも温めで入りやすい温泉で
マッタリと今日の駆け足の疲れを癒します☆



完全復活!!

・・・ま〜ハードな山城とか3桁級の石段とかがあった訳では無いので
元々そんなに疲れてはいませんでしたが、折角なので癒された風でこの
後は行きます(ヲ)


温泉を出て10分足らずで島の中心部に着きました。

この辺は先程の原の辻遺跡を始めとした遺跡群が多く発掘された
エリアです。

ついでなので追加4&5で
『鬼の窟古墳』
『双六古墳』
を見て来ました(笑)

実はさっき見た月詠神社の近所にあった鬼の窟古墳(汗)
「鬼の窟」とは、壱岐では横穴式石室古墳の事を言い、
これは鬼でもなければこんな重い石は運べまいといった解釈からだと
云われています。
6世紀後半〜7世紀前半頃の築造だと言われている古墳で、中に少しだけ
入る事も出来ましたがすぐに行き止まりでした(汗)
当時、壱岐を支配した豪族の壱岐直の墳墓ではないかと推測されています。

双六古墳は壱岐最大の前方後円墳で、結構雑草に覆われていて近づくのに
苦労しましたが、確りと前方後円墳の形が見て取れて面白かったです!



そのまま遺跡ゾーンを南下して行き、やって来ました壱岐の一ノ宮
『天手長男神社』です♪
天忍穂耳尊、天手長男命、天錐女命を祀っています。
137段の苔むした石段を上り詰めると山頂に社殿があります。


・・・・ほぼ山頂まで車で登って行けたので良かったのですが、
石段を上から見下ろして恐怖したね!

137段もあるのに、ほとんどが苔や草で覆われていて
滑りそうだし手摺もないし、石段もがたがたになっていて非常に
歩きにくそうだしで、多分普通に下から登っていたら特に降りは
過酷な事になっていただろうな〜(滝汗)

規模は小さいものの、社殿には所々に極彩色の装飾が残っており、
昔の栄華が偲ばれます。
ここから出土した石造弥勒如来坐像には延久二年(1070年)の銘があり、
日本で三番目に古い石像として国の重要文化財になったそうです!




さて、これで壱岐の観光はほぼ終了です!
最後に福岡に戻るフェリーが出る壱岐の南西部『郷ノ浦港』


に、行く前に最後に『亀丘城』に立ち寄ってみます♪
亀丘城は壱岐の中心となった城で、松浦党で佐賀にあった岸岳城の主で
あった波多宗無が、元寇の頃、築城したと云われています。

戦国時代にかけて松浦氏、龍造寺氏、宗氏の間で翻弄され続けます。
江戸時代には壱岐は松浦氏の領地となり、平戸藩成立後もそのまま
平戸藩領となりました。
松浦氏は城代と郡代を亀丘城へ派遣し、壱岐を統治したそうです。
その為、明治に入り平戸藩領である壱岐は長崎県になりました。

遺構は辛うじて石垣の一部が残るのみでした(涙)




さて、後は給油を済ませてレンタカーを返して港に行くだけです!



予定よりも早く15:30頃にはレンタカーの返却が終わり、
レンタカー屋に近所ですが港まで車で送って貰い、後は船の時間まで
待つのみです・・・




さて『壱岐』の名物と言えば・・・


ミッキー「ウニ!壱岐はウニが有名で調べたら、ウニ丼とか超・美味そう
だった!」
と壱岐に着いて早々に盛り上がった彼でしたが


俺「ウニ好きじゃない」
コチヤ「私も好きじゃないですね・・・」
老ちゃん「・・・・・ウニは食べられない」


あの時のミッキーの寂しそうな顔が印象的でしたので(ヲ)
港で時間もある事だし、ミッキーよ!
思う存分ウニ丼を貪り食うが良いさ☆




俺らは壱岐牛のステーキ丼とか鯵とか入った海鮮丼を食ってるから♪


ミッキー「・・・・ウニ丼¥2000か〜高いな。俺も海鮮丼で!」



って、ヲイ!!!(汗)




食後、17:10のフェリー出稿までは仮眠を取ったり
ゲームしたり本を読んだりと好き勝手やって時間を潰しました。


定刻通りにフェリーは壱岐を出発!




フェリー内で俺とミッキーは只管ゴッドイーター!!(笑)


ミッキーが高難易度ミッションに何故か最弱装備で突入しやがったせいで
大苦戦(汗)

更に連戦ミッションだったので、福岡までの1時間をフルに使ってしまい、
福岡港に着く寸前まで全滅寸前でヒーヒー逝ってました(汗)


最後は俺一人が生き残った状態で、諦めつつの最後の弱斬りで、まさかの
ボス撃破で大爆笑した後、すぐに下船準備を整えて慌ただしく船を
降ります(苦笑)



18:20『博多港』に帰って来ました。
2日前の朝にここから船に乗ったばかりなのに、何故だか少し懐かしさ
すら感じます(笑)

港から歩いて10分もかからずに今日の宿「博多マリンホテル」へと
到着。
すぐにチェックインを済ませ、今夜も俺&ミッキー。老ちゃん&コチヤ
で別れて宿泊です。


荷物を置いたら、ホテルから20分ほど歩きましたが
福岡の夜と言ったらここだろ!?って事で『中洲』の屋台街に
やって来ました♪


何だか規制が厳しくなったらしく、前回来た時よりも勢いが大人しく
なってしまっていた気がします(過去日記参照)


ま〜お約束の豚骨ラーメンを屋台で食って、ネオン街の夜景を眺めたり
出会い橋から流れて聞こえてくる集まったミュージシャンの演奏を
聞いたりして博多の夜を楽しみます☆

満腹で先にホテルに戻る老ちゃんを見送って、俺らは2軒目にGO!

今度は前回も来た「鉄なべ」と言う餃子屋にて餃子を食いつつ酒を飲んで
ご機嫌モードに☆(笑)

明日の空港で読む本を探しに本屋を探しながら15分ほど歩き
結構大きな本屋に入ったのに、今日発売の本が入っておらず
店員に聞いたら「空輸の関係で発売は2日後になります」と聞き
地方都市の限界を知り絶望しました(汗)


そんなこんなで無駄に時間を食いつつも、腹ごなしには丁度いいと
寄り道をしまくって『天神』エリアへと移動します。
駅前の屋台街にて3軒目です(笑)


何となくで入った屋台が大当たり♪

ノリの良い店員2人も良かったけど、
ご機嫌で道行く女の子に「一緒に飲もう!」と絡んでてはシカトされて
逃げられて、店員に「この店、女の子受けが悪過ぎ!」と愚痴っては
結果「お前のせいだ!」と怒られる酔っ払いと
体重120kgで「これでも10kg以上痩せたんだぜ!」と言いつつ
深夜にラーメン食ってるおデブちゃん。
仕事後に飲んで、帰る前に立ち寄ったと思われるサラリーマン2人組



全員メガネじゃん!で大盛り上がりです(笑)

更に俺が頼んだ焼きナスを作る時にナスを切る店員の切り方がエロい!と
物言いが付いたり、「終電で帰る〜」と言っていた酔っ払いの乗る終電が
既に終わっていたりで最後まで楽しかったね!

思っていた以上に俺が頼んだ焼き飯も美味かったし、ミッキーが頼んだ
ラーメンも美味かったそうだし、コチヤが食っていた卵焼きも美味そう
だったな〜

ま〜
知らない連中と気軽に盛り上がれるって屋台の良いところだね♪



帰りはホテルまで面倒だったのでタクシーに乗って一気に帰ります。

車内でコチヤが
「老ちゃん先輩が寝ちゃってたらどうしよう!廊下?野宿??」と
慌てています。

老ちゃんが寝ちゃってたらアウトだから、廊下で野宿頑張ってね(邪笑)

・・・・しかし、ようやくコチヤも旅先でホテルの締め出しの恐怖を
味わうレベルになったか〜(マテ)



ま〜幸い(残念ながら(ヲ))老ちゃんは何時も通りに確りと
起きて待っていてくれたらしいのでコチヤも無事に部屋に入れた
そうです(苦笑)


俺とミッキーは最後に少しだけゴッドイーターをやってから
交代でシャワーを浴びてから、もう最後の夜かよ!?って事で
今更ながらに時間の流れの速さにビックリしつつ就寝です・・・



明日で今年の夏の大旅行も最終日!
このまま何事もなく最後まで楽しく行きたいと思います。
皆、ラストスパートで頑張るぞ!!




続く


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