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2005年08月07日(日)
浮揚
 昨日は松戸市で花火大会があった。松戸市内でジャズバーを開いている師匠のもとへ遊びに行った。気持ちがいまいち内向しているせいで、初対面の人全員とはうまく接点が持てなかった。けれど、何人かとは良い面識を持つことができて、浮揚する変曲点を予感した。ジャズに限らず、やはり音楽は生の演奏が一番だ。昨日のライブではトランペットとドラムに心を躍らされた。昨日ジャズバーに来た人たちにとって、NYCはジャズの街だろう。一方僕は、NYCと聞くと真っ先にPET SHOP BOYSの「NEWYORK CITY BOY」のメロディーが浮かぶ。そんなテクノかぶれの僕にとっても、昨日のジャズセッションは気持ちを開放させる魅力をたくさん放っていた。


 ジャズバーの常連さんと話していて、これからの文芸的な創作活動に一筋の光も見えた。表現の基礎さえ身につけていれば、あとは特別なことを書こうと思わなくていい。ただ想起されることをつらつらと綴っていけば、それだけで価値のある作品を残せるはずだ。特定の誰かに読んでもらえないことに不貞腐れるのではなく、感性を自分だけが信じていれば十分と気付いた。誰かの目を気にして他人のために時間を捧げるのではなく、あくまで自分のためだけに費やした時間の成果が他人に影響をもたらせたらいい。


 大抵の分野において才能は先天的なものではなく、止まらずに進んだ結果として後天的に培われる。努力という言葉は苦手だしそう呼べる過程があったとも思わない。ただ、せっかく生きてるのだから、たとえ思い違いであっても一瞬でも信じることのできたことを続けてみようと思う。


 転職活動の続行に決断が出ていなくても、今の会社でやるべきことが若干残っている。先日の面接ではヘルプデスクとしての業務にしか面接官に着眼されなかった。それは無理もない。冷静に考えたら、ヘルプデスク以外での価値を僕自身が今の会社で生み出せていないのだ。その発見が出来ただけでも、先日の面接やこの週末には意義があった。昨日買ったMDウォークマンで今までよりも自転車通勤を楽しみながら、明日から前進的に仕事に臨みたい。 //


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