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2005年08月06日(土)
曇りガラスの夏
 部屋には日焼けで剥がれた皮があちこちに散らばっている。蝉のように一気に脱皮してくれれば楽なのに、埃のようで汚い。気力が減っているので掃除をしようとも思えない。この精神状態では人に会うのも憚られる。友人と会う約束が立ち消えた時、残念さが湧くと同時に迷惑をかけずに済んで少し安心した。


 先日の面接は、結果こそまだ出ていないものの明らかに失敗だった。言いたいことの半分も言えず、言ってはいけないタブーを連発した。確固たる自信を持って発言できないのは、今の会社で誇りに思える実績を残せていないからだろう。まだたったの1社しか受けていないが、転職出来る程の市場価値が自分にはないのかも知れないと思わされた。これから先、何処に行けばいいのか迷いが強くなる。ただ、転職によって環境を変えても自分自身も何処かしら変わらないと、今後も同じようなきっかけで不要に転職を繰り返してしまう懸念がある。今の職場でどれだけ自分が変われるかを、もう一度だけ試した方がいいのかもしれない。先日の面接について結果が通知されたら、転職活動を続けるか否か決断し直そうと思う。


 去年の冬、宇都宮駅構内で少年がイエモンの「バラ色の日々」をギターで歌っていた。それを思い出した昨日の夜、同じ歌をその少年と同じキーでギターを弾きながら歌ったら、不思議な高揚感があった。部屋は楽器の持ち込みが禁止されているのに、隣人が管理人に告げたら大変だ。 //


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